Jul 06 2019

Quicksilver Messenger ServiceのGary Duncanが他界

クイックシルバー・メッセンジャー・サービスのギタリスト、ゲイリー・ダンカンが72歳で他界した。本名ゲイリー・グラッブ、10代の頃所属していたバンドラッズでそれなりに成功し、北カリフォルニアのライブでバーズやローリング・ストーンズの前座を務めた。次のバンド、ブローグスで、クイックシルバーが1965年に活動開始した際参加したドラマーのグレッグ・エルモアと出会う。クイックシルバーはサンフランシスコのサイケデリックバンドのはしりで、ゲイリーとジョン・シポリーナのギタープレイの掛け合いでよく知られていた。最盛期にはこのバンドはヒッピーのテーマソングだった「Get Together」を作ったことで知られるジーノ・ヴァレンティ、ジェファーソン・エアプレーンのベーシストになったデヴィッド・フレイバーグや著名なキーボーディストのニッキー・ホプキンスも所属していた。このバンドは非常に数奇なキャリアを辿った。大きなヒット曲は「Fresh Air」1曲だけ、それもチャート49位まで、しかしカリフォルニアでは不動の人気を誇った。チャートでのヒットこそ無かったものの、彼らのアルバムはビルボードで30位まで行ったものが4枚、他にもトップ200に食い込んだものが4枚。曲から曲へのリード・ヴォーカルは変わった。ダンカン、シポリーナ、フレイバーグとヴァレンティはそれぞれ1アルバムずつバンドを辞め、その後復帰。多くのメンバーは大麻所持で逮捕され、収監されている間バンド活動を休んでいた。クイックシルバーの最も成功した1969年のアルバム『Happy Trails』はゴールドアルバムとなり、ボー・ディドリーの曲『Who Do You Love?』では伝説的なギタージャムを披露した。バンドは2006年から2010年の間、生き残ったメンバー、ダンカンとフレイバーグにより再結成もした。ゲイリー・ダンカン、安らかに。