名ソウルシンガーPercy Sledgeに追悼

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ソウルシンガーのパーシー・スレッジが他界した。享年74歳。1964年に大ヒットしたスレッジの代表曲「ウェン・ア・マン・ラブス・ア・ウーマン」は、スレッジが当時交際していたモデルの恋人が彼の親友と共にLAへ去って行ってしまい、失意のどん底に突き落とされた時にインスピレーションを受けて書いた曲だ。この曲が長年に渡って支持され続けてきているのはその完成度の高さはもちろん、何よりもスレッジの感情が生々しく伝わってくるからだろう。これまでに様々なアーティストにカバーされており、『再会の時(原題:ザ・ビッグ・チル)』や『プラトーン』など多数の主要映画にもフィーチャーされている。こういった代表作以外でも、スレッジは「テイク・タイム・トゥ・ノウ・ハー」など数々のオリジナル・ヒット曲を世に送り出し、「アウト・オブ・レフト・フィールド」、「ザ・ダーク・エンド・オブ・ザ・ストリート」や「イット・ティアーズ・ミー・アップ・インサイド」などダン・ペンが書いた曲(スレッジのベスト盤に収録)もレコーディングしている。妻と12人の子供達を残して天国へと旅立って行ったスレッジの冥福を心から祈りたい。