Aug 21 2018

スーパースターAretha Franklin、逝去

18個のグラミー賞を受賞した歌うスーパースター、アレサ・フランクリンが、76歳で癌との戦いの後、他界した。アレサはメンフィス生まれで、主に’歌う牧師’として有名だった父親C.L.フランクリンに育てられた。彼の友人にはマーティン・ルーサー・キング、サム・クック、ジャッキー・ウィルソン、メイヴィス・ステイプルスや、マヘリア・ジャクソンがいる。子供の頃のアレサは教会で歌っていて、その頃すでにキリスト教レーベルからアルバムを1枚出している。1960年、父親がマネージメントをしていた時に彼女はコロムビアと契約、続けざまに宗教とは関係のないジャズ、ブルース、R&Bテイストのアルバムをリリースしたが、6年の間大した成果がなかった。1966年に彼女はアトランティックと契約、プロデューサーのジェリー・ウェクスラーがアラバマ州のマッスル・ショールズで録音を担当。より煌びやかで男らしいサウンドに支えられ、彼女はトレードマークのゴスペルの影響があるR&Bサウンドを獲得し「I Never Loved a Man(The Way I Loved You)」「Baby I Love You」「Chain of Fools」「Think」、そしてもっとも著名な「Respect」など、数々のヒットを飛ばすようになる。これらの曲はオーティス・レディングが作ったものをアレサが編曲し、歌詞も少し変えて、タイトルを一文字ずつ歌ったコーラスを入れ、賛美歌のようにしたものだ。プロデューサーのウェクスラーがアトランティックを去ると彼女のヒットは減り、1980年には社長のクライヴ・デイヴィスの強い希望によりアリスタと契約。この時点で彼女のキャリアは映画『ブルース・ブラザーズ』に出演したことから上向きになっていた。アリスタからの2枚目のアルバム『Who’s Zoomin’ Who?』で彼女はチャートのトップ40に返り咲き、これはプラチナアルバムとなる。彼女はジミー・カーター、ビル・クリントン、バラク・オバマの3人の大統領就任式で歌い、マーティン・ルーサー・キングの葬式でも歌っている。しかし、彼女の人生はおとぎ話のような幸せなものではなかった。彼女の両親は幼い頃に別居し、母は10歳の頃に亡くなった。彼女が最初に出産したのは12歳の時で、その後4人の息子を持つが、父親は全て違い、結婚はその内の1人としかしていない。彼女は家庭内暴力の被害者で、男たちにはキャリアの邪魔もされている。また、彼女は飛行機に対する恐怖症を発症し、ツアー活動にも影響が出た。アレサは体重を維持することができず、太ったり痩せたりを繰り返していた。喫煙と飲酒の問題もあった。彼女は公民権運動にも関わり、公表せずに彼女の信じる運動をする団体に寄付もしている。2011年から彼女の伝記映画も企画され、ジェニファー・ハドソンがアレサ役として抜擢されている。アレサへのトリビュート・ライブが11月14日にニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで企画されている。

世界に一人の「ソウルの女王」、安らかに。