Category: News All

Jan 17 2021

Sylvain Sylvainが他界

ニューヨーク・ドールズのギタリスト兼ソングライターとして知られるリズム・ギタリスト、シルヴァイン・シルヴァインが癌との戦いを終え、他界した。シルヴァインはエジプトのユダヤ系一族の出身。政治的な問題から、彼が10歳の時にパリへ、その後ニューヨークへと移住した。高校卒業後、アパレル業界でふらふらしていたところ、マルカム・マクラーレンと出会う(その後ドールズのマネージメントを短期間だけ担当、その後シルヴァインに彼がマネージメントすることになるセックス・ピストルズに参加しないかと誘った)。ドールズは1973年のデビューアルバムをするなりセンセーションを巻き起こし、クリーム・マガジンの読者による投票で、ベストバンドと最悪バンド両方の1位を獲得した逸話がある。初期のドールズは、内部の不和やジョニー・サンダースとジェリー・ノーランのドラッグ問題などにより、1974年に出した『Too Much Too Soon』を含む2枚のアルバムしか出せなかった。それでも、ニューヨーク・ドールズはグラム・ロック・ムーブメントの代表バンドの1つとして君臨、パンクロックに大きな影響を与えた。ドールズの解散後、シルヴァインはドールズのシンガー、デイヴィッド・ヨハンセンとヨハンセンのソロバンドで活動、1975年にはジェフ・ベックと、日本の後楽園でのライブに新生ニューヨーク・ドールズとして来日公演を行っている(メンバーは刷新後)。

ドールズの熱烈なファンのひとりとして、有名になる前のモリッシーがいる。彼は自分でドールズのTシャツを作ったり、スクラップブックにバンドの写真や記事を集めていた。2004年に、モリッシーのリクエストに答えて残っていたドールズのメンバーがロンドンで開催されたメルトダウン・フェスティバルに参加した。この時の様子は映画化され、ヴィデオとしてリリースされた。その後、残ったドールズのメンバーはそれぞれのサイドプロジェクトを行いつつ、3枚のアルバムをリリースする。2018年2月にはシルヴァイン、そしてドールズに後から参加したスティーヴ・コンテ、サミ・ヤッファが東京のクラブでギグを行った。
安らかに。

Jan 17 2021

Dumpstaphunkがスタジオアルバムを制作中

ニューオリンズのファンクの巨匠、ダムスタファンクが新たなスタジオアルバム『Where Do We Go From Here』を4月23日にリリースするらしい。トロンボーン・ショーティとチャーリー・ツナがゲスト参加。彼らのトラック「Justice 2020」は、ニューヨーク・タイムス紙が選ぶ2020年のベスト・ソングの1曲として選ばれている。

Jan 10 2021

Front Line Assemblyが新譜を発表

伝説的なエレクトロ-インダストリアル・バンド、フロント・ライン・アッセンブリーが新アルバム『Mechanical Soul』を1月15日にメトロポリス・レコードからリリースする。このバンドは1986年にビル・リーブがスキニー・パピーを脱退した際、自分の音楽を追求したいと結成された。現在のメンバーにはリース・フルバーのような長期メンバーだけでなく、フロント242からジャン・リュック・デマイヤー、フィアー・ファクトリーのディーノ・カザレスがゲストとして参加している。

 

Jan 10 2021

バイデン政権への音楽業界の期待

米国では、2020年3月にコロナウイルスが蔓延し始めてから、多くのライブハウスや音楽関連の施設が休業したままになっている。アメリカ国内の有名だったり、老舗のライブハウスというのは個人経営となっていて、ここまで長期間、無収入となると厳しい状況を免れない。そのため、ミュージシャン、ライブハウス、そして政治家が合同でSave Our Stagesという協会を設立した。トランプ政権下ではトランプがエンターテイメント業界を嫌っていたこともあり、彼がホワイトハウスから出ることにより、今年の状況は上向くのではないかという期待が持てる。

Jan 10 2021

Brexitの影響は音楽ツアーにも

コロナウイルスによるダメージに加え、UKではBrexitにより、ヨーロッパとの相互ツアーが難しくなる。EUから英国が抜ける際、EUからミュージシャンに対しては今まで通りビザなしでの入国・出国を許可するので、英国にも同じ措置を求めたところ、ボリス・ジョンソン首相はこれを受け入れなかった。このため、英国・ヨーロッパのミュージシャン達はツアーのために多くの手順を踏む必要が出てきた。費用もかかる上、様々な法的手続きが必要になる。イギリス政府はこれについて特に明確な理由を述べず、ブリュッセルに問題の根幹があると述べているとのこと。

Jan 10 2021

Gibsonギター社がアンプのメーカーを買収

ギター会社のギブソンが非常に高く評価されているアンプのメーカー、メサ・ブーギーを買収した。メサ・ブーギーはランディ・スミスにより51年前に創立された。買収後も、スミスはマスター・デザイナーとして会社に残ることになる。ギブソンのライバルであるフェンダーは長期間ギターとアンプ両方を取り扱ってきた。近年、多くの若い音楽ファンはDJやPCでのプロダクションなどの新たな手法に流れ、ギターの人気は徐々に落ちてきていた。しかし、コロナウイルスによるロックダウンによりギター人気が再燃、多くのギター会社は昨年売り上げを伸ばしている。

Jan 10 2021

Tracy ChapmanがNicki Minaj相手に勝訴

トレイシー・チャップマンが、ラッパーのニッキー・ミナージュ相手に訴訟を起こし、勝訴。ミナージュは「Sorry」でチャップマンの「Baby Can I Hold You」を無断使用したとして、著作権侵害で45万ドル支払うよう定められた。

Jan 10 2021

Gerry Marsdenが他界

1960年代のイギリスバンド、ジェリー&ザ・ペースメーカーズのジェリー・マースデンが1月3日、他界した。彼のバンドは1963年のデビュー曲「How Do You Do It?」からチャートNo.1ヒットに輝くなど高い人気を誇った。この曲は、ビートルズのプロデュースもしていたジョージ・マーティンが手がけている。彼らもビートルズと同じリバプール出身で、同じようにブライアン・エプスタインのマネージメントを受けていた。デビュー作に続くシングル2枚も「I Like It」「You’ll Never Walk Alone」UKチャートで1位を獲得。アメリカではそこまで振るわなかったものの「Don’t Let The Sun Catch You Crying」でブレークスルー。また、映画『Ferry Cross the Mersey』にもバンドで出演、タイトルトラックも担当し、こちらもヒットとなる。しかし、その絶大なる人気にもかかわらず、1965年後半にはビートルズの影に徐々に押しやられていく。バンドのヒット曲「You’ll Never Walk Alone」はミュージカル『Carousel(邦題:回転木馬)』は、その後長い間人気を博し、リバプール・フットボール・クラブのテーマ曲でもあった。安らかに。

Dec 31 2020

Tipitina’sがオンラインで大晦日イベントを開催

ニューオリンズで最も有名なライブハウス、ティピティーナズが大晦日イベントを開催、メイプル・リーフ、ハウリン・ウルフやチッキー・ワー・ワーなど、ニューオリンズの様々なクラブで演奏しているトップ・ライブ・ミュージシャンが一堂に会する予定だ。演奏予定のアーティストにはギャラクティック、ダムスタファンク、リバース・ブラス・バンド、アンダーズ・オズボーン、ジョージ・ポーター・Jrらに加え、知名度は低いが素晴らしい女性ギタリストのサマンサ・フィッシュなど。詳しくは www.Tipitinas.TV を確認して欲しい。

Dec 31 2020

ジャズ・オルガンのWil Bladesが新EPをリリース

ジャズ・オルガン奏者のウィル・ブレーズが新EP『Kaleidoscope』をリリース。スタイルのシフトがあったようだ。彼は元々、ファンクや、サイロ・バプティスタ、スタントン・ムーア、スケーリク、ウィル・バーナード、ビリー・マーティン(メデスキ・マーティン&ウッドの)らのような冒険的なジャズスタイルで知られていたが、この新EPではメロウで官能的な、深夜のグルーヴが感じられる。ネットでセンセーションを巻き起こしたオーティス・マクドナルドやトータス、ギタリストのジェフ・パーカーがゲスト出演している。要チェックの作品だ。

Dec 31 2020

ギターの名人Tony Riceが他界

ギターの名人と呼ばれた、トニー・ライスが69歳で他界した。ライスは元々はアコースティックのブルーグラスを演奏していたが、彼のヴィルチュオーソとしての能力が、ジェリー・ガルシア、デヴィッド・グリスマン、ベラ・フレック、クリス・ヒルマン(バーズ、フライング・ブリトー・ブラザーズ)やノーマン・ブレイクなど、ジャンルを問わず多くのトップ・プレイヤー達との共演に繋がった。安らかに。

Dec 13 2020

Bilinda Butchersの新譜がリリース

サンフランシスコをベースに活躍するシューゲーズ・ドリームポップバンドのビリンダ・ブッチャーズがEP『BBZ Live At Home』をリリースした。これには、彼らの珠玉のアルバム『Night and Blur』のタイトル・トラックのライブ・バージョン(このアルバムは彼らが日本に来たときの体験を元に作られたという)や、スマッシング・パンプキンズの名曲「1979」のカバーなどが含まれている。

Dec 13 2020

北米のアーティスト等がマリファナ・ブランドに名前を

グレートフル・デッドのギタリスト、ジェリー・ガルシアの家族がマリファナのブランド、ガルシア・ハンド・ピックトを発売した。北米の多くの州では徐々にマリファナが合法化されていて、成功しているマリファナ販売店も多いが、大手のメーカーや、著名なブランド等の間で熾烈な競争が繰り広げられている。ミュージシャンの中でもマリファナブランドに名前の使用許可を出しているのはボブ・マーレイ、ウィリー・ネルソン、スヌープ・ドッグ、ザ・ブルース・ブラザーズ、ミッキー・ハート(グレイトフル・デッドのドラマー)、カルロス・サンタナ、アンフリーズ・マクギー、シグ・ロス、ジミー・バフェット、デヴィッド・クロスビー、ビリー・レイ・サイラス、ゴーストフェイス・キラー、ジェイ・ジーやスライトリー・ストゥープド。

Dec 13 2020

モデル兼シンガーソングライター、Rina Sawayamaのアルバムが話題に

日本生まれ、イギリス在住のシンガー兼ソングライター兼モデルのリナ・サワヤマが、イギリスのレーベル、ダーティ・ヒットからアルバム『サワヤマ』をリリースし、話題になっている。ダーティ・ヒットには1975、ウルフ・アリスやビーバドゥービーらが所属している。彼女のサウンドは大まかにいうとダンス・ポップの領域だが、予想だにしない仕掛けが満載だ。サワヤマは、このアルバムについて「家族とアイデンティティについて」のものだと話をしている。リード・シングルはニューメタル系の「STFU!」(Shut The Fuck Upの短縮系)で、このMVは200万回以上視聴されている。これに続くのはダンス・ポップ風味の「コム・デ・ギャルソン」で、こちらも270万回以上の視聴を記録した。
Nov 29 2020

ギタリストNels Clineが新譜を発表

ニューヨークをベースに活動するギタリスト、ネルス・クラインが最新作『Share the Wealth』をブルーノートからリリースした。このダイナミックなダブル・アルバムはカエターノ・ヴェローゾの「Segunda」のカバーなどを含む。「Beam Spiral」という曲はクラインの妻、チボ・マットの本田ゆかが制作。また、このアルバムにはサックス奏者のシェリク、キーボードのブライアン・マーセラ、ベーシストのトレヴァー・ダン(Mr. Bungleのメンバー)、ブラジル人パーカッショニストのシーロー・バプティスタや、よく共演しているドラマーのスコット・アメンドーラが参加している。ネルス・クラインはウィルコのメンバーとして知られるようになり、その後多くのアーティスト等とコラボレーションを重ねた。オーネート・コールマン、リッキー・リー・ジョーンズ、北島修、メデスキ・マーティン・アンド・ウッド、テデスキ・トラックス・バンド、ジョン・ゾーンやサーストン・ムーアなどがその一部。

Nov 29 2020

Frank Zappaのドキュメンタリー映画が27日に公開

フランク・ザッパのドキュメンタリー映画『Zappa』が11月27日に公開された。フランク・ザッパと彼のオリジナル・バンド、ザ・マザーズ・オブ・インヴェンションは1966年にアルバム『Freak Out』でデビュー。ザッパは多作の人で、デビュー以来ずっと自分専用のスタジオを維持、生前に60ものアルバムを発表。作風はロック・ポップ、ジャズ、クラシック、ドゥーワップ、R&Bやコメディのミックスだった。彼はまた、検閲・戦争・アメリカの教育制度などに対してきちんと批評する人間でもあった。また、自分を厳しく律し、煙草を離さず、酒はほとんど嗜まず、ドラッグはやらなかった。彼の作風が非常に複雑で奇妙だったり、挑戦的かつ素晴らしいものだったため、多くの人が彼がドラッグの影響で作曲していたと思っていたため、この事実には驚くものが多い。ザッパは1993年に52歳で、癌を患い他界している。この映画は彼の家族の協力の元制作されたため、フッテージの多くがプライベート・アーカイブからの貸与だという。世界中のザッパマニアにはたまらない作品だろう。

Nov 29 2020

ラップスターWeeknd、グラミーノミネーションを逃す

このところ、ラップスターのウィークエンドが相反するメッセージを送られている。一方では、2021年2月7日に予定されているスーパーボウルのハーフタイム・エンターテイナーとして、アメリカで最も高い視聴率を誇るフットボールの決勝戦に参加することが決定した。このハーフタイム・エンターテイナーは声をかけられるだけで名誉とされ、過去にはプリンス、ビヨンセ、ザ・フーやブルース・スプリングスティーンが務めている。しかし他方では、彼のヒットアルバム『After Hours』がグラミー賞のノミネーションを逃すという驚きの評価を受けた。彼はこれまでに10度ノミネートされ、3度受賞しているだけに、これは驚きを持って受け止められている。

Nov 14 2020

Donald Trumpが大統領選で敗北

アメリカの独裁者志望、ドナルド・トランプが大統領選でオバマの元副大統領、ジョー・バイデンに敗北した。売電とカマラ・ハリス次期副大統領の勝利宣言イベントでは数々の浮き立つような音楽が使用された。ジャッキー・ウィルソンの「Higher and Higher」、ブルース・スプリングスティーンの「We Take Care of Our Own」フーファイターズの「Time Like These」ホール&オーツの「You Make My Dreams Come True」、ティナ・ターナーズの「The Best」、トム・ペティの「I Won’t Back Down」コールドプレイの「Star Full of Skies」(2015年に癌で死亡したバイデンの息子、ボーのお気に入り)メアリー・J・ブライジの「Work That」(カマラ・ハリスのテーマソングのように使用されている)など。

Nov 14 2020

Icelandの音楽祭、Iceland Airwavesが開催中

アイスランドの著名な音楽祭、アイスランド・エアウェーブスが11月13日・14日にライブ・ストリーミングで開催中だ。 www.icelandairwaves  でチェックインして、オブ・モンスターズ・アンド・メンや、オラファー・アーナルズを含む、アイスランドのトップアーティストをチェックしてほしい。
Nov 14 2020

New OrleansのTipitina’sを救え!プロジェクト

ニューオリンズで最も有名なライブハウス、ティピティーナズを救うためのプロジェクトが11月14日土曜日に開催され、ティピティーナズに出演の経験がある伝説的なパフォーマー達が参加の予定だ。このイベントでは35組のアーティストのパフォーマンス、またエクスルーシブなバックステージの様子などを公開。参加メンバーにはギャラクティックや、ニューオリンズの巨頭であるドクター・ジョン、アート・ネヴィル、アレン・トゥーサンやダムスタファンク、ジョン・バティスト、トロンボーン・ショーティ、タージ・マハル、ノース・ミシシッピ・オールスターズ、アンダース・オスボーン、ジョン、クリアリー、サマンサ・フィッシュ、ウォルター・ウルフマン・ワシントン、ダイナソーJr.、ル・クレイプール、ウィリー・ネルソン、ジョン・パパ・グロス。

 詳しくは<www.tipitinas.com>をチェックしてほしい。
Nov 14 2020

Raj Ramayya が新アルバムをリリース

ラジ・ラマーヤが新アルバム『Spicy Beats」を12月4日にリリースする。インド系カナダ人で、長期間東京在住、現在はカリフォルニアにベースを置くシンガーである彼は、メジャーなアニメの「カウボーイ・ビバップ」「攻殻機動隊」や「Wolf’s Rain」の音楽や、ビデオゲームでの仕事、またアサヒビールやトヨタの広告でよく知られている。さらに、彼はインド映画、韓国アニメのサントラを手掛け、有名アニソンのハードロックバージョン(彼のバージョンの「Lithium Flower」(攻殻機動隊)は必聴)も面白い作品だ。この新アルバムエレクトリック・ビート、アコースティックな各楽器のサウンドに、インド音楽の影響も相まって、ゴリラズ、タマ・インパラやビーツ・アンティークとも比べられる。また、彼は最近「The Real Folk Blues」というオールスター・アニメヒットプロジェクトに参加し、5万2千ドルを国境のない医師団等のチャリティに寄付した。

Nov 02 2020

Dumpstaphunkがシングルをリリース

キース・リチャーズのサイドプロジェクト、Xペンシブのキーボード奏者、アーロン・ネヴィルの息子、イヴァン・ネヴィルが率いるニューオリンズのファンクバンド、ダムスタファンクが非常にタイムリーなシングル「Justice 2020」をリリースした。このトラックにはChali 2naやトロイ・「トロンボーン・ショーティ」・アンドリュースを起用している。

Nov 02 2020

David Bowieの伝記映画『Stardust』のトレイラーがオンラインで

ジョニー・フリンが主役となる、デイヴィッド・ボウイの伝記映画『Stardust』。近年音楽系の伝記映画、特にクイーンとエルトン・ジョンの映画が大きな話題となっているが、『Stardust』のポテンシャルはそこまででもないようだ。ボウイの息子で映画監督のダンカン・ジョーンズがこの映画制作に反対し、ボウイの楽曲の使用許諾を出していないことが理由のひとつだ。確かにこの映画の舞台は1971年、ボウイの非常に困難の多かったアメリカ・プロモーション・ツアーの3週間で、ジギー・スターダストの大成功以前にフォーカスを当てているが、ボウイの楽曲が使用できないため、ヤードバーズの「I Wish You Would」やジャック・ブレルの「My Death」などカバー曲、スタイライズされた「Good Ol’ Jane」(これは明らかにベルベット・アンダーグラウンドの「Sweet Jane」の劣化版と言わざるをえない)などを使用するという。現在オンラインでトレイラーを見ることができるようだ。

 

Nov 01 2020

Wendell PierceがBBキング役を獲得

有名俳優ウェンデル・ピアース(『The Wire』『Treme』などに出演)が、BBキングの伝記映画『The Thrill Is On』(BBキングのテーマソングとも言われる曲のタイトルを取っている)でBBキング役を射止めた。キングのバンドメンバー四人はそれぞれ自分の役でカメオ出演する予定。この映画はキングと若い白人ドラマーのマイケル・ザネティス(この映画のプロデューサー)との関係を中心に展開する予定。ザネティスはこの映画を元々「キングと私」と呼んでいたが、同じくキングの伝記映画を制作予定で、来年プリ・プロダクションに入るキングの管財人からの要望によりタイトル変更したという。

Nov 01 2020

コロナ禍がアメリカ音楽業界をピンチに

コロナウィルス禍はライブ音楽業界に多大な損害を与えた。3月以降アメリカ国内ではほぼ全てのライブハウスが営業自粛となり、いつ再開できるかの目処も立っていない。多くのアメリカのライブ会場は、ニューオリンズのティピティーナズやワシントンDCの9:30クラブ、ミネアポリスのファーストアベニュー、LAのトラバドールやアン・アーバーのブラインド・ピッグらのように個人経営だが、経営が破綻の寸前となっている。さらに状況を悪化させているのは、ライブ・ネーションやAEGのような大企業が、これらの著名なライブハウスが経営破綻したら買収しようと狙っているという状況だ。この2企業はすでにライブ会場を経営しているが、独占的なビジネス手法で評判が悪い。フィリップ・アンシュッツが社長を務めるAEGはロンドンのO3やLAのステイプルズ・センターなどの大ライブ会場を運営し、コーチェラ・フェスティバルをプロモートする大手で、アンシュッツは極右的な政治信条で人気がない。BMGは最近、ドイツへの進出を発表し、インディーズ・プロモーターのアンダーカバーの株式の過半数を取得。

アメリカ国内では、三千近い数のライブ会場の運営会社がナショナル・インディペンデント・ヴェニュー・アソシエイションを立ち上げて政府のサポートを得るべく活動しているが、いまだ成果はない。

Oct 10 2020

ギター・レジェンド、Eddie Van Halen逝く

ギターのアイコン(象徴)エディ・ヴァン・ヘイレンが65歳で癌により他界した。エディは10代早くから喫煙・飲酒を始め、過ごすことも多かった。しかし彼が2000年に口腔癌で舌の一部を切除することになった理由は、金属のギターピックを口に含む癖によるものだったという。エディと彼の兄でバンド仲間のアルはオランダで、オランダ人の父とインドネシア人の母の間に生まれた。彼らは1962年に家族でカリフォルニアに移住した子供時代にバンドで演奏を始めた。その内、彼らはベーシストのマイケル・アントニー、シンガーのデイヴィッド・リー・ロスと合流し、ロスがバンド名をヴァン・ヘイレンにしようと提案するまで、マンモスという名前で活動を始める。

ロサンゼルス地域のクラブで人気が出ると、ワーナー・ブラザーズと契約し、テッド・テンプルマンがプロデュースした、バンド名を冠するデビューアルバムをリリース。テンプルマンはそれ以前にもうモントローズと仕事をしていたため、その新しい世代のメタル・プロダクションがエディの革新的で派手なスタイルにマッチした。このアルバムはすぐに業界にインパクトを与えた。エディのフィンガー・タッピング、ワミーなバー・エクストリームや、焼けつくようなランはすぐに注目の的となる。しかし、彼らのシングルはポップ・ラジオにアピールできず、アルバムはビルボードチャートでも19位までしか上がらなかった。これは、彼らのアルバムがその後1000万枚異常を売り上げ、ロックのクラシックと呼ばれていることを思うと、驚くべきことだ。その後バンドは次々にトップ10にランクインするミリオンセラーを発表し続け、大きなアリーナでライブを行った。

その間、バンド内ではエディとデイヴィッドの間で方向性やサイド・プロジェクトについて小競り合いが続き、エディがマイケル・ジャクソンの「Beat It」であの有名なソロパートを演奏、またロスはソロEPを出版。1986年、ロスは元モントローズのシンガー、サミー・ヘイガーにとって変わられる。多くのファンは、このバンドはロスのちょっと抜けた魅力、オフビートな歌詞の歌い方などがなくて続けることができるのか危ぶんだが、実際にはヘイガーで大きな成功を治める。しかし、1996年にはアルとエディはヘイガーと仲違いをし、その後ロスと再合流する。これが多くの合流と離散の始まりとなる。ヘイガーが戻ったり、元エクストリームのシンガー、ゲイリー・シェローンとの大失敗のアルバムなどを経験するが、ライブ観客動員数は変わらず多かった。マイケル・アントニーもバンドから出ることになったが、理由は明らかにされていない。予測されていたのは、曲の著作権の配当割合での問題、またはエディが息子のウォルフガングをバンドに参加させたかったから、とも言われている。2007年にはエディの飲酒問題が明らかになり、最初のリハビリテーションに(その後何度も行くことになったとも言われている)。

キャリアの浮き沈みはあったものの、エディはロックの歴史に確かな場所を築き、ジミ・ヘンドリックスやチャック・ベリーしか辿りつかなかった場所にたどり着いたとも言えるだろう。彼がギターの演奏方法に新たなスタンダードを生み出したことに疑う余地はない。安らかに。

Oct 10 2020

カントリーポップのDolly Partonがプレイボーイに登場?

巨乳で知られるカントリー・ポップのスーパスター、ドリー・パートンが、彼女の75歳の誕生日に、プレイボーイ・マガジンに登場するかもしれないという。彼女は以前もプレイボーイに出演していて、1978年にはカバーも飾っている。彼女は、もしこの撮影が実現した場合「趣味の良い」ものになると語っている。

Oct 10 2020

Johnny Nashが80歳で他界

シンガーのジョニー・ナッシュが80歳で他界した。元々は1972年のレゲエ風スマッシュ・ヒット「I Can See Clearly Now」の他にも、彼は数々のレーベルと契約し、他にも多くのレコードでチャートイン、音楽業界の様々な場所で仕事を請負い、レゲエを世界的な音楽として紹介する際大きな役割を担った。

彼が初めてジャマイカを訪ねたのはレコード・プロデューサーとして、ジャマイカでのレコーディングのコストが低いことが魅力だった。しかしナッシュはボブ・マーリー、リタ・マーリー、バニー・ウェイラーやピーター・トッシュのパフォーマンスを見るとすぐに契約を結ぶ。1971年には、ナッシュはマーリーの「Stir It Up」のカバーでイギリスでヒットを飛ばす。1972年のナッシュのイギリスツアーではマーリーが前座として一緒にツアーしている。彼らはそこでアイランド・レコードを率いるクリス・ブラックウェルに出会い、ウェイラーズのデビュー曲「Catch a Fire」を1973年にリリースした。ジョニー・ナッシュ、安らかに

Oct 10 2020

Tower of PowerのRocco Prestiaが死去

タワー・オブ・パワーのファンは、9月29日に初期メンバーでベーシストのロッコ・プレスティアが69歳で他界したと聞いて悲しみにくれた。死因は明らかにされていないが、ロッコは多くの健康問題をかけていて、2002年に肝移植を受け、2006年に心臓手術を受け、2014年には腎移植も受けていた。ロッコは楽譜を読むことができなかったが、彼のおさえた、ファンキーなフィンガースタイルは、マスター・ドラマーのデイヴィッド・ガリバルディとマッチしてタワー・オブ・パワーのR&B・ファンクサウンドには不可欠で、バンドの人気曲にはほとんど参加していた。1977年に、薬物の過剰摂取からロッコはバンドをクビになったが、1984年にはバンドメンバーから戻って欲しいと要請があり戻ると、健康が許す限りバンドでの演奏を続けた。タワー・オブ・パワーは日本でも長期にわたり人気をほこり、ロッコは日本限定のソロアルバム『Everybody on the Bus』をリリースしていた。安らかに。

Oct 10 2020

BMGレーベルがコントロールド・コンポジションを廃止

レコードレーベルのBMGが、自ら北米における「コントロールド・コンポジション」契約を廃止した。このコントロールド・コンポジションにより、アーティストは25%またはそれよりも多いパーセンテージを楽曲の売り上げからレーベルに支払わねばいけないとしたもの。この契約を50年に遡って廃止する他、BMGは今後の契約全てにこの条項を含めないとしている。BMGは、これについて「音楽業界をもっとアーティストや作曲家にとって活動しやすいようにバランスを取り直す取り組みの一環」としている。他のレーベルもこれに続いてくれると良い。