Mar 12 2014

アカデミー賞受賞作『バックコーラスの歌姫たち』

現地時間3月2日に行なわれた第86回アカデミー賞授賞式は大成功を収め、世間はこの1週間ずっとアカデミー賞関連の話題で持ち切りだった。主な話題は受賞者、女優たちの華やかなドレスと美容整形手術に集中したが、最優秀長編ドキュメンタリー賞を受賞した『バックコーラスの歌姫(ディーバ)たち(原題:Twenty Feet From Stardom)』もメディアに大きく取り上げられた。同作品には、リサ・フィッシャー(ローリング・ストーンズ)、メリー・クレイトン(ローリング・ストーンズの「ギミー・シェルター」のレコーディングに参加)、ダーレン・ラヴ(フィルスペクターがプロデュース)、クラウディア・リニア(イケッツ、ジョージ・ハリソン、ジョー・コッカー、ハンブル・パイで活動し、ローリング・ストーンズの「ブラウン・シュガー」のインスピレーション源という噂も)らが出演している。製作を手がけたのは、A&Mレコードから長年に渡って多数のヒット曲を世に送り出した映画/TVプロデューサーのギル・フリーゼン。フリーゼンは2012年に白血病で他界したが、ベッドに寝たきりになっても見舞いに訪れた音楽業界の友人らに製作面での様々な問題を解決するための協力を要請し作品を完成へと導いた。2013年のサンダンス映画祭でのプレミア上映を楽しみにしていた彼の姿がアカデミー賞授賞式になかったことは非常に残念だが、天国で今回の受賞を祝福していることだろう。