Let’s go crazy! Princeが最新作を無料配布!
プリンス、通称パープル・ウィヤドーが相変わらず奇々怪々な行動を続けている。1993年から2000年までプリンスとして活動した彼が今週、最新作『20テン』をイギリス、ドイツ、ベルギーの新聞や雑誌の付録として無料配布する。各媒体に掲載されているインタビューでは、“インターネットの時代は終わった”とコメントし自身のHPを閉鎖したことを発表。さらに“コンピューターとデジタル機器には反対”として、 メジャーのレコード会社が守っていたアーティストへの前払い金システムを実践しないiTunesやYouTubeに対する嫌悪感も示している。
プリンスは、今年コーチェラ・フェスティバルでレディオヘッドの「クリープ」のカバー・バージョンを演奏。その直後にYouTubeにアップされたパフォーマンス映像の撤去を要求したが、再びアップした上に自身のサイトにも同じ映像を使っていた。立役者ワーナー・ブラザーズによってスーパースターの座を手に入れたプリンスだが、“奴隷”の様にこき使われていると主張し契約を破棄。それ以来、当時のメジャー・レコード会社5社すべてからリリースし、自己リリースも試みたが失敗に終わっている。
プリンスのHPの提供サービス、ディストリビューション、価格が劣悪以下の内容だったため献身的だったファンらが激怒し、その間は売上げが激減。逆上したプリンスはファンクラブを起訴すると脅迫までしていた。その後はメジャーに復帰し、キャリアを大幅に回復させた。現在のところは、『20テン』がアメリカと日本で発売もしくは無料配布される予定はなさそうだ。誰が何と言おうと、プリンスが才能に恵まれたソングライター、ギタリスト、パフォーマーなのは確かなのである。

