Apr 02 2019

英国バンドUFOが50周年ツアーと引退を発表

英国のハードロック・メタルバンド、UFOが50周年ツアーを発表、これを最後に引退すると表明した。このバンドは彼らの活動期間を通して二千万枚のアルバムを売り上げている。シンガーのフィル・モグのみが唯一のコンスタントなメンバーというこのバンドの歴史は興味深い。非常に多くのミュージシャンがメンバーとして参加(何度も出たり入ったりするメンバーもいた)、結果、メンバーを並べるとロックのオール・スター名簿に近いものができる。オリジナルメンバーのギタリストのミック・ボルトン、ベーシストのピート・ウェイ(後にファストウェイ、オジー・オズボーンに参加)、ドラマーのアンディ・パーカーに加え、ドイツのギタリスト、マイケル・シェンカー、バーニー・マースデン(ホワイトスネーク)、ポール・レイモンド(チキン・シャック、サヴォイ・ブラウン)、ジョン・スローマン(ユーライア・ヒープ)、ビリー・シーハン(ミスター・ビッグ)、ポール・グレイ(ダムド、エディ・アンド・ザ・ホット・ロッズ)、ロビー・フランス(ダイアモンド・ヘッド)、アトミック・トミー・マッククレンドン(日系アメリカ人のギタリストでカルメン・マキ、KUNI等日本人アーティストにも曲を提供)、サイモン・ライト(AC/DC)、エインズレー・ダンバー(ザッパ、ボウイ、ジャーニー)、ヴィニー・ムーア(アリス・クーパー)や、ジェイソン・ボーナムなど。

ユニークなことにこのバンドの人気は時とともに上がったり下がったりを繰り返している。バンドの最初の2枚のアルバムはスペース・ロックの傾向が強いが、エディ・コクランの「C’mon Everybody」のカバーを含み、日本で特に人気が高かった。多くのファンは彼らのベストアルバムは19歳のマイケル・シェンカーが加入して最初の1974年の『Phenomenon』というが、当時のアメリカ、イギリスではチャートにも入らなかった。『Lights Out』はシェンカーが戻ったばかりのバンドが出したアルバムで、アメリカ・チャートでは最高位につけた。イギリスでチャート最高位になったのはスタジオ・アルバムの『Mechanix』だが、ファンの間では人気は低い。ライブ・アルバム『Strangers In the Night』はイギリスでチャート7位になったが、ロックのライブアルバムでは最高のものだと多くの人々が認めている。