Sep 18 2021

ジャズの伝説的なプロモーターGeorge Weinが他界

伝説的なジャズのプロモーター、ジョージ・ウィーンが95歳で他界した。ジョージは1954年にニューポート・ジャズ・フェスティバルを開始。また、JVCジャズ・フェスティバル、ニューオリンズ・ジャズ・アンド・ヘリテージ・フェスティバル、ボストン・グローブ・ジャズ・フェスティバルやプレイボーイ・ジャズ・フェスティバルなど次々と立ち上げた。ジョージ本人もピアニストで、1950年にボストンのジャズクラブ、ストーリーヴィルを開店、自分が好きなミュージシャンをブッキングしていたら、多くが後にスターとして活躍した。彼自身はクラブ経営で儲けることはなかったが、裕福なジャズ・ファンや、多くのジャズ・ミュージシャンらに支えられ、フェスティバル・ビジネスを開始。彼が主催したフェスティバルでの有名なレコーディングのひとつに、マイルス・デイヴィスの『Round Midnight』(1955年にライブレコーディングし、これによってコロムビアとの契約につながり、ドラッグから足を洗った後の再起のきっかけとなった)。また、ボブ・ディランが1965年に『電化(フルアコースティックからエレキサウンドへ)』したのもニューポートのフェスティバルだった。他にも、デューク・エリントン、エラ・フィッツジェラルド、ビリー・ホリデイ、ニーナ・シモン、ハービー・マン、ジョン・コルトレーンやカウント・ベイシーら、多くの有名なライブ・レコーディングが残されている。ジョージは彼のプロダクション会社、フェスティバル・プロダクションズを2007年に売却したが、最後まで音楽と共にあった。音楽ビジネスの巨人、ジョージ・ウィーンよ、安らかに。

 

Sep 18 2021

Haru Nemuri(春ねむり)がアメリカライブ

日本のオルタナロック/ポエトリー・ラッパーの春ねむりが、11月の1日から7日の短期間でサンフランシスコ、ニューヨーク、シカゴとLAを周り、デビューアルバム『春と修羅』はオンラインで世界中から高い評価を受けているため、彼女のライブ・パフォーマンスに対しての期待が高まっている。

Sep 18 2021

The Dave Matthews Bandがツアーに

デイヴ・マシューズ・バンドがツアーを再開、ワシントンではニューオリンズのファンクバンド、ダムスタファンクが前座を務めた。彼らの9月4日のパフォーマンスは予定通りには行かなかったものの、素晴らしい結果となった。バンドのドラマー、カーター・ボーフォード、ベーシストのステファン・レッサードが新型コロナに罹患で出演できず(彼らはワクチン接種済みだったため、軽症で済んだという)。デイヴ・マシューズはライブをソロで開始し、一人ずつメンバーを追加。以前デイヴ・マシューズ・バンドのメンバーとしてツアーに参加経験のあるダムスタファンクのベーシスト、トニー・ホールがいくつかの曲で演奏に参加した。ライブはダムスタファンクとデイヴ・マシューズ・バンドのメンバー全員で終了、最後に全員でスライ・ストーンの「Thank You (Fallettinme Be Mice Elf Agin)」と、ピーター・ガブリエルの「Sledgehammer」を熱演した。

Sep 17 2021

オークランドの野外イベント「Halloween Meltdown」が10月に開催

10月16日と17日、カリフォルニア州オークランドは、伝説の映画製作者ジョン・ウォーターズをホストに屋外イベント『ハロウィーン・メルトダウン』を計画中だ。ヘッドラインはオーシーズ。ジ・オー・シーズとしての方が良く知られているかもしれないが、このバンド名には7つのバリエーションがある。アルバムの総数は23、ひとつとしてチャートインしたことはないが、彼らの不定期なライブは、どこで開催されようと、ほぼすべて完売する。オーシーズは創立者のジョン・ドワイヤー(日本ではカルト的な人気を誇った元コーチウィップスのメンバー)が率いている。他の参加ミュージシャンとして名を連ねているのはザ・マミーズ、ザ・ドリーズ、ザ・ワットエヴァーグレーズ(このバンドは2017年、2018年、2019年の毎年日本でツアーを行っている。2020年は新型コロナでキャンセルに)、そしてホット・ランドリー(現在ロサンゼルスの有名なラジオDJ、ロドニー・ビンゲンハイマーによりヘビロテされている)。

Sep 17 2021

Kuana Torres Kaheleが新譜を発売へ

クアナ・トレス・カハレは特別なアルバム『Kashiwa』を9月30日に発売する。このアルバムには18曲が収録されているが、すべてがクアナの25年にわたるキャリアの中から選ばれ、フルバンドで再録されたものとなる。CDのバージョンにはハワイ語の歌詞と英語の翻訳が併記されたものも同梱される。クアナはハワイ音楽の大家で、フラの世界では、ソロでも、ナ・パラパライのメンバーとしてもひっぱりだこだ。最近はズームのフラ教室を行ったり、ハワイアン音楽の伝説的存在、ロバート・カジメロと共演したりしている。

Sep 17 2021

Galacticがツアー復帰

ニューオリンズを代表するファンクバンド、ギャラクティックがツアーに復帰、全米の、屋外ステージでライブを開催する。ファンは詳しいと思うが、このバンドは伝説的なライブハウス、ティピティーナズを2018年に購入。残念なことに、昨年は新型コロナでほぼ閉店状態だったが、このところライブを再開していた。そこにハリケーン・アイダが直撃、ニューオリンズ全体に大打撃を与えたが、ティピティーナズは軽症で済んだという。ただ、不運なことに、電気網に障害が発生したため停電が続いていて、誰もいつ復旧するか知らないという。もしティピティーナズを応援しようと思う方がいれば、リンクのストアで応援してあげてほしい。 <https://shop.tipitinas.com>.

Sep 17 2021

Streetlight Cadenceがホノルルに凱旋

ストリートライト・ケイデンスは、ホノルルのストリートプレイヤーとしてブレークしたバンドだ。彼らの陽気なゲリラ・ライブは常に多くの観客を集め、世界ツアーを回るほどになった(来日の際、六本木で路上ライブを行ったところ、もう少しで逮捕されるところだった)。彼らはこのところロサンゼルスをベースにするようになり、新型コロナでかなり厳しい制限はあるものの、ディズニーランドやユニバーサルスタジオで定期的にライブを行っている。
バンドは最近ハワイでの凱旋ライブに成功。ブルーノート・ホノルルで完売するほどの盛況なライブを行った。

Sep 17 2021

負傷の Juan Alderete、順調に回復

ベテランのベースプレイヤー、ホアン・アルデレッテが、2020年1月13日に起こしたバイク事故による外傷性の脳損傷から順調な回復を見せている。彼は、事故後4週間も意識不明の状態が続いた。現在、歩いたり、自転車に乗ったり、ベースを演奏することもできているという。ホアンは10代の頃、レーサーXとの共演から始まりスティーヴィー・サラスとの日本での共演、フジロックにバンドのマーズ・ヴォルタで戻り(マーズ・ヴォルタではグラミー賞も受賞)、プロジェクトバンドのハーロー・オービットでシュガー吉永やマーク・ジュリアナとも共演。事故が起こった当時はマリリン・マンソンと共演するなど、長期にわたって活躍する、注目されるべきアーティストの一人だ。

Sep 04 2021

Israel Kamakawiwo’oleの“Hawaii ’78”、再来

イズラエル・カマカヴィヴォオレの名曲「Hawaii ’78」が再浮上している。この曲はミッキー・イオアンス作曲で、イズ(イズラエルの略称)の初期のバンド、マカハ・サンズ・オブ・ニーハウが演奏していた。イズは1993年にソロ・アルバム「Facing Future」でこの曲を再録、ハワイアン音楽の最大ヒットのアルバムとして以来君臨している。この曲は最初、ハワイ語によるチャント(詠唱)で始まり、英語の歌詞により、ハワイの美しい自然が開発によって失われる様を嘆いている。2006年にホノルルでライブを行ったパール・ジャムをはじめ、多くのアーティストがこの曲をカバー。最近はアーティストのカウェヒが新バージョンをカバーしている。彼女は幼いころからカイアプニ(ハワイ言語浸透プログラムの学校)に通っていた。彼女のMVでは、ハワイ語、英語両方での歌と、ハワイ風ダンス、ウクレレの演奏を見ることができる。

Sep 04 2021

“We Love NYC: The Homecoming Concert”が残念な結果に

事前の宣伝で期待の高まっていたニューヨークのセントラル・パークで開催されたイベント『We Love NYC: The Homecoming Concert』、TVでの視聴率も期待されていたが、蓋を開けて見れば大失敗だった。このイベントは、新型コロナからの復活を記念して企画された祝祭的な位置付けだったが、イベント時期がちょうど新型コロナの感染率再上昇と重なってしまった。また、クオモ・ニューヨーク州知事か数々のセクハラ疑惑で辞職となった時期とも重なっている。このコンサート自体は、プロデュースを担当した音楽界の重鎮、クライブ・デイヴィス(89歳)のトリビュートとしての側面も強い。出演予定だった殆どはデイヴィスと過去仕事をしていたアーティストばかり。出演したアーティストの中でのハイライトといえるのは、ジェニファー・ハドソンだった。彼女は現在、アレサ・フランクリンの伝記的映画『Respect』でNYフィル・ハーモニックと共演し、大絶賛されている。現在深夜のTV番組で音楽ディレクターを務めるニューオリンズ・ミュージシャンの一人、ジョン・バティストは気持ちがウキウキするような曲を歌い、高く評価された。サンタナとロブ・トーマスはここで新曲を披露し、楽しみにしていた観客を沸かせていた。しかし、ジャーニーとフィリピンのシンガー、アーネル・ピネダがスティーヴ・ペリーの代理を務めようとしていたのはいただけなかった。また、オールド・スクールのラッパーLL・クール・Jが昔のメンバーとの再結成を試みたが、こちらも懐かしくはあるものの、ピンとこず。フェス自体がバリー・マニローのステージの途中で、歴史的な大雨のため中止となり、本来メインとなるはずだったブルース・スプリングスティーン、エルヴィス・コステロやポール・サイモンは出番がないままに終了となった。残念!

Sep 04 2021

Robert PlantとAlison Kraussがジョイントアルバムを11月に発売

ロバート・プラントとアリソン・クラウスが、新たに共同でアルバム『Raise The Roof』を11月19日、ワーナー・ブラザース・レコードから発売すると発表した。このアルバムはTボーン・バーネットによるプロデュースで、ゲストミュージシャンとしてマーク・リボー、デヴィッド・ヒダルゴ、ビル・フリーゼルやバディ・ミラーが参加する。アルバムの内容は主にカバー曲で、アラン・トゥーサン、エヴァリー・ブラザーズやマール・ハガードの曲に加え、彼らのオリジナル「High and Lonesome」も収録される。また、彼らは2022年にツアーを計画していて、詳細はまもなく発表の予定だ。
Sep 04 2021

Everly BrothersのDon Everly他界

伝説的な歌唱デュオ、エヴァリー・ブラザーズのドン・エヴァリーが84歳で他界した。この兄弟は本当に素晴らしい「兄弟によるハーモニー」で知られ、1957年のヒット「Bye Bye Love」から数々のヒットソングを世に送り出した。彼らのサウンドは、ビートルズ、ビーチ・ボーイズ、ビージーズ、サイモンとガーファンクルなど、多くのアーティストに影響を与えた。エヴァリー・ブラザーズのサウンドはフォーク・カントリー・ロックのミックスと言われ、アメリカの音楽ムーブメントに多大な足跡を残した。彼らのヒット曲の多くはフェリスとブーデロウ・ブライアント夫妻によって作られたが、スマッシュ・ヒットとなった「Cathy’s Clown」はドンの作曲で、USチャートで1位を獲得、世界中で800万枚を売り上げ、ビートルズの「Please, Please Me」のインスピレーションとなった。