ブルース・スプリングスティーンが5年ぶりにスタジオ・レコーディングした新アルバム『Western Stars』を6月14日に発売すると発表。このアルバムにはアメリカーナの要素が感じられ、60年代、70年代のカリフォルニアの作曲家からインスピレーションを受けたという。アルバム曲の中でも、「Chasin’ Wild Horses」「Hitch Hikin’」「Somewhere North of Nashville」などは既に知られている。このアルバムに収録されている最初の曲は「Hello Sunshine」で、今日からオンラインストアにお目見えしている。
News All, リリース | Naoko | Comments Off on Bruce Springsteenが5年ぶりの新譜リリースを発表
アメリカの現在のチャート1位は「Old Town Road」という変わった曲で、多くの人がその人気に驚きを隠せない。無名のラッパー、リー・ナス・Xによるカウボーイをテーマにしたこの曲は、人気のTikTokアプリでデビュー。ラップ曲にも関わらずカウボーイをテーマにしたせいか多くのカントリー系ラジオで放送された。苦情によりいくつかの曲では放送されなくなり、ビルボードのカントリーチャートからも外されたが、逆に話題となった。その後、リー・ナス・Xは1992年に大ヒット「Achy Breaky Heart」を歌ったが、現在はマイリー・サイラスの父として1番知られているカントリー歌手のビリー・レイ・サイラスとタッグを組んだ。ビリー・レイとのリミックス・バージョンはポップ・ラジオで大々的に取り上げられ、1週間で1億4300万ヒットを稼いだ。
News All | Naoko | Comments Off on 「Old Town Road」が驚きのチャート1位に
Kポップがアメリカで現在ブームになっている。その筆頭、BTSの3枚目のアルバム『Map Of The Soul: Persona』がアメリカ人ヒットメーカーのホールジーとのコラボで現在のヒット曲「Boy With Luv」の影響もあってかチャート1位に。また、女性グループのブラックピンクも人気を加速させていて、コーチェラでも話題になり、アメリカではテレビ出演もしている。
2019年5月18日にリリースされるリゾの「Cuz I Love You」に注目だ。グラマラスな黒人女性シンガーのリゾはユーモアのセンスに溢れた歌やラップが素晴らしい。彼女の歌い方はオールドスクールなスタイルにモダンなヒップホップやテクノの技法を混ぜたものだ。今回のコーチェラ・フェスティバルでは最も話題になったアーティストの1人で、彼女のビデオ配信は100万を超えるヴューを叩き出しているが、未だ日本でのリリース予定はない。この曲は、アメリカではアトランティックからの2曲めのリリースとなる。
現在アメリカで最も話題になっている映画監督に、ヒロ・ムライがいる。彼の父親は著名な音楽プロデューサーの村井邦彦で、グループサウンズやイエローマジックオーケストラのプロデュースをしたことで知られている。ヒロ・ムライは日本で生まれ、9歳で渡米。その後南カリフォルニア大学の名高い映画学科に入学した。彼はフライング・ロータス、ブロック・パーティ、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ、デイヴィッド・ゲッタ、チャンス・ザ・ラッパー、やセント・フランシスら多くのミュージシャンと仕事をしている。しかし、彼を話題の中心に押し上げたのはラッパーのチャイルディッシュ・ガンビーノ(俳優ドナルド・グローヴァーの音楽用芸名)との仕事だ。彼らがガンビーノの「This is America」の為に制作したビデオが非常に高い評判を呼び、グラミーのベスト・ミュージック・ビデオ賞を受賞した。
ブルース・ホーンズビーがソロとしての11枚目のスタジオ・アルバム『Absolute Zero』をリリースした。ブルースは1986年に最初のヒット「The Way It Is」をリリース。この曲の影響でソフト・ロック・ミュージシャンとして扱われてきたが、彼はそのキャリアの中で、ブルーグラス、ジャズ、エレクトロニカ、クラシックなど多くのジャンルに精通、スパイク・リー映画のサントラを手がけたり、グレースフル・デッドの非公式キーボード奏者として活動するなど、彼の活動は多岐にわたる。「The Way It Is」はツーパック、E-フォーティ、スヌープ・ドッグなど多くのヒップホップ・アーティストにも使われている。彼の最新アルバムには、ゲストとしてボン・イヴェールのジャスティン・ヴァーノン、ジャズの偉人ジャック・デジョネットが参加してる。
リバプール生まれのシンセサイザーバンド、レディトロンがアメリカ東海岸でのツアーを発表、10月2日にブルックリンからスタートするという。このツアーは、これより以前にすでに発表されていた西海岸ツアーの後で、7年ぶり、6枚目の、バンド名を冠したアルバムの発売ツアーとなる。このアルバムは批評家からは高い評価を得て、彼らの最高のアルバムと評されている。女性フロントのこのグループはエレクトロ・ポップの旗手で、彼らのデビュートラック「He Took Her To a Movie」は1999年にリリース。初期のファンにはブライアン・イーノもいる。人気のライブ活動に加え、レディトロンはクリスティーナ・アギレラ、ナイン・インチ・ネイルズ、ブロンディやギャング・オブ・フォーなど数多くのリミックスも手がけている。
News All, ライブ | Naoko | Comments Off on Ladytronがアメリカでのアルバムツアーを発表
アメリカのシンガー、ビリー・アイリッシュがデビューアルバム『When We Fall Asleep, Where Do We Go』でイギリスチャート1位を獲得した。これにより、ジョス・ストーンズの『Mind, Body & Soul』を退けてアイリッシュが1番若くして1位に輝いた女性アーティストとなった。17歳3ヶ月18日で、ビリーの方が2ヶ月若かったためだ。ビリーのアルバムはビルボードでも1位に輝き、14曲がトップ100に入っている。
News All, リリース | Naoko | Comments Off on Billie Eilishがイギリスで最も若くして1位になった女性アーティストに
アメリカの嘘つきで犯罪者でもある大統領、ドナルド・トランプが2020年の大統領選挙用広告の音楽に、ハンス・ジマーがバットマンの映画のために書き下ろした「The Dark Knight Rises」を使用している。ローリング・ストーンズ、ザ・オージェイズ、アデル、ニール・ヤング、REMなど非常に多くのアーティストが彼のラリーなどでの曲の使用について許可しないとしているが、ラリーなどのイベントでの曲の使用には特に制限がないため、法的な手段に訴えることができない。しかし、広告についてはシンク・アドと呼ばれるものが必要になる。トランプ陣営がこれを取得していないため、ワーナー・ブラザーズはすでに法的措置の手続きを始めたという。
News All | Naoko | Comments Off on Donald Trumpがキャンペーン広告でワーナーとトラブルに
ハワイアンのトップ・グループであるナ・パラパライが、2012年にリリースした『Ha’a』が、新たにスタジオ録音のダブル・アルバム『Back to the Patch』をリリースした。賞も受賞しているこのバンドは活動を休止していたが、2018年に再結成。フラの世界で特に人気の高いナ・パラパライは、リリースを記念してハワイのハナペペ・スタジアムで無料のコンサートを開催し、日本にも5月17日から26日の間やってくる。詳しくは彼らのサイト<www.studiosaki.com>を確認してほしい。日程のいくつかはすでに完売している。
音楽業界は、今まで反応がイマイチだったホログラフィ事業に本腰を入れる予定のようだ。今夏は、ロイ・オービソン(1988年に他界)とフランク・ザッパ(1993年に他界)がホログラフィでツアーを行う予定だ。オービソンのツアーは「In Dreams:Roy Orbison in Concert」と銘打たれ、生のオーケストラがバックで演奏する。ホログラムのロイは秋にはイギリスで同じくホログラムのバディ・ホリーとツアーを行う予定で「The Rock’N’Roll Dream Tour」と呼ばれている。その間、フランク・ザッパ・ファミリー財団はEyellusion(アイルージョン・ホログラム・プロダクション、以前ロニー・ジェイムズ・ディオのホログラムを制作)と提携し、4月19日にフランク・ザッパのツアー「The Bizarre World of Frank Zappa」を開始する。ザッパのステージは、1974年に彼がプライベートに録画し、公開されなかったものをベースに作られている。ホログラムのフランクは、ステージで以前のコラボ相手だったスティーヴ・ヴァイ、イアン・アンダーウッド、ナポレオン・マーフィー・ブロック、ウォレン・ククルーロ、ヴィニー・カリウタや、エド・マンによるバンドと合流する予定だ。
News All, 未分類 | Naoko | Comments Off on Roy OrbisonとFrank Zappaがホログラム・ツアーを開催
英国のデュオレッツ・イート・グランマが、アメリカツアーをキャンセルした。メンバーのジェニー・ホリングスワースのボーイフレンドが死亡したため、ジェニーが休暇を必要としたため。レッツ・イート・グランマはUKでアルバム『I’m All Ears』がチャート28位にランクインし、コーチェラへの出演も決まっていた。LAをベースに活動する日系アメリカ人デュオ、TWINKIDSがアメリカツアーの前座に決まっていた。ツインキッズは矢野顕子の「David」のカバーをリリースしたばかりで、人気のトラック「Overdressed」はスポティファイで500万回ストリーミングされている。
News All | Naoko | Comments Off on Let’s Eat Grandmaがアメリカツアーをキャンセル
ユニークなことにこのバンドの人気は時とともに上がったり下がったりを繰り返している。バンドの最初の2枚のアルバムはスペース・ロックの傾向が強いが、エディ・コクランの「C’mon Everybody」のカバーを含み、日本で特に人気が高かった。多くのファンは彼らのベストアルバムは19歳のマイケル・シェンカーが加入して最初の1974年の『Phenomenon』というが、当時のアメリカ、イギリスではチャートにも入らなかった。『Lights Out』はシェンカーが戻ったばかりのバンドが出したアルバムで、アメリカ・チャートでは最高位につけた。イギリスでチャート最高位になったのはスタジオ・アルバムの『Mechanix』だが、ファンの間では人気は低い。ライブ・アルバム『Strangers In the Night』はイギリスでチャート7位になったが、ロックのライブアルバムでは最高のものだと多くの人々が認めている。
『Only Anarchists Are Pretty』というタイトルで、1975年にジョン・ライドンがバンドに参加した頃から1977年5月に「God Save the Queen」というシングルを発売した頃にフォーカスした、セックス・ピストルズの映画が制作されている。この映画はミック・オシアの書籍「The Early Days of the Sex Pistols: Only Anarchists Are Pretty」をベースに作られている。出版社によると、バンドの結成期「ロックに取り憑かれたストリートキッズやイサカマ師たちがリハーサルをし、喧嘩をしながらマルコム・マクラーレンのSEXという店をうろついていた頃」についての「半分フィクションの、こっそり覗き見したような」作品だという。
映画の制作発表を見たジョン・ライドンは、ツイッターで「この映画は無許可、非公式なもので、セックス・ピストルズは承認していない」と表明。映画「Sid and Nancy」での失望が、ライドンがこのドキュメンタリーに反発する理由の一つではないかと推測できるだろう。