Nov 01 2020

コロナ禍がアメリカ音楽業界をピンチに

コロナウィルス禍はライブ音楽業界に多大な損害を与えた。3月以降アメリカ国内ではほぼ全てのライブハウスが営業自粛となり、いつ再開できるかの目処も立っていない。多くのアメリカのライブ会場は、ニューオリンズのティピティーナズやワシントンDCの9:30クラブ、ミネアポリスのファーストアベニュー、LAのトラバドールやアン・アーバーのブラインド・ピッグらのように個人経営だが、経営が破綻の寸前となっている。さらに状況を悪化させているのは、ライブ・ネーションやAEGのような大企業が、これらの著名なライブハウスが経営破綻したら買収しようと狙っているという状況だ。この2企業はすでにライブ会場を経営しているが、独占的なビジネス手法で評判が悪い。フィリップ・アンシュッツが社長を務めるAEGはロンドンのO3やLAのステイプルズ・センターなどの大ライブ会場を運営し、コーチェラ・フェスティバルをプロモートする大手で、アンシュッツは極右的な政治信条で人気がない。BMGは最近、ドイツへの進出を発表し、インディーズ・プロモーターのアンダーカバーの株式の過半数を取得。

アメリカ国内では、三千近い数のライブ会場の運営会社がナショナル・インディペンデント・ヴェニュー・アソシエイションを立ち上げて政府のサポートを得るべく活動しているが、いまだ成果はない。