ロサンゼルスをベースに活動するバンド、ストリートライト・ケイデンスが新譜『MOMENTARY』をリリースした。このバンドはホノルルのストリートで活動を開始。その後、ハワイで数々の「バンドバトル」を勝ち抜き、ロスに移住した。彼らのストリートパフォーマンスは大人気で、ディズニーランドやユニバーサル・スタジオでの演奏に繋がった。このバンドはライブの後に外食することでも知られていて、彼らのツアーの記録を「Will Play For Food」というビデオに残している。このバンドは様々な場所で活動していて、来日もしている(六本木で逮捕されそうになった)。それらの全てで彼らはライブ活動とその後の食事風景を録画している。これらのビデオはハワイのテレビ番組として放映され、エミー賞にもノミネートされている。このバンドは珍しくインストゥルメンタルのラインナップが多く、多くの曲にヴァイオリン、チェロやアコーディオンが使われている。最初の反響として、人気のトラックは「Vinyl Records」と「I Miss You」のようだ。
ウェブサイトのディスコグは、2005年のサイト開設以来、高額で売れたレコードの金額(アメリカドルに変換)を発表した。金額にはバラエティがあるものの、パンクのシングルカットは多くランクイン。ゴリラ・ビスケッツの『ゴリラ・ビスケッツ』は6,164ドル、ネガティヴ・アプローチの『ネガティヴ・アプローチ』は5,000ドル、バッド・ブレインズの『Pay to Cum』は4,000ドル、ネクロスの『Sex Drive』は3,800ドル、ミスフィッツの『Cough』は3,000ドル、アグノスティック・フロントの『United Blood』は2,592ドル、マイナー・トレットの『In My Eyes』が2,500ドルとなっている。
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ブルース、R&Bのテナーサックス奏者、テリー・ハンクが新アルバム『I Still Get Excited』を7月12日に発売する予定。ゲストはリック・エストリン、トレイシー・ネルソン、クリス・ケインやノルウェー出身のギタリスト、クリス・”ザ・キッド”・アンダーソン。ハンクは長年、エルヴィン・ビショップのサイドマンとして活躍し、彼のソロ活動ではブルース・ミュージック・アワードで「ベスト・ホーン』賞を何度も受賞している。
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音楽のドキュメンタリー映画『Echo in the Canyon』が非常に好評で、現在のところ上映館が限られているにも限らず観客動員数も高い。この映画はバーズ、ザ・ビーチ・ボーイズ、バッファロー・スプリングフィールド、グラハム・ナッシュ、ジャクソン・ブラウンやママス・アンド・ザ・パパスらが活躍した60年代の南カリフォルニア、ローレル・キャニオンでの音楽シーンの物語。この映画のおかげで「California Dreamin’」「Monday」ローレル・キャニオンの事を歌った「Twelve Thirty (Young Girls Are Coming to the Canyon)」を含むママス・アンド・ザ・パパスの60年代のヒット曲がリバイバルとなっている。ボブ・ディランの息子でウォールフラワーズのリーダー、ジェイコブ・ディランは当時の曲のリメイク曲で『Echo In the Canyon』と呼ばれるアルバムを、レジーナ・スペクター、キャット・パワー、ベック、エリック・クラプトン、ノラ・ジョーンズやジェイド・カストリノスらと製作中だ。
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ローリング・ストーンズの「No Filter」ツアーの予定が発表になり、6月21日にシカゴで開始、前座としてダムスタファンク、ゲイリー・クラーク・Jr.、ウォンバッツ、リヴァイヴァリスツ、ナサニエル・レイトリフやルーカス・ネルソンが決まっている。ダムスタファンクとリヴァイヴァリスツは両者ともニューオリンズ出身で、ルーカス・ネルソンはウィリー・ネルソンの息子で、ヒットした「A Star Is Born」のサウンドトラックに楽曲提供したり、6月14日には新譜『Turn Off The News』(Build A Gardenから出版)も発表した。
News All | Naoko | Comments Off on The Rolling Stonesのツアーが6月に開始
彼は1890年代のティン・パン・アレー音楽や、早期のジャズやブルースなど昔からの音楽を好んだ。本名はディクラン・ゴバリアン、キプロス生まれのアメリカ系だったが、60年代中頃にカナダに移住した頃レオン・レッドボーンと改名。彼は自分の音楽にそのさりげないユーモアのセンスを混ぜ込み、自分について大ボラな話を作り続けた。ボブ・ディランは1972年のフォーク・フェスティバルで彼の演奏を見て、ローリング・ストーンズ誌のインタビューで高く評価した。レオンは1975年にワーナーから『On the Track』でレコード・デビュー。彼の流行とは関係ないが非常に素晴らしい音楽がラジオではなかなか流されなかった中で、テレビ番組への出演により非常に人気だった。彼の演奏時のスタイルはヒゲにサングラス、パナマ帽というものだったため、正確な年齢がわからず、実際の彼が20代だった頃、多くの観客は彼の年齢を50代から60代と間違えていたという。彼のアルバムのカバーは彼を描いた絵か漫画のカエルだったが、写真は使われなかった。彼はフランク・ザッパの別名義だというものもいた。彼の深い声やユーモアのセンスはアニメ映画の声優としても人気で、ウィル・ファレルの映画「エルフ」でも彼は有名になった。彼の曲の多くは非常にわかりにくいカバー曲で、ほとんどどの曲が何のコピーでどの曲がオリジナルか分からないくらいだった。彼は大ヒット曲というものには恵まれなかったが、アルバムは堅実な売り上げを誇理、レッド・ストライプスのジャック・ホワイトが彼の作品のリイシュー盤を制作するほどだった。
ロックの伝説的ミュージシャン、ロッキー・エリクソンが71歳で他界した。ロッキーが初めて世に出たのは、テキサス州オースティンをベースに活動するサイケデリックバンド、13th フロアー・エレベーターズのシンガーとメインの作曲者として。このバンドはロッキーが19歳だった1966年の「You’re Gonna Miss Me」1曲しかヒットと呼べる曲を残さなかった。彼らのアルバムは、ロック史上初のサイケデリックとジャケットに明記されたアルバムと言われている。13th フロアー・エレベーターズのサウンドはユニークなもので、フルートのように演奏され、鳩のような音を出すエレクトリック・ジャグも使われた。このバンドはマリファナを含む幻覚系麻薬の信奉者で、警察にもマークされていた。1968年、ロッキーは統合失調症と診断され、治療を受ける。1969年にはマリファナ所持で逮捕、当時これは10年の懲役刑となるはずだった。投獄を避けるため、彼は精神的無能力であったため無罪と主張。結局彼は収監されず、精神病院に入院、そこから彼は何度も脱走している。その後彼は電気ショックやクロルプロマジンなどの治療を受けるが、状況は変わらず、むしろ悪化させた。その後彼はブリーブ・エイリアンというバンドを結成、マイナー・ヒット「Two-Head Dog」を飛ばす。この曲は歌詞に「ホワイトハウスの中にクレムリンが二つ頭の犬といる」とあり、一部ではドナルド・トランプを予言する曲とも言われている。
彼の非常に興味深い歌詞(「You Don’t Love Me Yet」のようにロマンティックなものから、彼の妄想やモンスターに対する興味からできた「I Walked With A Zombie」など)や彼の健康状態に対する不安などから、バットホール・サーファーズ、ダグ・サーム、ナーブブレーカーズ、ZZトップらテキサスのミュージシャンが彼を支えた。ロッキーはまた、CCRのスチュー・クックともレコーディングしている。