Dodgeの最新CMソングは「California Sun」

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「カリフォルニア・サン」のラモーンズ・バージョンが最近のダッジ自動車のテレビCMに起用されている。アップビートでポップな同曲は、黒人の作曲家/ミュージシャン/プロデューサーのヘンリー・グローバーと音楽業界の伝説的人物モリス・レヴィによる共作。アーティストをぼることで有名だったレヴィは、この曲の著作権を主張してきた。しかし、現在ではグローバーだけに著作権があると認める者もいる。1961年にニューオリンズ出身のジョー・ジョーンズ(「ユー・トーク・トゥー・マッチ」が大ヒット)がレコーディングした同曲は、チャート89位にとどまった。ところが、インディアナの高校生バンド、リヴィエラズが1964年にレコーディングしたバージョンがトップ5ヒットに。カリフォルニアを一度も訪れたことがなかったリヴィエラズのバージョンが主流となっていった。その後は、バーで演奏するバンドの定番曲となり、多数のアーティストによって様々な言語でレコーディングされてきた。日本ではおそらくベンチャーズのバージョンが最も有名だろう。1975年にNYを拠点とするプロト・パンク・バンドのディクテーターズがカバーし、1977年にはバンドの友人で近所に住んでいたラモーンズがカバーした。