May 09 2021

They Might Be Giantsがオリジナルマスクを発売

ゼイ・マイト・ビー・ジャンアンツが自らのウェブサイトで「Science is Real(科学は真実だ)」とプリントされたマスクを発売した。このフレーズは、新型コロナウイルスは嘘だと決めつける陰謀論者に対する、科学者や善意の市民からの強いメッセージとしてアメリカで認知され始めている。また、バンドは以前発売したディズニーのゴールドアルバム『Here Comes Science』も再販している。
このバンドは奇妙な存在で、その活動の最初の10年間はドラマーなしだったにも関わらず、アコーディオン奏者を入れていた。彼らの曲は常に各地の大学ラジオ局で人気があったが、北米のトップ40ヒットチャートには入っていない。彼らの一番人気の曲「Birdhouse in Your Soul」はテレビ番組のテーマソングとして使用され(彼らの曲の多くが映画やテレビ番組に採用されている)4つの違うキーを使い、18回のキーチェンジをするものだが、これがアルバムセールスをプラチナ級に押し上げた。バンドは2022年に、彼らのプラチナアルバム『Flood』ツアー開催を決定している。

May 09 2021

Todd Rundgrenがコラボアルバムを制作中

トッド・ラングレンがさまざまなアーティストが参加するコラボアルバム『Space Force』を制作中だという。今回のコラボレーターには、エイドリアン・ブリュー、スティーヴ・ヴァイ、スパークス、ウィーザーズ・リヴァーズ・クオモ、クラウデッド・ハウスのニール・フィン、トーマス・ドルビー、ザ・ルーツやチープ・トリックのリック・ニールセンなど。

May 09 2021

True North Records がJoey Spampinatoのトリビュートを発売

トゥルー・ノース・レコーズが、6月25日にジョーイ・スパンピナートのトリビュートアルバム『パーティ・フォー・ジョーイ』を発売すると発表し、このアルバムの売り上げをNRBQの創立メンバーのベーシスト兼作曲家のジョーイ・スパンピナートのガン治療のために寄付すると表明した。スパンピナートは、NRBQでの活躍の他にも、兄弟のジョニーとスパンピナート・ブラザーズとして活動し、2012年には日本ツアーも行っている。ジョーイの曲を歌った著名な友人らの中には、ベン・ハーパーとキース・リチャーズ、チャーリー・マッスルホワイト、ボニー・レイット、シー&ヒム、スティーブ・フォーバート、アル・アンダーソンやロス・ロボスがいる。悲しいことに、アメリカの奇妙な医療システムでは多くのアーティストが手術や長期ケアを受けられるような金額が払えない。

May 03 2021

Wavy Gravyのためのチャリティ・ショーが5月に開幕

ヒッピーのアイドル、ウェーヴィ・グレイヴィーのためのチャリティ・セレブレーションが5月の14日から16日に予定されている。

ウェーヴィ・グレイヴィーには音楽業界の中でも驚くべき、また少し奇妙な歴史がある。彼は基本的にはピエロかつ平和活動主義者だが、他の多くの経験の中に、グリニッチ・ヴィレッジ・ミュージック・カフェの出演交渉契約担当者があり、ニューヨークではボブ・ディランと短期間同居していたり、俳優でミュージシャンのタイニー・ティムのマネージメントをしたり、ウッドストックのMCを務め、ホグ・ファームと呼ばれるコミューンを開始(ここで豚の世話をすることで無料で住み込みできる取り決めを農家としていた)、音楽フェスティバルで人気のライト・ショーを取り仕切ったり、ラジオのDJとして番組を持っていたり、反原発運動家として活動、子供のためのキャンプを設立し、1時期にはベン&ジェリーズのアイスクリームに彼の名前をとったフレーバーがあった。また、彼はSEVAというチャリティ基金を立ち上げ、恵まれない人々のために眼科のケアを提供できるよう計らった。今度のフェスティバルはSEVAのためのチャリティで、出演者にはジャクソン・ブラウン、ボニー・レイット、マリア・マルダー、ジョン・バエズ、ボブ・ウィアー、スーザン・テデスキ&デレック・トラックス、グラハム・ナッシュ、マイケル・フランティや、ベン・ハーパーらが名を連ねている。

May 03 2021

Amoeba Musicが移転、開店へ

レコードショップのアメーバー・ミュージックが、1年間の閉店期間を経てロサンゼルスのハリウッド・ブルヴァード2600番に移転、新装開店した。アメーバーは北米で一番大きなプライベートのレコードショップだ。3軒のチェーン展開をするこのレコードショップが最初に開店したのは1990年のバークレーで、同じ街でまだ営業しているラスプーチン・レコードの元従業員らがサンセット・ブルヴァードの6400番地に開店。これが彼らの最大の店舗で、フラッグシップ・ストアでもあった。オリジナルの建物が売却されたため、移転を余儀なくされたという。元のストアは2020年2月に閉店し、もう2度と開かないのではと心配されていた。

Apr 27 2021

Dumpstaphunk が新譜をリリース

ニューオリンズ・バンドのダムスタファンクが、新譜『Where Do We Go From Here』を4月23日に発売した。このバンドはアーロン・ネヴィルの息子イヴァン・ネヴィルがリーダー。彼はボニー・レイットやキース・リチャーズの元キーボード奏者だった。彼らのトラック「Justice」は事前にシングルリリースされ、ニューヨークタイムス誌から2020年の曲トップ10に選ばれた。この新譜にはゲストでギタリストのマーカス・キング、トロンボーン奏者のトロンボーン・ショーティーやラッパーのチャーリー・ツナが参加している。

Apr 27 2021

Live NationとTicketmasterが市場独占で注目に

アメリカ議会の議員が集まって、コンサート・プロモーターのライヴ・ネーション、そしてそのチケット発売子会社であるチケットマスターを調査するよう、司法省にレターを提出した。ライヴ・ネーションらは、違法な手段で北米のライブ音楽ビジネス業界を独占状態に納めているという。さらに、ライヴ・ネーションは北米随一のコンサートプロモーターで、チケットビジネスも牛耳っている(彼らのチケット料は高額な事で有名)。また、ライヴ・ネーションは全米にハウス・オブ・ブルーのチェーンやデンバーのフィルモア、ミネアポリス、ニューオリンズ、ニューヨーク市のグラマシー・シアターやアーヴィング・プラザなど、100以上の有名な会場を所有している。

Apr 27 2021

Chaiが3枚目のアルバムを発売に

チャイが3枚目のアルバムとなる『Punk』を5月21日に発売する。この女性バンドは日本だけでなく、USそしてヨーロッパにもファンを獲得している。以前のアルバムは、廃業した北米のレコード会社バーガー・レコードから出版していたが、新譜はシアトルの著名なインディーレーベル、サブ・ポップから発売する。

Apr 18 2021

FujiRockが2021年の開催を決定

フジロックは、2021年8月19日から22日、新型コロナの状況にかかわらず、フェスの開催を決定した。全てのラインナップは日本人アーティストのみで、ラドウィンプス、マン・ウィズ・ア・ミッション、ザ・ボゥディーズ、電気グルーヴ、キング・ヌー、コーネリアス、ザ・ブルーハーブやチャイは参加を決定している。忌野清志郎へのスペシャル・トリビュートあり。入場制限やマスク着用など、安全なイベントへの配慮を行いつつ開催するとのこと。

Apr 18 2021

Adam Schlesingerのトリビュートイベントが5月5日に

2020年4月、52歳で新型コロナに感染、亡くなったアダム・シュレシンガーのトリビュートイベント『Adam Schlesinger, A Music Celebration, Visual Show』が5月5日に開催されることが決まった。シュレシンガーはファウンテンズ・オブ・ウェインのメンバーとして最も有名だが、他のバンドとも関わりを持ち、TV番組や映画音楽も制作(特に有名なのは『That Thing You Do』の主題歌)している。トリビュート・イベントはファウンテンズ・オブ・ウェインのギタリスト、ジョディ・ポーターにより企画され、スマッシング・パンプキンズのジェームズ・イハ、REMのピーター・バック、ダッシュボード・コンフェッショナルのクリス・キャラバ、「That Thing You Do」を歌ったマイク・ヴィオラ、ショーン・オノ、コートニー・ラブ、ベン・リー、ミッキー・ドレンツ、スクイーズのグレン・ティルブルック、ブラック・キーズのパトリック・カーニー、ミシェル・ブランチなど多数が参加予定。このイベントの収益はMusiCaresに寄付される。

Apr 18 2021

PocoのRusty Young、75歳で逝く

バンド、ポコの創設メンバーで、唯一継続メンバーだったラスティー・ヤングが75歳で他界した。ヤングはスティールギター奏者で、バッファロー・スプリングフィールドの「Kind Woman」にも参加している。バッファロー・スプリングフィールド解散後、そのメンバーだったリッチー・フューレイ、ジム・メッシーナ、ヤングとベーシストのランディ・マイズナー、ドラマーのジョージ・グランサムがカントリー・ロックバンドのポコを結成。マイズナーはポコを脱退後、イーグルスに参加している。マイズナーの後釜にはティモシー・B・シュミットが入るが、その後彼も脱退、イーグルスに移った。メッシーナはポコを離れるとヒット・デュオとなるロギンズ&メッシーナを結成する。ポコはカントリー・ロックをジャンルとして確立させたが、メンバーの変動が多く、また人気としてもそこそこだった。一番よく聴かれたのは「Crazy Love」「Keep On Tryin’」、そしてリッチー・フューレイがグラム・パーソンズについて書いた曲「Crazy Eyes」だった。安らかに。

Apr 10 2021

Garage a Troisが4月16日に新譜発売

ガラージ・ア・トロワが新アルバム『Calm Down Cologne』を4月16日に発売、オンライン・ライブを4月9日(米国時間)に行ったという。このバンドは何度か生まれ変わっているが、今回はオリジナルメンバー、ドラマーのスタントン・ムーア(ギャラクティック)、ギタリストのチャーリー・ハンター(彼はノラ・ジョーンズ、R&Bのスターディアンジェロやレゲエの偉人と呼ばれるチナ・スミスなど多くのアーティストとコラボ、またブルーノートでアルバムを出している)、そして驚愕のサックスプレイヤー、スケーリック(クリッターズ・バッギンやル・クレイプール、ネルス・クライン、ピーター・バックやロジャー・ウォーターズらと共演)が参加。ぜひチェックしてほしい!

Apr 10 2021

ラッパーのBhad BharbieがOnlyFansで記録的売り上げ

ラッパーのバッド・バービーが、携帯アプリのオンリーファンズにて6時間で100万円を超える売り上げを叩き出し、アプリ内の販売記録を大きく塗り替えた。彼女が最初に有名になったのは13歳の時、TV番組に母親と共に出演、母に彼女の態度が悪いことや、犯罪的な行為を訴えられた際だ。その後、知名度を売りにラッパーとしてデビュー、「These Heaux」という曲と、その次の「Hi Bich」でもチャート入りした。オンリーファンズはサブスクリプション・アプリで、クリエイターとファンが直接交流ができることを売りにしている(このクリエイターの多くはストリッパーや他の性的業種従事者だが、ミュージシャンやフィットネス系、シェフや料理研究家も利用している)。このアプリのユーザーは2400万を超え、市場価値は10億ドルを超えると言われている。バッド・バービー以前のオンリーファンズ高額販売記録はモデル兼女優兼シンガーのベラ・ソーン。彼女はディズニーの子役出身で、復讐スリラー『Leave Not One Alive』にアカデミー賞女優、メリッサ・レオと出演することが決まっている。

Apr 04 2021

Lotusが社会的距離を保ったライブを屋外で開催予定

ロータスは、4月、コロラドのレッド・ロックスの素晴らしい屋外会場にて「社会的距離に配慮した」イベントを開催すると表明。チケットの人気は非常に高く、結局4月22日から25日と、4日間のイベントへと全体の期間が延長された。みんながお待ちかねの新譜『Citrus』は4月6日にリリース予定。

Apr 04 2021

シンガーソングライターのDan Pennが心臓手術成功

偉大なソングライターと呼ばれるダン・ペンが心臓手術を受け、現在在宅療養中だ。2020年に彼は10年以上ぶりにアルバム『Living On Mercy』をリリース。ダンは、アレサ・フランクリンに「Do Right Woman, Do Right Man」、ジェイムス・カーに「Dark End of the Street」、ジェイムス・アンド・ボビー・ピュリファイに「I’m Your Puppet」、ボビー・ブランドに「I Hate You」やオーティス・レディングに「You Left the Water Running」、スイート・インスピレーションズに「Sweet Inspiration」、ジャニス・ジョプリンに「Woman Left Lonely」など多くのヒット曲を作曲・共作している。速やかな快癒を祈る!

Apr 04 2021

Jackson Browne 7月に新譜をリリース

ジャクソン・ブラウンが72歳にして新譜『Downhill From Everywhere』7月にリリースする。同じく7月にはジェイムス・テイラーと共にツアーを開始の予定。昨年3月コロナウィルスにより病に倒れていたが、現在は体調も良いという。

Mar 21 2021

Coilが30周年に1991年のアルバムのリイシューをリリース

スーパー・カルトの実験音楽バンド、コイルが30周年を記念して、ワックス・トラックス・レコードから1991年のアルバム『Love’s Secret Domain』を、様々なフォーマットでリイシューする。リマスターはジョシュ・ボナティ。今回、ライナーノーツにはマトモスが長文を掲載、中には「Titan Arch」でゲストボーカルを担当したマーク・アーモンドや、プロジェクトに参加した他のメンバーとの思い出話なども。

 

Mar 21 2021

ライブ活動に復活のきざし

北米のライブ音楽ビジネスは2020年3月半ばからほぼ完全に活動停止に追い込まれていたが、復活の兆しが、北米で1億人を超える人々がワクチンを受け終わったことで見えてきた。ニューオリンズの名高いライブハウス、ティピティーナズは、近々制限付きで再開すると広報している。また、ラスヴェガスで毎年9月に開催される音楽祭ライフ・イズ・ビューティフルと、ニューヨークのエレクトリック・ズーが目玉アーティストのラインナップを発表した。

Mar 21 2021

ジャズベーシストPaul Jackson他界

ジャズベーシストで作曲家でもあったポール・ジャクソンが73歳で他界した。ジャクソンはカリフォルニア州オークランド生まれ。彼は9歳でベースを始め、オークランド・シンフォニーと14歳で共演している。サンフランシスコ・コンサーヴァトリーで音楽を学んだ彼は、後に教育者としても活動した。彼が一番よく知られているのは、ハービー・ハンコックとの後半にわたる共演・共作だろう。特に参加した『Head Hunters』アルバムは、アルバム自体がジャズにファンクの要素を強く使った草分けの作品として高く評価されている。オリジナルのヘッドハンターズ・メンバーはハンコックとジャクソンに、ハーヴィ・メイソンがドラムを担当(1アルバムでマイク・クラークと交代した)、ビル・ウィザーズがパーカッションを担当した。彼らの最も著名な曲である「God Made Me Funky」はグラミー賞にノミネートされ、後にフージーズ等にサンプリングされている。ハンコックとジャクソンは「Chameleon」を共作、この曲は現在ジャズのスタンダードナンバーとされている。ジャクソンは他にも、サンタナ、アステカ、ソニー・ロリンズ、スタンリー・タレンタインやポインターシスターズなどとも共演している。1985年に彼は神戸に移住し、日本各地で音楽教育に携わる傍、東芝EMIから『Black Octopus』アルバムを上梓し、高く評価されている。日本でも彼はChar、ツトム・山下、渡辺貞夫など多くのトップミュージシャンと共演している。また、彼はドラマーのマイク・クラークとも強い友情を継続、1998年にアルバム『The Return of the Headhunters』をリリースした。

安らかに。

Mar 07 2021

ハワイアン音楽のKuana Torres Kaheleが新譜をリリース

ハワイアン音楽の象徴とも呼ばれるクアナ・トレス・カヘレが最新アルバム『Nani Wai’ale』をリリースし、アイチューンズのメインチャートで29位につけるなど、非常に高い評価を得ている。カヘレはハワイ文化の第一人者で、多くの楽器を弾きこなし、ハワイ語で執筆・作曲を行う。また、傑出したダンサーで、ダンスも教えている。ソロ作品の他にも、大人気バンドのナ・パラパライのメンバーとしても活躍し、バンドとして7枚のアルバムをリリース、ハ・ホク賞も受賞している。クアナはまた、ピクサーのアニメ映画『Lava(邦題:南の島のラブソング)』のサウンドトラックも手がけている。日本にはクアナ・スクール・オブ・ハワイアン・アーツを開設しており、東京・大阪・京都でもハワイの音楽と文化を広めている。

Mar 07 2021

Lotusが新 EPでカムバック

エレクトロニック・グルーブ・マスターズのロータスが、新EP『Citrus』を4月6日にリリースする。トラック「Phantom Tooth」はすでにオンラインで視聴可能。このバンドは元々インディアナで結成し、人に「ジャムトロニカ」と呼ばれる位、ジャムバンドとして人気が高く、オーブと比べる批評家も多かったが、彼らのサウンドはジャズ・ファンクやエレクトロ・ポップをより取り入れていた。ロータスは日本にも6回きていて、クラブでのショーや、グリーン・ルーム・フェスティバル、フジロックにも参加している。

Mar 07 2021

Jay-ZがTidal株を売却

ジェイ・Zが、支配株として保有していたストリーミング・サービス、タイダルの株式を、Twitterの共同創立者ジャック・ドーシーが設立したモバイル支払会社のスクエアに売却した。タイダルの金額は2億9700万ドルと言われている。ビヨンセ、マドンナやリアーナはそれぞれの株式をそのまま保有している。2015年にジェイ・Z が彼らを説得、共同でこの会社を5600万ドルで購入した。タイダルは、業界のトップランナーであるスポティファイに対して、よりクオリティの高い音響や、アーティストへの還元率の高さなどで差をつけていた。

Mar 07 2021

The Dictators が再結成、アルバムをリリース

NY出身で非常に影響力の強いプロト・パンクロックバンド、ザ・ディクテーターズが再結成し、今年中にアルバムを出す予定だ。オリジナルのバンドは1973年にトータル・クラッドをやめたロス・”ザ・ボス”・フリードマンと、音楽ジャーナリストだったアンディ・シャーノフ、共通の友人だったスコット・”トップ・テン”・ケンプナーが始めた。ドラマーとしてはスチュー・ボーイ・キングやリッチー・ティーターなどが参加した。今回の再結成では元ブルー・オイスター・カルトのアルバート・ブーチャードがドラムスとして参加する。元ローディーで、バンドの秘密兵器としてヴォーカルを担当していたディック・マニトバは今回はメンバーに入っていないようだ。ザ・ディクテーターズは1975年3月にデビューアルバム『Go Girl Crazy』をリリースした。批評家からは絶賛されたものの、売り上げがそこそこしかなかったため、エピックレコードは契約を解除した。しかし、その後CBGBなどのパンクシーンが活性化したことにより、バンドへの期待値が上がり、ディレクターズはアサイラムから2枚のアルバムをリリースし、全米ツアー、ヨーロッパツアーなどにも出ている。その後バンドは、1990年にはマニトバのワイルド・キングダム『…And You?』アルバム、2001年にはザ・ディレクターズとして『D .F .F .D.』のために再結成を繰り返す。今回の再結成では、すでに「God Damn New York」のシングルリリースと動画リリースを1月に済ませ、今月また別のシングルをリリース予定だ。

Feb 27 2021

PIGがアルバムのヴァイナル盤をリリース

英国のインダストリアル・ミュージック・アーティストであるPIGが、最近発売されたアルバム『Pain Is God』の豪華でポップな、ダブル・ディスクのヴァイナル盤をリリースした。PIGはレイモンド・ワッツのステージネームで、彼はナイン・インチ・ネイルズとツアーを回ったり、アレクサンダー・マックイーンのためにファッションショーの音楽を担当、カール・ハイドやキース・ラブランクらとコラボレートしたり、バクチクのメンバーとプロジェクトバンド、シャフト・アンド・シュウェインを結成するなど、活動は多岐に渡っている。

Feb 27 2021

Gene Taylorが68歳で他界

ピアノの偉人、ジーン・テイラーが68歳で他界した。LAにルーツがあるロックバンド、ザ・ブラスターズのキーボーディストとして特に知られているテイラーだが、彼は10代の間にブルースの偉大なアーティストだったビッグ・ジョー・ターナーやT-ボーン・ウォーカーと共演している。また彼は、ブルース・ロックの大御所バンド、キャンド・ヒートやロニー・ホーキンズ、ダウンチャイルド・ブルース・バンドやファビュラス・サンダーバーズらとも共演、プロジェクト・グループのフォーマリー・ブラザーズにもダグ・ショーン、アモス・ギャレットらと参加。このグループでは1999年に日本でアルバム録音も行っている。正確な死因はまだ不明だが、彼は類を見ない大寒波に見舞われ、5日間も停電となっていたテキサスの自宅で発見されている。

Feb 07 2021

Mike Dillon、コロナ戒厳令中も精力的に活動中

パーカッション・木琴の奏者として知られるマイク・ディロンがコロナ戒厳令中もアクティブに活動、3枚のアルバムをリリースすることがわかった。タイトルはそれぞれ『1918』『Shoot the Moon』そして、自伝的な『Suitcase Man』。マイクはクリッターズ・バッギンと来日したり、音楽ディレクター、リッキー・リー・ジョーンズのツアーバンドに参加、アニ・ディフランコ、ギャラクティック、カール・デンソンやル・クレイプールなどとも共演している。

Feb 07 2021

Lotusがヴァーチャル・ツアーを開催中

数年前にフジロックを沸かせたエレクトロニック・ジャム・バンドのロータスが、「Lotus Virtual Winter Tour」と銘打って、ライブ・ストリーミング・イベントを開催中だ。内容としては、過去のライブ・ショウの録画となる。
加えて、キーボード奏者兼ギタリストのルーク・ミラーが新シングル「Better Mind」を、ルーク・ザ・ナイフという名義でのソロデビューアルバム『DISCO NAP』の前座としてリリース。基本的にはインストバンドであるロータスとは違い、彼のソロ・シングルには、ロータスの最新アルバム『Eat the Light』にゲスト出演していたレイヴァン・ジェーンが参加している。

Feb 07 2021

Alice Cooperの最新作、月末にリリース

Alice Cooperが最新作『Detroit Stories』を2月26日にリリースする。アリス・クーパー・バンドは、アリゾナ州にあるコルテス高校のクロスカントリーチームの部員の仲間で結成され、最初にロサンゼルスの、フランク・ザッパのストレート・レーベルと契約を結んだ。しかし、彼らのロックとホラー映画の融合というスタイルが最初に受け入れられたのはデトロイト・エリアでだった。アリス・クーパー、出生名ヴィンセント・ファーニアの生まれ故郷は、彼のインスピレーションともなったストゥージスやファンカデリックの出身地でもある。また、この町ではバンドの指標となるアルバムとなった『Love It To Death』のプリ・プロダクションを19歳の駆け出しプロデューサーだったボブ・エズリンと行っている。バンドの最新作は、デトロイト・ハード・ロックへのトリビュートとも言えるサウンドで、ゲストにはデトロイトの伝説的プレイヤー、MC5のウェイン・クレイマーや、ミッチ・ライダーやデトロイト・ホイールズで怪物と呼ばれたドラマー、ジョニー・”ビー”・バダンジェックを迎えている。また、新曲「Social Debris」にはオリジナルのアリス・クーパーのメンバーが勢揃いした。

Feb 07 2021

Southern Culture on the Skidsが3月に新譜を発売へ

サザン・カルチャー・オン・ザ・スキッズが、3月12日にほぼアコースティックなアルバム『At Home with Southern Culture on the Skids』をリリースする。このバンドはファンキーなロカビリー、サーフ、R&B、スワンプロックを融合したスタイルと、テレキャスター一筋のギター名人リック・ミラーの技が相まって、世界中にファンがいる。

Jan 17 2021

Sylvain Sylvainが他界

ニューヨーク・ドールズのギタリスト兼ソングライターとして知られるリズム・ギタリスト、シルヴァイン・シルヴァインが癌との戦いを終え、他界した。シルヴァインはエジプトのユダヤ系一族の出身。政治的な問題から、彼が10歳の時にパリへ、その後ニューヨークへと移住した。高校卒業後、アパレル業界でふらふらしていたところ、マルカム・マクラーレンと出会う(その後ドールズのマネージメントを短期間だけ担当、その後シルヴァインに彼がマネージメントすることになるセックス・ピストルズに参加しないかと誘った)。ドールズは1973年のデビューアルバムをするなりセンセーションを巻き起こし、クリーム・マガジンの読者による投票で、ベストバンドと最悪バンド両方の1位を獲得した逸話がある。初期のドールズは、内部の不和やジョニー・サンダースとジェリー・ノーランのドラッグ問題などにより、1974年に出した『Too Much Too Soon』を含む2枚のアルバムしか出せなかった。それでも、ニューヨーク・ドールズはグラム・ロック・ムーブメントの代表バンドの1つとして君臨、パンクロックに大きな影響を与えた。ドールズの解散後、シルヴァインはドールズのシンガー、デイヴィッド・ヨハンセンとヨハンセンのソロバンドで活動、1975年にはジェフ・ベックと、日本の後楽園でのライブに新生ニューヨーク・ドールズとして来日公演を行っている(メンバーは刷新後)。

ドールズの熱烈なファンのひとりとして、有名になる前のモリッシーがいる。彼は自分でドールズのTシャツを作ったり、スクラップブックにバンドの写真や記事を集めていた。2004年に、モリッシーのリクエストに答えて残っていたドールズのメンバーがロンドンで開催されたメルトダウン・フェスティバルに参加した。この時の様子は映画化され、ヴィデオとしてリリースされた。その後、残ったドールズのメンバーはそれぞれのサイドプロジェクトを行いつつ、3枚のアルバムをリリースする。2018年2月にはシルヴァイン、そしてドールズに後から参加したスティーヴ・コンテ、サミ・ヤッファが東京のクラブでギグを行った。
安らかに。