Feb 19 2013

グラミー賞の価値について考える

第55回グラミー賞授賞式の開催から1週間以上たったが、受賞アーティストをめぐっての議論が今も続いている。特に物議を醸し出しているのが、ファンの“最優秀新人アーティスト賞”受賞だ。歴史的にこの賞は優れた本当の意味での“新人”アーティストに贈られる栄誉ある賞である。しかし、その反面でソロ・アルバムを大ヒットさせて受賞を果たした後にキャリアが伸びなかったアーティストが多数存在するのも事実だ。主な例をあげると、スターランド・ボーカル・バンド(1977年)、デビー・ブーン(1978年)、ア・テイスト・オブ・ハニー(1979年)、メン・アット・ワーク(1983年)、ブルース・ホーンズビー(1987年)、トレーシー・チャップマン(1989年)、ミリ・ヴァニリ(1990年)など。特にミリ・ヴァニリは自分達のアルバムで実際に歌っていなかったことが後に判明し、騒動を巻き起こした。また、グラミー賞を一度も受賞しなかった偉大なアーティストには、ジミ・ヘンドリックス、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル、スライ・ストーン、ジャクソン・ブラウン、アバ、クイーン、レッド・ツェッペリン、ザ・フー、ザ・キンクス、ボブ・マーリー、ビーチ・ボーイズ、チャック・ベリーなどがいる。