Category: News All

Oct 10 2020

ギター・レジェンド、Eddie Van Halen逝く

ギターのアイコン(象徴)エディ・ヴァン・ヘイレンが65歳で癌により他界した。エディは10代早くから喫煙・飲酒を始め、過ごすことも多かった。しかし彼が2000年に口腔癌で舌の一部を切除することになった理由は、金属のギターピックを口に含む癖によるものだったという。エディと彼の兄でバンド仲間のアルはオランダで、オランダ人の父とインドネシア人の母の間に生まれた。彼らは1962年に家族でカリフォルニアに移住した子供時代にバンドで演奏を始めた。その内、彼らはベーシストのマイケル・アントニー、シンガーのデイヴィッド・リー・ロスと合流し、ロスがバンド名をヴァン・ヘイレンにしようと提案するまで、マンモスという名前で活動を始める。

ロサンゼルス地域のクラブで人気が出ると、ワーナー・ブラザーズと契約し、テッド・テンプルマンがプロデュースした、バンド名を冠するデビューアルバムをリリース。テンプルマンはそれ以前にもうモントローズと仕事をしていたため、その新しい世代のメタル・プロダクションがエディの革新的で派手なスタイルにマッチした。このアルバムはすぐに業界にインパクトを与えた。エディのフィンガー・タッピング、ワミーなバー・エクストリームや、焼けつくようなランはすぐに注目の的となる。しかし、彼らのシングルはポップ・ラジオにアピールできず、アルバムはビルボードチャートでも19位までしか上がらなかった。これは、彼らのアルバムがその後1000万枚異常を売り上げ、ロックのクラシックと呼ばれていることを思うと、驚くべきことだ。その後バンドは次々にトップ10にランクインするミリオンセラーを発表し続け、大きなアリーナでライブを行った。

その間、バンド内ではエディとデイヴィッドの間で方向性やサイド・プロジェクトについて小競り合いが続き、エディがマイケル・ジャクソンの「Beat It」であの有名なソロパートを演奏、またロスはソロEPを出版。1986年、ロスは元モントローズのシンガー、サミー・ヘイガーにとって変わられる。多くのファンは、このバンドはロスのちょっと抜けた魅力、オフビートな歌詞の歌い方などがなくて続けることができるのか危ぶんだが、実際にはヘイガーで大きな成功を治める。しかし、1996年にはアルとエディはヘイガーと仲違いをし、その後ロスと再合流する。これが多くの合流と離散の始まりとなる。ヘイガーが戻ったり、元エクストリームのシンガー、ゲイリー・シェローンとの大失敗のアルバムなどを経験するが、ライブ観客動員数は変わらず多かった。マイケル・アントニーもバンドから出ることになったが、理由は明らかにされていない。予測されていたのは、曲の著作権の配当割合での問題、またはエディが息子のウォルフガングをバンドに参加させたかったから、とも言われている。2007年にはエディの飲酒問題が明らかになり、最初のリハビリテーションに(その後何度も行くことになったとも言われている)。

キャリアの浮き沈みはあったものの、エディはロックの歴史に確かな場所を築き、ジミ・ヘンドリックスやチャック・ベリーしか辿りつかなかった場所にたどり着いたとも言えるだろう。彼がギターの演奏方法に新たなスタンダードを生み出したことに疑う余地はない。安らかに。

Oct 10 2020

カントリーポップのDolly Partonがプレイボーイに登場?

巨乳で知られるカントリー・ポップのスーパスター、ドリー・パートンが、彼女の75歳の誕生日に、プレイボーイ・マガジンに登場するかもしれないという。彼女は以前もプレイボーイに出演していて、1978年にはカバーも飾っている。彼女は、もしこの撮影が実現した場合「趣味の良い」ものになると語っている。

Oct 10 2020

Johnny Nashが80歳で他界

シンガーのジョニー・ナッシュが80歳で他界した。元々は1972年のレゲエ風スマッシュ・ヒット「I Can See Clearly Now」の他にも、彼は数々のレーベルと契約し、他にも多くのレコードでチャートイン、音楽業界の様々な場所で仕事を請負い、レゲエを世界的な音楽として紹介する際大きな役割を担った。

彼が初めてジャマイカを訪ねたのはレコード・プロデューサーとして、ジャマイカでのレコーディングのコストが低いことが魅力だった。しかしナッシュはボブ・マーリー、リタ・マーリー、バニー・ウェイラーやピーター・トッシュのパフォーマンスを見るとすぐに契約を結ぶ。1971年には、ナッシュはマーリーの「Stir It Up」のカバーでイギリスでヒットを飛ばす。1972年のナッシュのイギリスツアーではマーリーが前座として一緒にツアーしている。彼らはそこでアイランド・レコードを率いるクリス・ブラックウェルに出会い、ウェイラーズのデビュー曲「Catch a Fire」を1973年にリリースした。ジョニー・ナッシュ、安らかに

Oct 10 2020

Tower of PowerのRocco Prestiaが死去

タワー・オブ・パワーのファンは、9月29日に初期メンバーでベーシストのロッコ・プレスティアが69歳で他界したと聞いて悲しみにくれた。死因は明らかにされていないが、ロッコは多くの健康問題をかけていて、2002年に肝移植を受け、2006年に心臓手術を受け、2014年には腎移植も受けていた。ロッコは楽譜を読むことができなかったが、彼のおさえた、ファンキーなフィンガースタイルは、マスター・ドラマーのデイヴィッド・ガリバルディとマッチしてタワー・オブ・パワーのR&B・ファンクサウンドには不可欠で、バンドの人気曲にはほとんど参加していた。1977年に、薬物の過剰摂取からロッコはバンドをクビになったが、1984年にはバンドメンバーから戻って欲しいと要請があり戻ると、健康が許す限りバンドでの演奏を続けた。タワー・オブ・パワーは日本でも長期にわたり人気をほこり、ロッコは日本限定のソロアルバム『Everybody on the Bus』をリリースしていた。安らかに。

Oct 10 2020

BMGレーベルがコントロールド・コンポジションを廃止

レコードレーベルのBMGが、自ら北米における「コントロールド・コンポジション」契約を廃止した。このコントロールド・コンポジションにより、アーティストは25%またはそれよりも多いパーセンテージを楽曲の売り上げからレーベルに支払わねばいけないとしたもの。この契約を50年に遡って廃止する他、BMGは今後の契約全てにこの条項を含めないとしている。BMGは、これについて「音楽業界をもっとアーティストや作曲家にとって活動しやすいようにバランスを取り直す取り組みの一環」としている。他のレーベルもこれに続いてくれると良い。

Oct 04 2020

テキサスの誇るミュージシャンRoy Head 他界

テキサスの伝説的なミュージシャン、ロイ・ヘッドが79歳で他界している。ロイは華々しいホーンを多用した初期の大ヒット「Treat Her Right」でよく知られている。初めて彼の曲を聴いて、その深い声と、情熱的な歌い方、ロックなサウンドに、エルヴィス・プレスリーと間違えた人も多かったそうだ。初期のエルヴィスと同じに、ロイの曲も多くはロカビリースタイルを採用していた。「Treat Her Right」はインディ・レーベルからリリースされたが、400万枚を売り上げ、「Gloria」や「Mustang Sally」のようなバーソングの定番となった。ロイはテキサス州サンマルコスをベースに活動したロイと彼のバンド、トレイツは、テキサスでは特に人気で、地元でのヒットも多かった。彼らのライブは荒っぽさで知られていて、ロイは舞台を縦横無尽に踊り回り、気分次第でシミー(体をシェイクする動き)やスライド(舞台を滑っていくステップ)、スプリットや宙返りなどを披露していた。ロイはロスコー・ゴードンのカバー曲「Just A Little Bit」を含むマイナーヒットも多い。1967年には、メンバーが兵役に服すなどの理由でバンドが解散。その後、ロイはカントリーでのレコーディングがふえ、24曲がチャート入りしたが、トップ10には及ばなかった。彼のスタイルがバラバラだったから、本来であれば成功できたところが及ばなかったという人間もいるが、彼のパフォーマンスを見た人間の多くは熱烈なファンとなった。マーク・サンドマンは、モーフィンを結成する前にトリート・ハー・ライトというバンドを組んでいた。ロイの息子、サンダンスはテレビの歌唱コンクールで2回優勝し、モータウンとの契約を勝ち取っている。
ロイ・ヘッド、安らかに眠って欲しい。

Oct 04 2020

Cuushe が新譜を11月に発売

日本のドリーム・ポップ・アーティスト、クーシュが11月20日に新譜『Waken』をリリース予定。2013年にリリースされた『Butterfuly Case』以来のフルアルバムとなる。彼女はAmetsubこと斎藤昭人というミュージシャンから再三にわたりストーキングを受けたり、窃盗の被害にあう、セクシャルハラスメントにあうなどの被害を受け、そのキャリアも停滞せざるを得ない状況に追い込まれた。

今回の新譜は日本、ヨーロッパやアメリカのファンも待ち望んでいた作品。これまでのレビューはゴリラvs.ベアなどの評価サイトで概ね好評を博している。最初のシングル「Hold Half」はオンラインで試聴可能だ。

Oct 04 2020

シンガーソングライターのMike Violaがソロアルバムを発表へ

ライアン・アダムスやフォール・アウト・ボーイ、ファウンテンズ・オブ・ウェインや、自分のバンドであるキャンディ・ブッチャーズで知られるシンガーソングライターのマイク・ヴィオラがソロ・アルバム「Godmuffin」を12月11日にリリースする。彼はこのアルバムについて、トッド・ラングレン、アレックス・チルトンや、友人で今年コロナウィルスで他界したアダム・シュレシンガー(アダムはマイク・ヴィオラの作曲した「That Thing You Do」でヒットを飛ばした)の影響を挙げている。このアルバムからのシングル「Drug Rug」はすでにストリーミングで購入可能だ。

Sep 12 2020

Bella Thorneが映画・アルバムなど話題に

アメリカのモデル兼女優兼シンガーのベラ・ソーンがここ最近ニュースに頻出している。元々は子役としてディズニーの番組に出演していたが、その後多くのトップ雑誌のカバーに抜擢され、CMにも出演。その後活躍の幅を映画にも広げ、多くのサスペンスやホラー映画に出演、他にも「Midnight Sun」(日本映画のタイヨウのうた」の米リメイクばん)に出演している。彼女の人気はインスタグラムのフォロワー2380万人という数字にも現れている。最近になって彼女は業界やファンを仰天させた。特に彼女のディズニー時代のファンは、彼女がネットポルノサイトのポルノハブのために、ポルノ映画を監督するという発表に驚いたが、その映画「Her & Him」は非常に高く評価されている。今年はジョーダン・ギャランドの脚本・監督による「Leave Not One Alive」に、アカデミー賞受賞女優であるメリッサ・レオと共演予定。また、エピック/ソニーより新アルバムが発表されるという。

Sep 12 2020

Record Store Day、再開

レコード・ストアの日は、2008年に設定され、毎年多くの人々が楽しみにしていたイベントだ。毎年、アーティストらがレコード・ストアの日のためにスペシャルな曲などをリリース、特に近年はCDよりも人気が高いレコードの発売が多い。更に、コレクターズアイテムとして、多くの限定アイテムがリリースされる。今年のイベントは4月18日に予定されていたものの、新型コロナウイルスによりショップがほとんど閉店していたことから延期された。ようやくいくつかのショップが限定的ではあるが開店し、8月29日、9月26日、10月24日と11月27日に4つのイベントが設定された。今回リリースされるアイテムには、ライブ・アルバムがダイナソーJr.やアリス・クーパーの1982年版、ハンブル・パイの1971年版、チープ・トリックの1972年版など、色付きのシングルレコードとしてGo!チームの「クッキー・シーン」、ダンディ・ウォーホルズやべべ・ビュエルが演奏した「ファム・ファタール」、フリートウッド・マックの「Rumours」の別バージョン、マイルス・デイヴィスの「Bitches Brew」時代の希少なアルバム、などなど。日本でも多くのストアがレコード・ストアの日に参加しているので、ぜひ近所のショップで詳細をチェックしてほしい。

Sep 12 2020

Trump大統領がキャンペーンでの楽曲使用拒否を無視

アメリカ合衆国の、ナルシストで、嘘つきな独裁者になりたいドナルド・トランプはその豚のように強欲なやり方を、著作権の世界でも踏襲している。ほぼ全てのロック・ミュージシャンはトランプ政権と良好な関係であるとは思われたくないため、自分の曲をイベントなどで使用されること恐怖している。共和党のこんべんshんではトランプのチームがレオナルド・コーエンの事務所に、彼のマスターピースである「ハレルヤ」の使用許可を得ようとし、断られた。しかし、トランプチームは許諾無しのままこの曲をイベントで使用。より最近の話では、トランプがジェット機から降りてくる時のテーマとしてCCRの「Fortunate Son」を使用。この曲は、金持ちの息子が戦争への召集令状を家の力で避けるという、ドナルド・トランプの父が彼をベトナムに行かなくて良いように医者にドナルドに骨刺の症状があるという証明書を書かせ、徴兵を免れた状況に非常に似ている。こちらも許可を得ないまま使用したとして、作曲家のジョン・フォガティは、この曲はまさにトランプのような人間を想定して書いたものだとコメントした。

Sep 05 2020

作曲家のDan Penn が久々の新譜を発表

偉大な作曲家のダン・ペンが何年ぶりかの新譜『Livin’ On Mercy』をリリースした。このアルバムでは、メンフィス・スタジオのスター達が素晴らしい演奏を披露。このアルバムには「I Do」や「Clean Slate」など素晴らしい曲が含まれている。ダンは自分の名前でのヒットはなかったものの、47曲のトップ40ヒットソングジェイムス・アンド・ボビー・ピュリファイの「I’m Your Puppet」、ジェームス・カー、フライング・ブリート・ブラザーズやアレサ・フランクリンなど100名を超えるアーティストが録音した「Dark End of the Street」、オーティス・レディングによる「You Left the Water Running」、ジャニス・ジョプリンによる「A Woman Left Lonely」、アレサ・フランクリンによる「Do Right Woman, Do Right Man」、ボビー・ブランドの「I Hate You」、ボックストップスの「Cry Like a Baby」など。これはチェックするべきアルバムだ。

Sep 05 2020

レゲエの伝説Toots Hibbert が新譜を発表

レゲエの伝説的存在であるトゥーツ・ヒバートがザック・スターキーのプロデュースで、トロジャン/BMGから新譜『Got To Be Tough』をリリースした。このアルバムにはジギー・マーリー、スライ・ダンバー、シリル・ネヴィルやリンゴ・スターが協力している。トゥーツは、1968年、「Do The Reggaey」という曲でレゲエという言葉を最初に歌に使った、レゲエのパイオニアと言われるザ・メイタルズのリーダーだった。トゥーツ・アンド・ザ・メイタルズには、彼らのアルバム『The Harder They Come』から「Pressure Drop」を含む2曲、彼らの指標とも言えるべき曲がある。
不幸なことに、現在トゥーツはコロナウィルスに罹患、重症だが病状は落ち着いているという。

Aug 25 2020

HeartbreakersのWalter Lure、肝臓癌で死去

ハートブレイカーズのギタリスト、ウォルター・ルー が肝臓癌のため、71歳で他界した。ルーは、そのキャリアをニューヨークのパンクバンド、デーモンズでスタート。1975年にジョニー・サンダースとジェリー・ノーランがNYドールズを脱退した際、彼らがリチャード・ヘルとハートブレイカーズを結成、足りないピースとしてドラッグ・ディーラーの友人を通して知っていたルーを勧誘してバンドが完成した。その後すぐにヘルの代わりにビリー・レイスが参加。

Aug 25 2020

ドラマーのFrankie Banaliが癌で他界

ロック・ドラマーのフランキー・バナリが膵臓癌のため、この世を去った。68歳だった。彼は最初のメタルバンドと呼ばれ、1983年の「メタル・ヘルス」といういうアルバムでチャート1位を獲得したクワイエット・ライオットのドラマーとして有名で、彼らとつかず離れず、共に演奏を続け、ケヴィン・ダブロウの死後はリーダーとなった。生粋のニューヨーカーだったが、キャリアのためにロスに移住。ステッペンウルフやヒューズ/スラール、ビリー・ソープ、WASP、日本のギタリスト、クニとも活動している。バナリは日本文化に非常に傾倒していて、日本の陶磁器のコレクターでもあった。安らかに。

Aug 25 2020

アメリカ大統領選と音楽業界

民主党の大統領候補であるジョー・バイデンが、ブルース・スプリングスティーンのサポートの元、彼の「The Rising」を選挙のテーマソングとして使用している。 民主党の総会にてパフォーマンスを披露したアーティストにはビリー・アイリッシュ、ジェニファー・ハドソン、スティーヴン・スティルス、ジョン・レジェンドやコモンがあげられる。テイラー・スウィフト、シンディ・ローパー、デヴィッド・クロスビー、ルーファス・ウェインライト、バーバラ・ストライサンド、シェールらは音楽業界の中でも特にバイデンのサポーターとして有名だ。対照的に、トランプにはエンタメ業界のサポーターはほぼいない。ベット・ミドラーとトランプなどは、ミドラーがトランプを揶揄するツイートをし、トランプが彼特有の陳腐な決まり文句で返すというツイッター戦争を、長期にわたり行っている…。

Aug 25 2020

TikTok旋風、音楽業界だけでなく政界でも

ティックトックが現在音楽業界で話題となっている。世界中で大人気のこのアプリのおかげで新たな世代のアーティストが生まれ、古い音楽や忘れられていたトラックが日の目を見たかと思えば、アメリカ政府にはスパイ道具として弾劾されている。この件については、キース・カフーンのミキキの記事をぜひご覧あれ。
Aug 25 2020

ギタリストのRon “Rontrose” Heathmanが他界

スーパーサッカーズでギターを弾き続けていたロン・”ロントローズ”・ヒースマンが他界した。死因は未発表。ヒースマンはバンドの創立メンバーで、1992年にバンドがサブ・ポップと契約し「The Smoke of Hell」をリリースして最初に名前を売る以前から所属していた。このバンドはパンクとハードロックのミックスサウンドで知られていて、彼のエネルギッシュなギターパフォーマンスは多くのファンを集めた。ヒースマンは1997年に一度バンドを離れたものの、1997年のアルバム「Must Been High」でカムバック。この時バンドの方向性がカウパンクと呼ばれる方に転換した。他にも、彼らのサウンドはティン・リジーとジョニー・キャッシュを合体させたようだとも言われている。バンド自体ではメジャーヒットはなかったが、彼らのライブは常に人気で多くの献身的なファンがいる。ロンはその後、2009年にバンドを離れ、コーヒーの勉強をして自分のショップを開いていた。 安らかに。

Aug 13 2020

トランプ大統領が音楽ニュースに

新進気鋭の監督で生涯を通じてメディアに出るのが大好きなドナルド・トランプが近頃、音楽ニュースに出演し始めた。ブルース・スプリングスティーン、ローリング・ストーンズ(トランプは彼らを非アメリカ的と罵った)、REM(トランプのキャンペーンに対して「Go Fuck Yourselves」と表明)、ニール・ヤング(現在アメリカ国民で、非常に反トランプ的)など、多くのミュージシャンはトランプが自分達の音楽をラリーなどで使用することに不快感を表している。ヤングは彼の不満を裁判所に彼の曲「Rockin’ In the Free World」の使用の差止め請求をすることで表明。トランプのキャンペーンのせいで、バイデン候補から黒人票を引き出すことを期待して、精神薄弱のラッパー、カニエ・ウエストも大統領選挙への出馬を決意するなど、影響が大きい。

Aug 13 2020

コンサートのキャンセル続く

地元のバーでのものから、大きなスタジアムのしょーまで、多くのライブコンサートが3月以降キャンセル続きで、ライブでの音楽イベントは来年まで期待できない。コンサートホールの代わりに、ドライブイン映画館でライブを行うバンドも出てきた。メタリカは8月29日にアメリカ全土の映画館でのイベントを企画。すでに地元で、放送などなしのドライブイン・ライブを行ったバンドには、ギャラクティック、フィッツ・アンド・ザ・タントラム、ロス・ロボスなどが含まれる。

Jun 27 2020

Bob Dylanの新譜がアップル・ミュージックチャートで1位に

ボブ・ディランの新アルバム『Rough and Rowdy Ways』がアップル・ミュージックのチャートで1位になった。これは、彼の近年の作品の中では最高の結果となる。このアルバムから、ジョン・F・ケネディの暗殺を歌った17分にも及ぶシングル「Murder Most Foul」が先行リリースされている。この曲については、本当はコロナの事なのではないかという者もいが、多くの人が良く聴き込んでいるようだ。アルバム参加アーティストには、チャーリー・セクストン、フィオナ・アップル、マット・チャンバーレインやベンモント・テンチ等がいる。

Jun 27 2020

Thelonious Monkのライブ・レコーディングがリリースへ

セロニアス・モンクの生前のライブ・レコーディングが新たに発見され、それをまとめた『Palo Alto』が7月31日にリリースとなる。1968年10月に、カリフォルニア州パロ・アルトの高校で、若いプロモーターがモンクを招待した際のものという。モンクは非常にコンディションも良く、バンドはチャーリー・ルーズがサックスで、ラリー・ゲールズがベースに、ベン・ライリーがドラムというメンバーだった。この学校で用務員をしていた音楽ファンが、ライブを録音させてもらえるならピアノのチューニングをしよう、となったためレコーディングが叶ったもの。このレコーディングが近年発見され、リリースのための権利問題も解決された。

Jun 27 2020

The Pretendersの新譜リリースツアーがキャンセルに

プリテンダーズが新アルバム『Hate For Sale』を7月17日にリリースする。シングル「The Buzz」はこのアルバムに先行してすでに入手可能だ。バンドはこのアルバムリリースに伴い、ジャーニーとの5ヶ月間ツアーを計画していたが、コロナ禍のためキャンセルとなった。このアルバムは、オリジナルメンバーのドラマー、マーティン・チャンバーズが参加する2002年以来のアルバムとなった。リーダーのクリッシー・ハインドは、このアルバムについて、パンク・フレーバーで、ザ・ダムドのトリビュートとも言える、と語っている。

Jun 27 2020

実業家Marc Zermatiが他界

パリをベースに活躍していた音楽実業家のマルク・ゼルマティが6月13日、心不全により他界した。マルクはアルジェに生まれ、フランスで育っている。彼は最初にオープン・マーケットと呼ばれるレコードショップを開店、その後ライブ・イベントを開催する方へ移行。彼はクラッシュ、ハートブレーカーズ、エディ・アンド・ザ・ホット・ロッズ、ラモーンズを含むパンク黎明期のバンドのライブを手掛け、パンク系のフェスの開催もしていた。1972年にはレーベル、スカイドッグ・レコードを開始、イギー・ポップやダムド、MC5等を手掛けた。また、パンク以外の音楽ジャンルも開拓、特にジャズやエクスペリメンタル系の音楽を手掛ける。彼は日本のスマッシュ・プロダクションとも仲がよく、フジロックに毎年参加するなど、定期的に訪日していた。また彼は、日本の女性ロックバンド、54ヌード・ハニーズをプロデュース、ヨーロッパツアーをアレンジしたため、カルト的な人気となった。芯まで音楽を愛したマルク・ゼルマティ、安らかに。

Jun 20 2020

CuusheがプロジェクトFEMでシングルをリリース

国際的に評判の日本初ドリーム・ポップ・シンガーソングライターのクーシュが、FEMというプロジェクトでシングル「Light」をリリースする。6月12日にデジタルで発売、20日にはヴァイナルが出版となる。このトラックはトリッピーで空気感のあるヴィデオが一緒にリリースされている。クーシュはイタリアのアーティスト、ポピュラスのアルバム『W』にも参加、歌ったり、トラック「Out of Space」では共同作曲も試みている。

Jun 20 2020

Jackson Browneがシングルをリリース

ジャクソン・ブラウンが「Downhill From Everywhere」と「A Little Soon To Say」、二曲のシングルをリリースした。10月リリース予定のアルバムに含まれる予定。ジャクソンは今年、ジェイムス・テイラーとのツアーを予定していたが、コロナウィルスの影響により2021年に延期された。彼は他にもグレイトフル・デッドのボブ・ウィアーと共に、8月18日にリリースされるエース・オブ・カップスの新アルバム『Sing Your Dreams』にゲスト出演する。エース・オブ・カップスはサンフランシスコをベースに活動する女性ロックバンドで、1960年代に人気を博した後、2018年までアルバムリリースがなかった。

May 21 2020

コロナ ウィルスが全米のライブハウスに与えた影響

コロナウィルスは多くの業種の多くの仕事を妨害したが、最も大きく影響を受けたのはライブハウスだろう。ドイツでは、政府が音楽や美術業界のために特別な基金を立ち上げたというが、アメリカではそのような動きは皆無だ。アメリカ国内の殆どのライブハウスは2ヶ月に渡る完全休業を余儀なくされつつも、家賃や、スタッフの給与などの問題に直面している。多くのライブハウスは最低限必要な保険しか入っていない上に、「休業保険」なるものに加盟していた店舗も、休業は政府の指定によるものだというのに、各種保険会社が言を左右してウイルスに保険は適用されないと支払いを拒否しているため、資金繰りに困っているという。国内1400店以上のライブハウスや音楽団体が合同で、保険会社を相手取り、少なくてもかけた保険の分の保険金を払わせ、廃業しなくて良いようにするために訴訟を起こした。同時に、多くのライブハウスがクラウドファンディングのGoFundMeにページを立ち上げ、寄付を募ったり、開催予定のイベントのチケットの前売り券やTシャツなど商品を販売し、少しでも収入につなげようとしている。ニューオリンズの有名なライブハウス、ティピティーナズは昨年、ニューオリンズのファンクバンド、ギャラクティックに買収されたばかりだが、バンドは現在ライブを行えず、同時に空っぽのクラブを所有する状況となってしまった。ぜひ彼らのサイト <www.tipitinas.com>を訪ねて、あの有名なバナナのロゴのTシャツを買ったり、クラブの状況をチェックしてほしい。

May 21 2020

Lucinda Williamsが最高のアルバムをリリース

アメリカのシンガー・ソングライター、ルシンダ・ウィリアムスがアルバム『Good Souls Better Angels」をリリース、彼女の最高の作品との評価を受けている。

このアルバムはロマンスの事がメインではなく、波乱万丈な現代を歌ったものが多い。このアルバムではまた、スチュアート・マシスの素晴らしいギターワークを採用。多くのアメリカ人のように、彼女はドナルド・トランプがアメリカを煙に巻いて自らの王国を作り上げようとしている事実に拒否感を表している。明確に名指ししてはいないものの、彼女のトラック「Man Without a Soul(魂のない男)」のインスピレーションの素になったのは明らかにドナルド・トランプだろう。

May 21 2020

Damian Kulashがコロナ に

多くのミュージシャンがコロナ に罹患する中、亡くなる人も出ている。最近になって発表されたことだが、OK Goのシンガー、ダミアン・クラッシュも、カリフォルニア州でコロナ に罹患した最初のグループの1人だったようだ。彼の症状は非常に重かったものの、期間は短かったようだが、彼の妻は彼よりも克服するまで時間がかかったという。この病と闘いながら2歳の双子の面倒を見ていたそうだ。ダミアンは現在回復を見せ、彼のバンドメンバーとリモートワークで感動的なトラック「All Together Now」を完成させた。

Apr 15 2020

新型コロナ 疫病による音楽業界への影響

新型コロナウイルスは、あらゆる面でライブ・ミュージック業界に大きな影響を与えている。世界最大のコンサート・プロモーターであるライブ・ネーションは、2月28日には通常営業していたにもかかわらず、現在8000公演がキャンセルまたは延期となっている。彼らのチケット販売を手がけるチケットマスターは静かにポリシーをキャンセルの場合のみ払い戻し(延期の場合は払い戻しなし)に変更。ブッキング・エージェントのエンデヴァー/ウィリアム・モリスは250人の従業員を解雇、パラダイムは100人以上を解雇。アメリカでは非常に珍しいことだが、重役の多くが自らの給与カットに踏み切った。明るいニュースといえば、アップル・ミュージックが5億ドルの資金をインディーズレーベルへの前払金として用意したというものくらいか。この前払金を受け取るためには、レーベルはアップルを通した売り上げが、四半期で1万ドル以上に達する必要があるという。