Jan 17 2018

St. Vincentがツアーを計画中

グラミー賞を受賞したセイント・ヴィンセントが、彼女の最新アルバム『MASSEDUCATION』のツアーを計画している。このツアーに、彼女は著名なジャズのヴォーカル/ギター・デュオのタック&パティである自分の叔父と叔母を前座として参加させる予定だ。タック&パティは1980年代にウィンダム・ヒル・レーベルからデビューし有名になった。セイント・ヴィンセントのアニーはタック&パティのローディーからキャリアを始め、彼らの前座として活動した。

Jan 17 2018

Umphrey’s McGeeが新譜を発売

アンフリーズ・マギーが最新アルバム『It’s Not Us』をリリースした。いつものようにキング・クリムゾン、トーキング・ヘッズ、ピンク・フロイドやフランク・ザッパの影響を独特なテイストで混ぜ合わせた素晴らしいアルバムで、スペシャル・ゲストのジョシュア・レッドマンが「Speak Up」という曲に参加している。

Jan 17 2018

Bo Peepがニューヨークの桜祭りでライブを

日本のガールズバンド、ボーピープがニューヨーク、ブルックリン植物園で4月28日に行われる桜祭りにてライブを行う。このバンドは九州で結成され、ダイナミックで攻撃的な演奏スタイルで多くのファンを獲得した。彼女達はサウス・バイ・サウスウエスト、イギリスのグレート・エスケープ、フジロックなどでも演奏している。

Jan 17 2018

John Gros、Papa Grows Funk後の活動

ニューオリンズをベースに活動する伝説的なキーボード・プレイヤー、ジョン・グロウはパパ・グロウズ・ファンクの創設者兼リーダーで、メイプル・リーフ・バーにて過去13年間レギュラー演奏していたことでも知られている。パパ・グロウズ・ファンクの解散後、パパ・ジョンは様々なグループのバックバンドとしてツアーに参加したり、自らのツアーを率いるなど音楽活動を続けていた。また、オリジナルのソロアルバム『River’s On Fire』を出版、これにはゲストとしてエリカ・フォールズ(ギャラクティック)やスーザン・カウスリップ、ヴィッキー・ピーターソン(バングルズ)などの歌手が参加した。現在、グロウは、リトル・フィートのキーボード奏者ビル・ペインがドゥービー・ブラザーズのキーボーディストとしてツアーに参加しているため、リトル・フィートの臨時キーボード・プレイヤーとしてジャマイカでライブを行なっている。ビル・ペインの推薦でグロウが参加したということだ。

Jan 16 2018

Coachella Festivalの葛藤

カリフォルニア州で娯楽用の大麻が合法化され、様々な場所で大きなビジネスとなっているが、コーチェラ・フェスティバルでは期待しないように。この有名なフェスティバルはホームページに質疑応答ページを設定し、大麻についての質問に「Sorry Bro(兄弟、悪いね)」と答えている。理由については様々取りざたされているが、一番有力な説は、未だ大麻を大っぴらに許可するにはリスクがあるということではないかということだ。現在アメリカでは13の州で大麻を合法化したが、司法長官のジェフ・セッションズはマリファナを違法だとし、違反者への罰則をさらに厳しくしようとしている。またこのフェスティバルは、億万長者でアンシュッツ・エンターテイメント・グループのフィリップ・アンシュッツに開催権があるが、彼はLGBT、妊娠中絶への反対運動や、銃賛成派へ多くの資金提供をしていることで知られていて、オバマがケニヤ生まれだという噂の後ろにもいたという。コーチェラについてはラインナップが貧弱だと批判も出ていて、金曜日のヘッドライナーはエレクトロニックのバンドが多く、ロックは少ない。それでもフェスティバルのチケットはいち早く完売している。

Jan 16 2018

Her Space Holidayが7年ぶりに新譜を発表

ベッドルーム・ポップ・アーティストと呼ばれるマーク・ビアンキによるハー・スペース・ホリディは、No Good Ideasから2011年以来初のアルバム『Gravity』を1月26日に発売する。ビアンキはアルバムを自分で録音し、ダミアン・テイラー(ビヨーク、アーケード・ファイア、アンクル、ザ・キラーズも担当)がミックスした。アルバムタイトル『Gravity(重力)』に相応しく、ファーストシングル「Wounded」は音楽的には重目の曲だ。その後キラキラしたインディポップの「The Manic Expressive」「The Young Machines」が続く。彼のヴォーカルスタイルや、内省的な歌詞は特徴的で、ハー・スペース・ホリディのファンにはたまらないだろう。

Jan 09 2018

They Might Be Giantsが新アルバムを発売

ゼイ・マイト・ビー・ジャイアンツが1月19日に新譜『I Like Fun』を発売し、北米アルバム発売ツアーを開始する。ツアーは3月分まで完売済み。9月にはヨーロッパ・ツアーにも出る予定。

このバンドは今までに2つのグラミー賞を受賞している。1つはテレビのテーマ曲として使われた「Boss of Me」で、もう1つはディズニーのために作られた、大人気の子供のためのレコードだ。彼らは他にも40万枚以上のアルバムを売り上げ、「オースティン・パワーズ」を始めとする多くの映画にも楽曲を提供している。

Jan 09 2018

RadioheadがLana Del Reyと和解交渉

レディオヘッドがラナ・デル・レイの曲「Get Free」が彼らの「Creep」の盗作であるとして和解交渉中だ。ラナ・デル・レイは盗作を否定している。

ラナ・デル・レイによると、彼女は似通った部分があることを認め、レディオヘッドに権利の40%をオファーしたところ、100%でなければ無理だと断られたという。

この話のねじれた所は、以前レディオヘッド自身も「Creep」とホリーズの1972年のヒット「the Air That I Breathe」との似通っているとして法的な問題に直面していたという所だろう。ホリーズの作詞/作曲を担当したジョン・ハモンドとマイク・ヘイゼルウッドは、この件については法廷外で和解し(和解条件については公表されていない)たが、彼らは現在共同作詞・作曲家として「Creep」にクレジットされている。

Jan 09 2018

Hanson兄弟のその後はMMMHops

1997年に「MMMBop(邦題はキラメキ⭐︎MMMBOP(ンー・バップ)」でメガヒットを飛ばした10代の兄弟バンド、ハンソンがその後どうしているのか気にならないだろうか。彼らはまだ音楽活動を続けているのだが、そのかたわら、故郷オクラホマ州タルサでハンソン兄弟ビール会社を作り成功している。彼らのブランドのベストセラー商品はペールエールの「MMMHops」だという。

Jan 04 2018

アラバマの伝説的プロデューサーRick Hallが他界

アラバマの眠たげな小さな町、マッスル・ショールズを伝説的な音楽の町と変えたプロデューサーで、スタジオ・オーナーのリック・ホールが85歳で死亡した。ホールは若くして結婚したが、すぐに妻を事故で亡くし、酒に溺れて車上生活者になる。しかし、ある時一念発起して悲劇を乗り越えた。金や名誉は持たなかったが、彼はヒットする曲というものを知っている、ヒットする曲を作ることができるという自信を持っていた。1959年に音楽制作会社を共同設立し、ビリー・シェリル、ダン・ペン、クラレンス・カーターや、彼自身など偉大な才能に溢れる作曲/作詞家を抱えることになる。地域のミュージシャンの中からスタジオで演奏するプレイヤーを選び、カントリーでもR&Bでも、ロックにも通じる男らしくファンキーで、素朴なテイストの曲をレコーディングしていく。このセッション・ミュージシャン達はその後スワンパーズとして知られるようになり、レーナード・スキナードの「Sweet Home Alabama」の歌詞で音楽史に名前が残った。オリジナルの中心グループはキーボードのバリー・ベケット、ドラムのロジャー・ホーキンス、ベースのデイビッド・フッドや、ギターのジミー・ジョンソンの他にも多くのメンバーがローテーションで参加した。リスナーのほとんどがバンドは黒人で編成されていると思っていたが、このメンバーは白人で、黒人のシンガーのバックバンドとして活動することが多かった。1960年代のディープ・サウスと呼ばれる南部ではこのような人種の交わりはほとんど例を見なかったが、ホールと彼のミュージシャン達はそのような前例に惑わされることなく、偉大な音楽を目指した。ホールは情熱家だったためか、彼とは仕事がしづらいという人間もいて、特に有名なのはアレサ・フランクリンの夫で、よくケンカをしていたという。オリジナルのスワンパーズもフェイムを離れて自分たちのスタジオを設立、しばらくは険悪な時期が続いたがやがて仲直りした。

ホールについては、2013年のドキュメンタリー『Muscle Shoals』に詳しい。

 

以下には、フェイム・スタジオによる数多くの名曲を少し紹介したい。

アーサー・アレキサンダーの「You Better Move On」(フェイム・パブリッシングからの最初のヒット曲で、この曲の印税がスタジオの資金になった。ローリング・ストーンズが気に入ってカバーし、後にマッスル・ショールズでレコーディングも行っている)。

パーシー・スレッジの「When A Man Loves A Woman」(厳密に言うと、この曲は近所のスタジオで録音されているが、フェイムのミュージシャンが演奏し、リック・ホールがアトランティックに使用許諾を出している。この曲はチャート1位になり、マッスル・ショールズの評判を高めた)。

ジミー・ヒューズの「Steal Away」(ヒューズはパーシー・スレッジの従兄弟で、スレッジが書き直したゴスペル曲を歌っている。このレコーディングはヴィージェイ・レコードの目に留まり、後に偉大な作曲チームとなるダン・ペンとスプーナー・オールダムが初めて一緒に作ったアルバムに収録されている)。

エタ・ジェイムズの「Tell Mama」(ジャニス・ジョプリンなどにカバーされているこの曲は、フェイムのクラレンス・カーターが書いたもの。彼は自分でも「Patches」などのヒットを飛ばしている)。

ウィルソン・ピケットの「Mustang Sally」「Land of A Thousand Dances」「Funky Broadway」「Hey Jude」(デュアン・オールマンが「Hey Jude」の素晴らしいソロを弾いたものが多くのギタリストを触発した。エリック・クラプトンはオールマンに傾倒して探し出し、彼とプロジェクトバンドのデレク・アンド・ザ・ドミノスを結成)。

オーティス・レディングの「You Left The Water Running」(所属作曲家のダン・ペンとリック・ホール、オスカー・フレイザーによって書かれ、ホールのためにオーティスがデモを歌ったもの。その後、フェイムではウィルソン・ピケットが録音した。ユニークなフレージングを含むレディングのバージョンは何年も経ってから発見され、1987年まできちんとリリースされなかったが、それ以前に海賊版がストーン・レコードから出されていてコレクターズアイテムとなっている)。

アーサー・コンリーの「Sweet Soul Music」(サム・クックの曲を元にオーティス・レディングとコンリーによって作曲され、アメリカでミリオンセラー、国際的にもスマッシュ・ヒットとなった)。

アレサ・フランクリンの「I Never Loved A Man」「Do Right Woman, Do Right Man」(両サイドともミリオン・ヒットとなったスマッシュアルバム。グラミーでアルバム・オブ・ザ・イヤー賞を受賞)。

ボビー・ジェントリーの「Fancy」(彼女はメガヒットとなった「愛のかけ橋-ビリー・ジョーに捧げる歌」でよく知られているが、この曲も地に足のついた、ミステリアスな曲でチャート40位につけている。その後多くのアーティストにカバーされた)。

マック・デイヴィスの「Baby Don’t Get Hooked On Me」(オスモンズなどのポップ・スターがスタジオを利用するようになり、マック・デイヴィスもヒットを何曲もフェイムでレコーディングしている)

Jan 04 2018

日本人の古い曲がアメリカで再販されていることについて

アメリカ人が古い日本のレコードを再販するのがトレンドになっているのか。

以前にも日本のパーカッショニスト、ペッカーがアルバムをジャマイカで現地のトッププレイヤー達と録音し、それが後にニューヨークのROIRレコードからリリースされて「20世紀のダブ」と呼ばれ一世を風靡した。1990年には矢野顕子の初期トラックが集められたものが、アメリカのNonesuchレーベルから彼女の名前を冠したサンプラーとしてリリースされ、国際的なファン層を広げることに一役買っている(一部の人々には、これ以前から彼女のデビューアルバムにロックバンドのリトル・フィートが参加していたことで知られていた)。昨年も1983年リリースの高田みどり『Through the Looking Glass』がアメリカとヨーロッパで再販され高い評価を受けたことで、高田は国際ツアーに出ることになった。

もっとも最近のケースでは、1982年に故・吉村弘がアフリカで学んだこととアンビエントを組み合わせたアルバム『Music For Nine Postcards』の再版がピッチフォークなどの音楽批評サイトで高評価を受けている。

Jan 04 2018

Rivieraが新譜『Endymion』を発表

兄妹デュオのリヴィエラが新譜『Endymion』をリリースした。このアルバムタイトルはギリシャ神話の神の名で、「美しいものは永遠の喜びである」で始まるジョン・キーツの詩でも有名である。ジュリアとローランド・ウルフの兄妹はドイツで育ち、そこでヒップなアレンジメントと器楽編成法による、洗練された、ピュアなポップサウンドを作り上げていく。近年、ジュリアは夫のプロビン・グレゴリー(ブライアン・ウィルソンのバンドで活動中)と住むロサンゼルスをベースに活動している。このアルバムのリード・シングルは「California Solace」という。