Aug 11 2019

TencentがUniversal Music株を購入へ

中国のデジタル大企業テンセントが世界最大手のレコード・レーベル、ユニバーサル・ミュージックの株10%を購入という動きが報じられている。この取引は約3550億円で行われ、来年テンセントにさらに10%の購入権が与えられる(現在のオーナーであるヴィヴェンディはさらに50%を売る用意があるとしている)。この取引は、多くの面において物議を醸している。テンセントは既にWeChat、テンセント・ミュージックとスポティファイ株の7.5%を所有している。中国市場は海外に対して閉じられているため、中国の30億を超える人口の支えるマーケットに参入するために中国企業との取引を余儀無くされる。しかし、中国では世界基準での音楽市場とは違うシステムの基に動いているため、ロイヤリティという意味では非常に安いか、何も払われないケースが多い。また、中国では創作に対する締め付けが厳しく、政治的な理由からの編集などが多く求められる。多くの映画人やミュージシャンが、チベット擁護を表明したために中国市場から締め出され、多くの映画が中国国内で公開前に編集されている。

近年、中国企業がハリウッド映画に多額の資金を投入しているが、その代わりに中国人俳優の起用や、中国のネガティブなイメージを使用しないこと、中国に関して問題になるような表現を使わないことなどを求めている。ここ最近でニュースになったものでは、「Top Gun 2:マーヴェリック」では、オリジナル作品でトム・クルーズが着ている革ジャンの後ろに多くの旗がついているものに対して、中国企業を満足させるために日本や台湾の旗を外すという変更をしたというものが話題になっている。

Aug 11 2019

“The Man Who Fell To Earth”がTVシリーズ化

1976年のSF映画『The Man Who Fell To Earth(邦題:地球に落ちてきた男)』がCBSからTVシリーズ化される。オリジナルの映画は1963年出版のウォルター・テヴィスの本を基に作られ、デヴィッド・ボウイが主演した。

作家のニール・ゲイマン(ミュージシャン、アマンダ・パーマーの夫でトリ・アモスの娘タッシュの名付け親でもある)がこのプロジェクトに参加予定で、ボウイの息子、ダンカン・ジョーンズもこのプロジェクトに賛同しているという。

オリジナルの映画はニコラス・ローグが監督、絶賛と同時に酷評もされ、売り上げ的にもそこそこだったが、当時から強い影響力を誇った。また、ボウイの映画でのベスト・パフォーマンス、音楽にジョン・フィリップス、ミック・テイラーやツトム・ヤマシタらの音楽を起用していることからも現在は高く評価されている。

Aug 11 2019

Linda Ronstadtのミュージカルが9月お目見え

シンガーのリンダ・ロンシュタットのドキュメンタリー映画『The Sound of My Voice』が新たにお目見えする。ロンシュタットは、2012年にパーキンソン病と診断されてパフォーマンスからは引退したが、現役時代の彼女は素晴らしいスターで、一つのスタイルに囚われることなく、人にはキャリアの終わりだと言われても何にでも果敢に挑戦する人だった。彼女が最初に名を売ったのは1967年の「Different Drum 」という曲で、当時彼女はストーン・ポニーズというフォーク・ロックのグループに所属していた。1970年代には彼女は素晴らしい歌声とともに押しも押されぬ大スターだったが、批評家には自作の曲が少ないと批判されていた。実際、彼女のレコードではオールディーズやジャクソン・ブラウン、ニール・ヤング、ウォーレン・ジヴォンなど新進のアーティストの曲を多く歌っている。のちに彼女は新しいジャンルの曲に挑戦、ビッグバンドジャズを歌い、他のアーティストとのコラボレーション、伝統的なメキシコ音楽(彼女はメキシコとドイツにルーツがある)、ミュージカルナンバーなどを網羅し10回のグラミー賞に輝き、絶大な人気を誇った。リンダは結婚こそしなかったが、多くのセレブリティと浮名を流した。カリフォルニア州知事ジェリー・ブラウン、コメディアンのジム・キャリーや、一時期婚約していた映画監督のジョージ・ルーカスら。この映画は9月に公開予定。