Category: アワード

Sep 10 2012

Lana Del Rey 、引続き世間の注目を集める

アメリカ・ミューヨーク出身の歌手、ラナ・デル・レイが、英版の男性向け情報誌「GQ」でこの1年で活躍した人に贈られる同誌の「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」を受賞し、同誌の10月号の表紙でヌードを披露した。彼女はH&M (エイチ・アンド・エム) の2012年秋冬キャンペーンに起用されており、キャンペーン用ミュージックビデオも撮影され、Bobby Vintonの「Blue Velvet」をカバーしているそう。9月19日からhm.com 視聴することができ、編集版はテレビコマーシャルに使われる予定だ。

Lana Del Rey

Sep 10 2012

実力派女性シンガー&ソングライターEmeli Sande、躍進中!

2012年大注目の新人とイギリスで超話題となっているエミリー・サンデーが、9月6日にロンドンで行なわれたiTunesフェスティヴァルに出演し14曲を熱唱した。その中にはColdplayの「EveryTeardrop A Waterfall」やBob Marleyの「One Love」のカバーも披露したそう。 彼女はイギリスで最も権威のある音楽情報紙のひとつ<Q Magazine>が主催する、今やイギリスで最も栄誉ある音楽授賞式として認知されている “Q Awards” で、2012年のベスト・ソロ・アーティストにもノミネートされた。

Emeli Sandé

Aug 27 2012

エアギター世界大会、日本人が6位に

フィンランドのオウル市で開催されたエアギター世界大会で、フレーミング・サイドバーンズの「ルーズ・マイ・ソウル」を演奏したジャスティン・“ノルディック・サンダー”・ハワードが優勝した。日本代表のチョコバット鵜飼こと斉藤岳人は6位と健闘した。

Aug 02 2012

Pussy Riotのメンバーに7年の懲役刑

プッシー・ライオットは、カラフルな覆面をまとって反プーチン政権を掲げるゲリラ・パフォーマンスで知られるロシアのフェミニスト・パンク・バンドだ。現在、ロシア正教会と政府の癒着を痛烈に批判するパフォーマンスをキリスト大聖堂内で行なったことで“フーリガン行為”で勾留中のバンドメンバー3人が7年の懲役刑に直面している。バンドを危険分子とみなすプーチン大統領は、一般市民が彼女たちに反感を抱くように仕向けようとしたが失敗に終わっている。また、レッチリ、マドンナ、フランツ・フェルディナンド、ピーター・ガブリエル、スティング、フェイス・ノー・モアー、ビースティー・ボーイズのアドロックなど多数のミュージシャンがプッシー・ライオットへの支持を表明している。

Jul 12 2012

D’AngeloがBET Awards授賞式に登場

人前にあまり姿を見せないことで有名なディアンジェロが、BETアワード授賞式でのパフォーマンスために12年ぶりにテレビに出演した。授賞式では「アンタイトルド(ハウ・ダズ・イット・フィール)」をピアノで演奏した他、新曲「シュガー・ダディー」を披露。一流ベース・プレイヤーのピノ・パラディーノ(ザ・フー)、ドラマーのクリス・“ダディー”・デイヴ(ロバート・グラスパー・トリオ、ミシェル・ンデゲオチェロ)ら素晴らしいバンド・メンバーによる演奏も好評を博した。ディアンジェロは、2000年に1位を獲得したプラチナ・アルバム『ブードゥー』以来、アルバムを発表していない。2009年から制作中で今年後半にリリース予定の新作『ジェームス・リヴァー』には、プリンス、マーク・ロンソン、ロイ・ハーグローヴとのコラボ曲が収録されているそうだ。

Jun 21 2012

西海岸カントリーの第一人者Buck Owens

日本では主にニッチなマーケットに支持されているカントリー・ミュージックだが、故・バック・オウエンズの音楽はいわゆる南部産カントリーとは異なるサウンドだ。オウエンズは西海岸らしいからっとした明るさが特徴の“ベイカーズフィールド・サウンド”で世界中のファンを虜にした。ビートルズはオウエンズの「アクト・ナチュラリー」、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルは「ルッキン・アウト・マイ・バック・ドア」の歌詞の中でオウエンズの名前をあげている。日本でも人気があったオウエンズは1967年に来日ツアーを行い、日本人女性に捧げたラブ・ソング「メイド・イン・ジャパン」を作曲。1968年にジョンソン大統領に招かれてホワイトハウスで行なったパフォーマンスのライブ音源は『ライブ・アット・ザ・ホワイトハウス』というタイトルでリリースされている。

May 30 2012

Kuana Torres Kaheleが〈Hoku Award 2012〉5部門制覇

5月27日(日)に開催されたハワイのグラミー賞、ナホク・ハノハノ・アワード授賞式でハワイ島ヒロ出身のクアナ・トレス・カヘレが5部門受賞という快挙を成し遂げた。クアナが受賞したのは、最優秀男性ボーカル賞、最優秀ハワイアン・アルバム賞、最優秀楽曲賞(「ナー・バケロス」)、最優秀ライナーノーツ賞、最優秀アルバム賞。フラダンス愛好家の間で絶大な人気を誇るトラディショナルなハワイアン・バンド、ナ・パラパライの創設メンバーとして最も知られるクアナは、現在も唯一のオリジナル・メンバーとして活動中。ナ・パラパライの最新アルバム『Ha’a』は6月26日にリリースされる。今年のホク・アワードのその他の受賞者は以下のとおり。

・ 最優秀女性ボーカル賞:ナタリー・アイ・カマウウ(『A』)
・ 最優秀新人賞:スター・カラヒキ(『ソルト』)
・ 最優秀ハワイ語パフォーマンス賞:「フラ」、ロバート・カジメロ
・ 最優秀インストゥルメンタル・アルバム賞:『ピース・ラブ・ウクレレ』、ジェイク・シマブクロ
・ 最人気エンターテイナー賞(一般投票):ジェイク・シマブクロ

May 18 2012

Brian Enoが英国アカデミー賞を初受賞

ロンドン西部のギャングをシリアスなタッチで描いた英TVドラマ『トップ・ボーイ』のサウンドトラックを手がけたブライアン・イーノが、英国アカデミー賞のオリジナル音楽賞を初受賞した。英国アカデミー賞は、BAFTA(英国映画テレビ芸術アカデミー)がその年のテレビ、映画、テレビゲームに関連した功績に対して授与する賞だ。

May 15 2012

Na Palapaliの新譜が6月末にリリース

ハワイのスター、ナ・パラパライがニュー・アルバム『Ha’a』を6月26日にリリースする。バンドのリーダ、クアナ・トレス・カヘレは今年のホク・アワードの最多10部門にノミネートされている。ホク・アワード授賞式は5月29日に開催される。

Apr 16 2012

ロックの殿堂式典が開催

14日に開催されたロックの殿堂式典に、殿堂入りを果たしたビースティー・ボーイズが出席した。現在、癌と闘病中のアダム・ヤウクは欠席したが具体的な理由は明らかにされていない。メンバーのアダム・ホロヴィッツが家族、友人、ファンらにあてたヤウクからのメッセージを読み上げた。プレゼンターをつとめたのは、ビースティー・ボーイズがリック・ルービンにデモを聴かせたのをきっかけにDef Jamと契約したLL・クール・J(ちなみに、この当時ルービンはニューヨーク大学の学生寮内の自室をDef Jamのオフィスにしていた)。そして、1987年にビースティー・ボーイズのツアーでオープニングをつとめて客層の拡大に貢献したパブリック・エナミーのチャック・Dだ。アディダスのグリーンのトラックスーツをまとったキッド・ロック、ブラック・ソウト、トラヴィー・マッコイらがビースティー・ボーイズ・メドレーを披露し会場を盛り上げた。

1976年に他界したブルース・ギタリストのフレディー・キングへのトリビュート・パフォーマンスでは、ZZ・トップとデレック・トラックスがキングの曲を熱唱。ブラッディーマリーが一番の好物と言われるほどの大酒飲みだったキングは42歳という若さで他界した。しかし、彼の残した作品はエリック・クラプトン、ジェク・ベック、スティーヴィー・レイ・ヴォーンをはじめとする数多くのギタリストに大きな影響を与えてきた。

ドノヴァンとプレゼンターのジョン・メレンキャンプ(聴きこんでボロボロになったドノヴァンのアルバムを持参)は、日本のゴールデン・カップスなど多数のアーティストにカバーされてきたドノヴァンの人気曲「シーズン・オブ・ザ・ウィッチ」を共演した。

Apr 13 2012

ロックの殿堂入り式典が今週末開催!!

ロックの殿堂入り式典が4月14日(土)に開催される。今年殿堂入りを果たしたアーティストのプレゼンターには、コメディアンのクリス・ロックがレッド・ホット・チリ・ペッパーズ、スティーヴン・ヴァン・ザントが再結成したフェイセズ(残っているオリジナル・メンバー全員が出席の予定) 、グリーン・デイがガンズ・アンド・ローゼズ(一部のオリジナル・メンバーと新メンバーが出席するが、リーダーのアクセル・ローズは欠席)、チャック・DとLL・クール・Jがビースティー・ボーイズ、ジョン・メレンキャンプがドノヴァン、ZZ・トップがフレディー・キング、キャロル・キングがドン・カーシュナー、ベット・ミドラーがローラ・ニーロに決定している。

Apr 13 2012

ロックの殿堂入りアーティストDonovanの実力

今時の若者にはほとんど知られていないかもしれないが、60年代に大人気を博したイギリスのシンガーソングライター、ドノヴァンは当時ボブ・ディランのライバルと見なされていた存在だった。1973年に武道館公演を行なったドノヴァンは、次々と世界的ヒット曲を生み出し、多数の人気アーティストが彼の曲をカバーしてきた。「シーズン・オブ・ザ・ウィッチ」はアル・クーパー、ブライアン・オーガー、ドクター・ジョン、ゴールデン・カップス、ホール、ジョーン・ジェット、ルー・ロウルズ、テリー・レイド、ヴァニラ・ファッジらがカバー。また、「ファット・エンジェル」はジェファーソン・スターシップ、「ヘイ・ジプ」はアニマルズ、「メロー・イエロー」はハービー・マン、「ミュージアム」はハーマンズ・ハーミッツ、「ウェア・ユア・ラヴ・ライク・ヘヴン」はアーサー・キット、「ゼア・イズ・ア・マウンテン」はオールマン・ブラザーズ(「マウンテン・ジャム」に改題)にそれぞれカバーされてきた。

Apr 12 2012

Axl Rose、ロックの殿堂入りを拒否

アクセル・ローズが、今年のロックの殿堂授賞式を欠席し、ガンズ・アンド・ローゼズのメンバーとしての殿堂入りを拒否する内容の長ったらしい声明文を公表した。その理由については詳しく説明していないが、どうやら一部のオリジナル・メンバーが気に食わないから嫌だ、というのが声明文の要点のようだ。アクセルはこの間まで授賞式に出席する意志があることを示唆していた。現在、自分以外は新メンバーをいれたガンズを率いるアクセルだが、最近リリースしたアルバムは、超大ヒットを記録したデビュー・アルバムと比較すると雀の涙ほどしか売れず、ライブ公演も過去のヒット曲を中心とした内容で行なっている。

Mar 29 2012

Rod Stewart、The Facesと1夜限りの再結成ライブ

ロッド・スチュワートが、4月14日に米クリーブランドで開催されるロックの殿堂式典でフェイセズと1夜限りの再加入パフォーマンスを行なう。今年ロックの殿堂入りを果たしたフェイセズのメンバーがロッドとライブを行なうのは、1993年にロッドがブリット・アワードで特別栄誉賞を受賞した時のステージ以来。ロッドをフェイセズ再結成に参加させるこれまでの試みは、ロッドがメンバーの誰よりも大きい報酬額を要求したため全て失敗に終わっていた。

Mar 18 2012

SXSW上映のドキュメンタリー「Marley」が好評

SXSWでプリミア上映されて高い評価を集めたボブ・マーリーの新作ドキュメンタリー映画『マーリー』(2時間30分)について、多数の人々がレゲエ・スターの素顔に迫った最高傑作という感想を寄せている。アカデミー賞受賞歴を持つケヴィン・マクドナルド監督による今作は、マーリーの家族、助言者だったクリス・ブラックウェル、バンド仲間のバニー・ウェイラー(もう1人のバンド仲間、ピーター・トッシュは1987年に殺害された)、プロデューサーのリー・ペリーらの協力の元に製作された。正式な全米公開は4月20日からスタート。SXSWのフィルム・フェスティバルでは授賞式も開催され、バトルズの「マイ・マシーンズ」のPVが最優秀ミュージック・ビデオ賞を受賞した。

Mar 14 2012

Kuanaが〈Hawaiian Music in Japan〉をスタート

クアナ・トーレス・カヘレは、これまでにホク・アワードで最優秀ボーカリスト賞、最優秀楽曲賞(「ナ・ヴァケーロス」)、年間最優秀アルバム賞(『カウナロア』)、年間最優秀エンターテインナー賞など5部門にノミネートされている。ソロおよびナ・パラパライのメンバーとしての活動で知られるクアナは、今年から日本で〈Hawaiian Music in Japan〉をスタートする計画だ。

Mar 08 2012

レッチリの元メンバーがロックの殿堂授賞式に

レッチリがロックの殿堂授賞式に元メンバーらを招待していたことが明らかになった。元ギタリストのジョン・フルシアンテは丁重に出席を辞退したが、元ドラマーのジャック・アイアンズ(最近ウォールフラワーズで活動)とクリフ・マルティネス(現在は映画音楽で大成功を収めている)は出席する意向だ。

Feb 28 2012

アカデミー賞最優秀主題歌賞は「ザ・マペッツ」に!

第84回アカデミー賞の最優秀主題歌賞には、コミック・バンドのフライト・オブ・ザ・コンコーズのブレット・マッケンジーによる「マン・オア・マペッツ」が選ばれた。昨年11月に全米で公開された映画「ザ・マペッツ」は、5月19日に日本で公開スタートする。

Feb 24 2012

〈Brit Award 2012〉7年ぶりの最高視聴率

数多くのスターが登場した今年のブリット・アワードが大盛況のうちに閉幕し、メディアの大きな注目を集めた。誰もが予想したとおり、今年のグラミー賞を制覇したアデルが最優秀女性ソロ・アーティスト賞と最優秀アルバム賞の2部門を受賞した。このイギリス最大の音楽賞授賞式でやや問題だったのは最後に時間が押してしまい、ホストがアデルの受賞スピーチを中断したことだ。これに対し、普段は穏やかなアデルがムッとしてスピーチ最後に中指を突き出すというハプニングが起こった。この後に司会者とBBCは謝罪を表明。今回のサプライズは、授賞式のためにオーストラリアから渡英したジョージ・マイケルがアデルのプレゼンターをつとめたことだ。最近のマイケルは目立った活動をしておらず、麻薬依存症のリハビリや、2011年終わりにウィルス感染が原因で受けた気管切開の緊急手術の療養に専念している。ちなみに、コールドプレイは最優秀グループ賞を受賞。エド・シーラン(つい先日、InterFMでガイ・ぺリーマンの番組に出演)は最優秀男性アーティスト賞と最優秀新人賞の2冠を達成した。授賞式のテレビ中継は2005年以来となる最高視聴率を更新し、iTunesでは受賞者の作品の売上げが急上昇した。

Feb 17 2012

ロックの殿堂授賞式、ガンズがオリジナル・メンバーで出席?

ガンズ・アンド・ローゼズのキーボードプレイヤー、ディジー・リードがビルボード誌に語ったところによると、4月14日に行なわれるロックの殿堂授賞式に、ガンズのオリジナル・メンバーつまりイジー・ストラドリン、スティーヴン・アドラー(1985年から90年に在籍)、スラッシュ(1985年から96年)、ダフ・マッケイガン(1985年から97年)、アクセル・ローズが出席するそうだ。長年に渡ってアクセルとスラッシュの間の確執が続いていることや、アクセルが頻繁にガンズのメンバーを入れ替えていることから、ロックの殿堂へのオリジナル・メンバー全員の出席は高い関心を集めてきた。また、1990年にヘロイン中毒でバンドを解雇されたアドラーは依存症を克服するリハビリをしてきたが、つい昨年に再発。雲行きは少々怪しい感じだ。これまでにバンドの“メンバー”として活動してきた人数は22名、現在はアクセル、そして1990年に加入してから最も息の長いディジー・リードをふくむ8名だ。企業的かつ政治的な風潮が支配しているロックの殿堂の正統性を疑問視する声は多い。ロックとは関係のないヒップホップやポップ・アーティスト、そしてブルース・スプリングスティーンのカバー・バージョンしかヒットしていないのにも関わらず“評論家が全絶賛した”パティ・スミスらがロックの殿堂入りを果たしていることも指摘されている。その一方で、キス、ディープ・パープル、ボン・ジョヴィ、チープ・トリック、アイアン・メイデン、ジューダス・プリースト、ジャーニー、ラッシュ、ハートといった商業的な成功を収めている大人気アーティストらが完全に無視されているのもおかしな話である。

Feb 14 2012

第54回Grammy賞はAdeleが独占!

ホイットニー・ヒューストンの急死が悲しいニュースとなった今週だが、グラミー賞授賞式はポジティブで良い雰囲気の中で開催された。誰もが予測したとおり今年のグラミー賞を制覇したのは最多6部門を受賞した23歳のイギリス人女性、アデルだった。日本での売上げは中程度に留まっているアデルのアルバム『21』だが、イギリスとアメリカでは2011年最大のヒット作となっている。広い層の音楽ファンを魅了した今作は、イギリスでは350万枚、アメリカでは500万枚以上のセールスを記録。日本では最近になって8万2千枚にまで売上げが急上昇したが、それでも全米セールスの2%にも満たない数字だ。ここ最近の巧妙にプロデュースされた派手なシンガーとは異なり、アデルは魂のこもった曲と歌声で人々の心を虜にした。 “どうしようもない恋愛関係”が今作のインスピレーションとなっている。

ジェニファー・ハドソンによるホイットニー・ヒューストンの追悼パフォーマンスも授賞式のハイライトを飾った。ハドソンはピアノの伴奏にのせて「アイ・ウィル・オールウェイズ・ラブ・ユー」を熱唱。同じく最近他界した偉大なるエタ・ジェイムズへも、ボニー・レイットとアリシア・キーズが「ア・サンデイ・カインド・オブ・ラブ」を歌い追悼の意を表した。また、フー・ファイターズはリーダーのデイヴ・グロールのガレージでレコーディングしたヒット作『ウェイスティング・ライト』で5部門を受賞。4部門を受賞したカニエ・ウエストは幸い欠席だったために、子供じみた言動で周囲を退屈させることはなかった。28回目の受賞を果たしたアリソン・クラウスは、クインシー・ジョーンズを超える史上最多の受賞回数を樹立した。

今年最も顕著だったトレンドは、2部門を受賞したスクリレックスなどメインストリームに浮上したエレクトロニカだろう。スクリレックスとニッキー・ミナージュ(「スーパーベース」のPVが2億2400回以上のアクセス数を記録)は共に最優秀新人アーティスト賞を逃した。受賞したボン・イヴェールは評論家のお気に入りで、デビュー作『フォー・エマ、フォーエヴァー・アゴー』は世界的ヒットとなったが2008年の作品。このイヴェールを今でも“新人”と呼ぶのは無理があるだろう。インディーズで大成功を収めたとはいえイヴェールの名前を知らない人々が多く、ツイッターでは“ボニー・ベアーって誰?”というつぶやきも見られた。授賞式に出席していたリアーナとクリス・ブラウンにも大きな注目が集まった。2009年の授賞式直前にブラウンに顔を殴られたリアーナは出演をキャンセル。今年は特に目立った言動はなかったが、暴力的で自分勝手なブラウンの登場に多くの人々が不快感を示した。また、最近他界したギル・スコット・ヘロンとドン・コーネリアスがあまり取り上げられなかったのは残念である。ヒット曲メドレーを披露したポール・マッカートニー卿にレディー・ガガがキスをした場面では会場が湧いた。年齢が上の世代は、ツイッターに続出した“ポール・マッカートニーって一体誰?超年寄りじゃん。”というつぶやきに腹立ちを覚えた様だ。

Feb 09 2012

Bonnie Raitt、Grammy授賞式でEtta Jamesトリビュート!

ボニー・レイットが第54回グラミー賞授賞式におけるエタ・ジェイムズのトリビュート・パフォーマンスに出演することが明らかになった。ボニーは、“私にとって、エタはすべてのジャンルと時代における史上最高の歌手の1人です。彼女は歌い始めた頃から、その真っ直ぐなパワーと感情の奥深さ、フレージング、歌声のニュアンスによって他者を抜きん出た存在でした。彼女の中に共存していた忍耐強さ、激しさ、脆さは彼女の才能であり、私に永遠のインスピレーションを与えてくれました。エタ、今も、これからもずっと私の親愛なる友人、そしてソウル・シスターであるあなたを尊敬しています。”とコメントしている。

Jan 31 2012

Florence and the Machine、今週は来日公演!

ファッショナブルでアート感覚あふれるUKインディーズ・ポップ界のセンセーション、フローレンス・アンド・ザ・マシーンが2月1日(水)に赤坂Blitzに出演する。デビュー・アルバム『ラングス』はブリット・アワードで年間最優秀アルバム賞を受賞。また、最近リリースしたばかりの『セレモニアルズ』はUK1位、全米6位を獲得している。

Jan 25 2012

〈第84回アカデミー賞〉不評の音楽部門ノミネート

発表されたばかりの〈第84回アカデミー賞〉の音楽部門ノミネートに対して、多くの音楽ファンが憤りと不快感を示している。最優秀作品賞に9作品がノミネートされた一方で、最優秀歌曲賞はブレット・マッケンジー(コミック・バンド、ファイト・オブ・ザ・コンコードのメンバー)の「マン・オア・マペット」(「ザ・マペッツ」)とサージオ・メンデス、カルリーニョス・ブラウン、セイダ・ガレットの「リアル・イン・リオ」(「ブルー 初めての空へ」)2作品のみのノミネート。エルトン・ジョン、レディー・ガガ、ズーイ・ディシャネル、クリス・コーネルをはじめとするアーティストによる39曲のノミネート候補リストから2曲だけノミネート、というのは何とも納得のいかない話だ。また、最優秀作曲賞には5曲がノミネート。うち2曲が47回のノミネート歴を持つジョン・ウィリアムズの作品なのにも疑問の声があがっている。複数の音楽ライターが今回ノミネートに値すると評価した作品は、トレント・レズナーの「ドラゴン・タトゥーの女」、元レッチリのドラマーのクリフ・マルティネスの「ドライブ」と「コンテージョン」、ケミカル・ブラザーズの「ハンナ」、スティーブ・プライスとベースメント・ジャックスの「アタック・ザ・ブロック」などだ。

Jan 19 2012

第54回グラミー賞授賞式が来月開催へ

LL・クール・Jが2月12日にLAのステープルズ・センターで開催される第54回グラミー賞授賞式の司会をつとめる。テイラー・スウィフト、フー・ファイターズ、ケリー・クラークソン、ニッキー・ミナージュ、ブルーノ・マーズらがパフォーマンスを行なうことが決定している。

Jan 16 2012

YouTubeで話題の「Somebody That I Used To Know」

5人で1本のギターを演奏するバンド、ウォーク・オフ・ジ・アースによる「サムボディ・ザット・アイ・ユーズト・トゥ・ノウ」のパフォーマンス映像が、YouTubeで2000万回以上の再生回数を記録するインターネット・センセーションとなっている。同曲のオリジナル・バージョンは、ベルギー系オーストラリア人アーティストのゴティエのアルバム『メイキング・ミラーズ』収録曲。2011年後半にオーストラリアで1位ヒットを記録したこの曲は、アシュトン・カッチャーやリリー・アレンら有名人がツイートしたのがきっかけで、初登場27位からチャート最上位に急浮上。ニュージーランド、ベルギー、オランダでもチャート最上位を獲得し、アメリカ、ドイツやその他の国でもチャートインした。この曲でゴティエはニュージーランド出身のコラボレーター、キンブラとオーストラリアのARIAミュージック・アワード3部門を受賞している。

Dec 26 2011

故Steve Jobs氏にGrammy賞特別功労賞

革新的なテクノロジーを生み出し、音楽、テレビ、映画、書籍の消費のあり方を変えた功績を称えて、今年10月に他界した米アップル社の前CEO(最高経営責任者)スティーブ・ ジョブズ氏に第54回グラミー賞特別功労賞が贈与されることが明らかになった。ジョブズ氏のアイディアのせいでCDが売れなくなったと中傷する人々もいるが、それまで音楽業界を苦しめていた違法ダウンロードと戦う手段として、iTunesが著作権保有者にCDよりも高い収入源を約束する革新的なサービスとなったことを忘れてはいけない。全米で1位に君臨するリテーラーとなったiTunesだが、その一方で著作権を保護法がなかなか執行されないために、iTunesで販売されている1曲につき約20件の違法ダウンロードがいまだに存在するのが現状だ。

Dec 19 2011

PJ Harveyのアルバムに高い評価

PJ ハーヴェイの『レット・イングランド・シェイク』がQマガジン、英NME誌、アンカット誌、クラシック・ロック誌、モジョ誌、ボストン・グローブ、UKガーディアンの年間最優秀アルバムに選ばれた。今年2月にリリースされた同アルバムは全英でゴールド賞を獲得したが、日本ではチャート入りを果たしていない。

Dec 14 2011

英NME誌“Single of the Year”はLana Del Rey

ラナ・デル・レイのシングル「ビデオ・ゲームス」が、英NME誌の“シングル・オブ・ザ・イヤー”に選出された。この情感あふれるレトロ調の曲、そしてムードのあるPVは日本ではあまり注目を集めていない。元々はインディーズとしてリリースされたことが理由と思われるが、アメリカとイギリスでは大きな評判となっている。アルバム『ボーン・トゥ・ダイ』は、日本では来年2月28日にユニバーサルからリリースされる。

Dec 08 2011

ロックの殿堂入りアーティストが発表

2012年4月にロックの殿堂入り授賞式が米オハイオ州クリーヴランドで開催される。今年は、ガンズ・アンド・ローゼズ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ビースティー・ボーイズ、ザ・スモール・フェイセズ/フェイセズ、ドノヴァン、ローラ・ニーロ、そしてロック界に大きな影響を与えたブルース・ギタリストの故フレディー・キング、ロック界の伝説的存在ドン・カーシュナー、プロデューサーではコズィモ・マタッサ、トム・ダウド、グリン・ジョーンズらが殿堂入りを果たした。ノミネートされていたザ・キュアー、ドナ・サマー、ハート、Warらは投票数が足りずに殿堂入りを逃した。今年の選考結果も様々な面で物議を醸し出している。

殿堂入りに合わせてオリジナル・ラインアップでの再結成が噂となっているガンズだが、ファンらは再結成の実現と授賞式までの継続を願うばかりだ。バンドは1986年にデビューEPをリリース。2800万枚以上を売上げたデビュー・アルバム『アペタイト・フォー・ディストラクション』は現在でも歴代最高のセールスを記録したデビュー・アルバムとして君臨している。ドラマーのスティーヴ・アドラーは、深刻な麻薬中毒が原因で1990年にバンドをクビに。また、横柄なアクセルに嫌気がさしたイジー・スタドリンが1991年に脱退。1996年にスラッシュ、続いて翌年にはベーシストのダフ・マッケイガンがバンドを去った。それ以来、バンドのメンバーを絶え間なく変え続けてきたアクセルは、約14年の歳月と約1400万ドルを費やして製作させた2008年の『チャイニーズ・デモクラシー』で失敗。ライブ・バンドとしての集客力も確実に下降路線をたどりつつある。スラッシュと一緒に演奏することは二度とないと繰り返し公言してきたアクセルだが、最近のインタビューでは再結成を匂わせる発言も。イジーとダフとはわりと友好的な関係を保っている様だ。

ビースティー・ボーイズはロックの殿堂入りを果たした歴代3組目のヒップ・ホップ・グループとなる。4月14日の授賞式セレモニーは、2009年に癌性腫瘍があることが判明したアダム・ヤウクとのカムバック・パフォーマンスとして注目を集めている。

ザ・スモール・フェイセズ/フェイセズの殿堂入りは、ある意味彼らが2つの異なるバンドであることから物議を醸し出している。バンドの共通メンバーは、キーボーディストのイアン・マクラガン、ドラマーのケニー・ジョーンズ(後にザ・フーで活動)とロン・ウッド(後にザ・ローリング・ストーンズで活動)、そして1997年に他界したロニー・レーン。ザ・スモール・フェイセズは1965年から69年にかけて人気を博したイギリスの代表的モッズ・バンドとして知られるが、アメリカではヒット曲「イチクー・パーク」が特に有名だ。よりヘヴィーなサウンドを追求したバンドのリーダー/シンガーのスティーヴ・マリオット(1991年に火災事故で他界)がハンブル・パイを結成するためにバンドを脱退。その後、ウッドがジェフ・ベック・グループで一緒に活動したことのあるロッド・スチュワートがヴォーカルとして参加した。世界的成功を収めたフェイセズだが、ロッド・スチュワートのソロ活動がバンドよりも成功するようになったのもあり解散を余儀なくされた。近年では酷評されつつも順調な売行きのソロ活動を継続しているロッドに対して、フェイセズのメンバーはいまだに憤りを感じている様だ。昨年、バンドはシンプリー・レッドのミック・ハックネルをヴォーカルに迎えてフジロックへの出演をふくむツアーを行なった。

ドノヴァンは60年代に絶大な人気を誇った多才なシンガーソングライターだが、ボブ・ディランの登場によって影が薄れてしまい、彼を全く知らない若者も多い。これまでに、オールマン・ブラザーズの「ゼア・イズ・ア・マウンテン」、アル・クーパー率いるスーパー・セッションの「シーズン・オブ・ザ・ウィッチ」など多数の楽曲がカバーされてきている。

ローラ・ニーロの殿堂入りも賛否両論を巻き起こしている。ニーロのアルバムでトップ100に入ったのは、32位にランクインした1969年の『ニューヨーク・ティーベリー』の1作品のみ。しかし、長年に渡って評論家のお気に入りであることや、フィフス・ディメンション、ブラッド、スウェット&ティアーズ、スリー・ドッグ・ナイト、バーバラ・ストライサンドらに大ヒット曲を提供してきたことが評価された。また、ニーロで初めて成功を収めた音楽ビジネスの重鎮デヴィッド・ゲフィンのバックアップも影響したようだ。