Dec 21 2016

Leonard Cohenの死によせて

先月7日に他界したレナード・コーエンは詩人、シンガーソングライター、小説家で色男、かつ禅僧でもあった。様々な意味でユニークなアーティストだった彼がファースト・アルバムを発表したのは32歳の時。ヒット作に恵まれたこともなく、特別に秀でた歌や演奏の才能があった訳でもない彼は、長い期間に渡ってアルバムを発表しない人物だった。彼の作品の主なテーマはロマンチックで好色な一方で、多様な宗教から受けた影響を反映したものだった。元マネージャーに数百万ドルを横領された後、70歳を過ぎてからキャリア上で最も頻繁にツアーに出るようになったのも珍しい話だ。コーエンは交際した女性達についてロマンチックな曲を書いた他(「ソー・ロング・マリアン」、「スザンヌ」など)、ジャニス・ジョプリン、バックシンガーのローラ・ブラニガンやジェニファー・ウォーンズと恋愛関係にあったことでも知られる。彼の評価は長年をかけて築かれたもので、現在では世界有数の優れたソングライターとして知られる。ティム・バックレーの「ハレルヤ」、ジョー・コッカーズの「バード・オン・ザ・ワイヤー」、ドン・ヘンリーの「エヴリィボディ・ノウズ」、ロベルタ・フラックの「ヘイ、ザッツ・ノー・ウェイ・トップ・セイ・グッバイ」、ジャニファー・ウォーンズの「フェイマス・ブルー・レインコート」、ジュディ・コリンズの「スザンヌ」など、彼の曲には他のアーティストがカバーして有名になった作品が多い。