Feb 28 2018

Walter “Wolfman” Washingtonが新譜をリリースへ

ニューオリンズの伝説、ウォルター・”ウルフマン”・ワシントンが4月21日にアンティ・レコードから新アルバムを発売する。このアルバムは、トロンボーン・ショーティ、ストゥープ・キッズ、リヴァイヴァリスツ、リリックス・ボーンや自分のバンド、ギャラクティックのプロデュースで知られるベン・エルマンが手掛けている。”ウルフマン”・ワシントンは以前リー・ドーシーやイルマ・トーマスなどのニューオリンズ発のスター達のツアー・ギタリストとして活動していたが、現在はニューオリンズで定期的にライブ活動をしている。このアルバムのゲストにはドクター・ジョン、イルマ・トーマス、スタントン・ムーア、マイク・ディロン、ジョン・クリアリーやイヴァン・ネヴィルなど。

Feb 23 2018

Fuji Rock、Summer Sonicのラインナップが発表に

今年のフジロックとサマーソニックでの初回ラインナップが発表になった。フジロックにはケンドリック・ラマー、N.E.R.D.、ヴァンパイア・ウィークエンド、チューン・ヤーズ、スクリレックス、チャーチ、MGMTなどが出演の予定。ケンドリック・ラマーは現在アメリカでは最も人気のある1人だ。「Good Kid, M.a.a.D City」でメジャーデビューとヒットチャート2位を記録しプラチナアルバムとなったのに始まり、「Bitch, Don’t Kill My Vibe」を含む3曲のトップ40シングルをリリース。2015年のアルバム『To Pimp a Butterfly』はアメリカとUKでトップチャートに載り、グラミーを受賞。2017年の『Damn』からは「Humble」がチャート1位になった。今年は封切り後2億ドルを売り上げているスーパーヒーロー映画『Black Panther』のサウンドトラックを制作、すでに高い評価を得てさらなる活躍が期待されている。

対して、サマーソニックのラインナップにはチャンス・ザ・ラッパー、ナイン・インチ・ネイルズ、ベック、フライング・ロータス、ポルトガル・ザ・マンにセント・ヴィンセントが含まれている。チャンス・ザ・ラッパーも、音楽、映画、ファッションやコメディなどで活躍していて、アメリカでは非常に人気がある。また、アップル、オバマ元大統領、カリーム・アブドゥル・ジャバー、カニエ・ウエスト、キットカット、ナイキやシカゴ・ホワイトソックスなど多くのアーティストや会社とのコラボレーションをしている。

Feb 23 2018

Galacticがシングル曲を発表

ギャラクティックが、ヴォーカルにエリカ・フォールズを加えて新しいシングル曲『Hold On To Let Go』を発表した。フォールズは過去3年間ギャラクティックと活動していたが、今回がバンドとの最初のスタジオ録音となる。ギャラクティックは来週、11月まで続く長期北米ツアーを開始する。

Feb 23 2018

Juan AldereteがMarilyn Mansonに参加

ホアン・アルデレッテがマリリン・マンソンに参加を決めた。

アルデレッテは10代でスピード・メタル・バンドのレーサーXでポール・ギルバートと音楽活動を開始、その後マーズ・ヴォルタのベーシストとなった。また、彼はデルトロン3030でジュリエット・ルイス、スティーヴ・サラスともツアーにも参加している。最近はスーパートリオのヘイローオービットをシュガー吉永や、バッファロー・ドーターのドラマー、マーク・ジュリアナと立ち上げた。他にも、ブラッド・メルドー、ミシェル・ンデゲロチェオ、デイヴィッド・ボウイとも共演している。

Feb 23 2018

Eric Claptonのドキュメンタリーがリリース

エリック・クラプトンのドキュメンタリー映画『Liee in 12 Bars』が封切りされた。監督はオスカー受賞のリリ・フィニー・ザナック。彼女は『ドライビング Miss デイジー』で知られている。このドキュメンタリーにはクラプトンのヴィンテージ映像が多く使われている他、クラプトン本人がブルース、酒、ドラッグ、デュアン・オールマンやビートルズなどについて話している。

Feb 23 2018

セクハラ騒動の影響がソニーにも

ソニーミュージックが、セクシャル・ハラスメントの影響で難局に直面している。昨年、エピック・レコードのCEOで伝説的なプロデューサーだったL.A.レイドがセクシャル・ハラスメントで訴えられ、速やかにクビになった。しかし、彼のキャリアには大した傷はついていない。レイドは7500万ドルを調達して新しいレーベルを立ち上げることに成功している。最も最近には、エピックの社長チャーリー・ウォークも、10年前のセクハラで元従業員から訴えられ、当時の状況やコメントなどの詳しい説明も明らかになっている。ウォークは現在、ユニバーサルの子会社リパブリック・レコードの社長で、音楽関係のテレビ番組「The Four」の審判もしている。被害者は会社を辞めるよう金を渡されたと訴えている。ウォークはセクハラは起こっていないと否定しているが、ユニバーサルは調査中とのこと。#MeToo運動はアメリカの映画ビジネスに大きな影響を与えている。

Feb 23 2018

Meat Beat Manifestoが新譜を発表

インダストリアル・ミュージックのカルト的人気を誇るミート・ビート・マニフェストが久々の新譜『Impossible Star』をリリースした。ジャック・ダンガーズはこの新アルバムをエッシャーの幻想の回廊のようだと評している。ダンガーズは5年ぶりにライブも予定している。彼は、デビュー後はシカゴの伝説的なレーベル、ワックス・トラックスと契約していたが、現在はトレント・レズナーのナッシング・レコーズで活動している。

Feb 23 2018

Rita Oraがポケモン実写映画に出演

コソボで生まれ、イギリスで活動中の歌手リタ・オラが、ポケモンのハリウッド版実写映画、「名探偵ピカチュウ」に出演することがわかった。この映画の主演はライアン・レイノルズ。

リタ・オラはイギリスで12のトップ10ヒットを飛ばし、コールドプレイとツアーを行うなどしているが、アメリカや日本での知名度はそこまで高くはない。今年はじめに公開された映画『Fifty Shades Freed』にも彼女は重要な役で出演しており、サウンドトラックには彼女の曲が含まれている。

Feb 23 2018

Vampire Weekend が4年ぶりのライブを開催

ヴァンパイア・ウィークエンドが4年間の空白を破り、ライブの発表を行った。彼らは様々なサイド・プロジェクトに他バンドのメンバーらと関わって活動していたが、バンドとしての活動は4年ぶりとなる。昨年、バンドの事実上のリーダー、エズラ・クーニグが新アルバムは8割がた作り終わったと発言していた。彼らの最後のアルバム『Modern Vampires of the City』は2013年に発売されている。

Feb 06 2018

Lana Del Reyのストーカー、誘拐容疑で逮捕

ラナ・デル・レイのストーカーだった43歳の男が誘拐の容疑で逮捕された。

男はデル・レイのコンサート会場だったオーランド・アムウェイ・センターの外で武器(内容は明らかにされていない)を所持して待機していたという。警察はソーシャルメディアで犯行を仄めかすメッセージを読んだ人々から情報提供を受けたという。

Feb 06 2018

ドラム名人のLeon “Ndugu” Chancler死去

ドラム名人と呼ばれたレオン・”ンドゥグ”・チャンクラーが65歳で死亡した。

ルイジアナ州のシュリーヴポート生まれのチャンクラーはラテン・ジャズのウィリー・ボボと高校生の時に演奏を始めている。後に彼はハービー・ハンコックやマイルス・デイヴィス、ボビー・ハッチャーソン等偉大なプレイヤーと共演し、ウェザー・リポートの「Tale Spinnin’」にも参加している。セッション・プレイヤーとしての彼はポップのレコードにも参加していて、もっとも有名なのはマイケル・ジャクソンの「Billie Jean」だ。また、DAZZバンドの1番のヒットだった「Let It Whip」を共作し、南カリフォルニア大学では教鞭も取っていた。

Feb 06 2018

Temptations のDennis Edwardsが他界

1968年にテンプテーションズに加入し「I Can’t Get Next to You」「Ball of Confusion」や「Psychedelic Shack」、「Papa Was a Rollin’ Stone」など多くのヒット曲のヴォーカリストだったデニース・エドワーズが74歳で他界した。死因は明らかにされていない。

エドワーズは、テンプテーションズに最初のヴォーカルだったデイヴィッド・ラフィンがクビになった後加入。彼はラフィンに比べるとザラついた歌唱スタイルで、また歌詞に社会的な問題意識を持ち込んだ。テンプテーションズはモータウンを1976年に脱退し、エドワーズはその後すぐバンドを離れたが、80年代に再度参加した。エドワーズはソロで「Don’t Look Any Further」という小ヒットを出しているが、この曲は後にヒップホップでよくサンプリングされ、特に有名なものにトゥーパックの「Hit ‘Em Up」がある。

Jan 26 2018

テキサス州で「Hi, How Are You?」の日を制定

テキサス州オースティンでは1月22日を「Hi, How Are You?」の日と制定し、心の健康を推進する1日と位置付けた。これは精神疾患を患っていた事で知られる「アウトサイダー」ミュージシャンのダニエル・ジョンストンのアルバムに由来する。ジョンストンの音楽キャリアは、自宅録音したカセットテープを働いていたマクドナルドの客に配ることから始まった。彼は熱狂的なファンを獲得、その中には嬉々としてジョンストンが作ったカエルのキャラクター、ジェレマイア・ザ・イノセントが「Hi, How Are You?」と言っているTシャツを着るカート・コバーンも含まれている。

オースティンはジョンストンにとって第二の故郷のようなもので、ジョンストンの描いたジェレマイア・ザ・イノセントの壁画が21番通りとグアダルーペ通りの角に保存されている。このイベントを企画したの多くのグループにはSIMS基金(精神疾患のあるアーティストを支える非営利団体)や、オースティン市長のスティーブ・アドラーが含まれている。

Jan 26 2018

Hugh Masakelaが癌で他界

南アフリカ出身のミュージシャンで、政治的にも力を持っていたヒュー・マセケラが78歳で他界、癌だった。彼は1968年のヒット『Grazing In the Grass』がポップのナンバー1ヒットになったことで知られたが、本人はジャズ・ホーン奏者だと自認していた。1959年に彼はダラー・ブランド等とザ・ジャズ・エピストルズを結成し、アフリカ初の黒人オンリーのジャズバンドと言われた。アパルトヘイトによる暴力の悪化で彼は南アフリカを離れ、ロンドンとニューヨークで学ぶ。1967年にはモンタレー・ポップ・フェスティバルで演奏。他にも『Rumble in the Jungle』ボクシングの試合をザイールで開催するために尽力した。ポップやロックのレコードで演奏することもあり、バーズのヒット曲「So You Want To Be a Rock’n’Roll Star」にも参加、ポール・サイモンとツアーにも出た。彼自身の曲「Bring Him Back Home」は1987年の反アパルトヘイト運動のテーマ曲にもなった。1964年から66年までの妻はアフリカの歌手ミリアム・マケバで、一緒に演奏したりもしている。3回の結婚では、キャブ・キャロウェイの娘、クリスと結婚していたこともあった。

Jan 26 2018

Mark E, Smith 60歳で死去

ポスト・パンクのカルト的アーティストで、進化し続けたバンド、ザ・フォールの動力の源だったマーク・E・スミスが60歳で他界した。死因は発表されていないが、闘病中だった。スミスは彼のバンド名をアルベール・カミュの小説からとっている。キャプテン・ビーフハート、ザ・ドアーズ、フィリップ・K・ディックやキャンに影響を受けたと本人は言っていた。ザ・フォールは32枚のアルバムを発表していて、その全てが着実に売れていたが、爆発的な売り上げではなかった。彼のファンには英国ラジオの伝説ジョン・ピールがいて、ピールはよくスミスやザ・フォールを彼の番組で特集していた。イギリス国営放送BBCはスミスのドキュメンタリー「The Wonderful and Frightening World of Mark E. Smith」を作成している。

Jan 26 2018

Elton Johnがツアーから引退か

エルトン・ジョンもツアー活動から引退することを発表した。家族との時間を大切にしたいとの理由だ。エルトンと彼の夫、デイヴィッドには2人の若い息子達がいる。彼は現在ラスベガス在住で、9月には最後のツアーとなる「Farewell Yellow Brick Road」ツアーを開始する。

Jan 26 2018

メタルの巨人Slayerが解散ツアーへ

メタルの巨人、スレイヤーが5月10日サンディエゴより、さよならツアーを開始すると発表した。アメリカ本国以外でのライブについては言及されていない。このバンドは37年もの間活動を続け、3千回を越すライブを行ってきた。2013年に共同創立者のジェフ・ハングマンが蜘蛛に噛まれて死去している。

Jan 17 2018

St. Vincentがツアーを計画中

グラミー賞を受賞したセイント・ヴィンセントが、彼女の最新アルバム『MASSEDUCATION』のツアーを計画している。このツアーに、彼女は著名なジャズのヴォーカル/ギター・デュオのタック&パティである自分の叔父と叔母を前座として参加させる予定だ。タック&パティは1980年代にウィンダム・ヒル・レーベルからデビューし有名になった。セイント・ヴィンセントのアニーはタック&パティのローディーからキャリアを始め、彼らの前座として活動した。

Jan 17 2018

Umphrey’s McGeeが新譜を発売

アンフリーズ・マギーが最新アルバム『It’s Not Us』をリリースした。いつものようにキング・クリムゾン、トーキング・ヘッズ、ピンク・フロイドやフランク・ザッパの影響を独特なテイストで混ぜ合わせた素晴らしいアルバムで、スペシャル・ゲストのジョシュア・レッドマンが「Speak Up」という曲に参加している。

Jan 17 2018

Bo Peepがニューヨークの桜祭りでライブを

日本のガールズバンド、ボーピープがニューヨーク、ブルックリン植物園で4月28日に行われる桜祭りにてライブを行う。このバンドは九州で結成され、ダイナミックで攻撃的な演奏スタイルで多くのファンを獲得した。彼女達はサウス・バイ・サウスウエスト、イギリスのグレート・エスケープ、フジロックなどでも演奏している。

Jan 17 2018

John Gros、Papa Grows Funk後の活動

ニューオリンズをベースに活動する伝説的なキーボード・プレイヤー、ジョン・グロウはパパ・グロウズ・ファンクの創設者兼リーダーで、メイプル・リーフ・バーにて過去13年間レギュラー演奏していたことでも知られている。パパ・グロウズ・ファンクの解散後、パパ・ジョンは様々なグループのバックバンドとしてツアーに参加したり、自らのツアーを率いるなど音楽活動を続けていた。また、オリジナルのソロアルバム『River’s On Fire』を出版、これにはゲストとしてエリカ・フォールズ(ギャラクティック)やスーザン・カウスリップ、ヴィッキー・ピーターソン(バングルズ)などの歌手が参加した。現在、グロウは、リトル・フィートのキーボード奏者ビル・ペインがドゥービー・ブラザーズのキーボーディストとしてツアーに参加しているため、リトル・フィートの臨時キーボード・プレイヤーとしてジャマイカでライブを行なっている。ビル・ペインの推薦でグロウが参加したということだ。

Jan 16 2018

Coachella Festivalの葛藤

カリフォルニア州で娯楽用の大麻が合法化され、様々な場所で大きなビジネスとなっているが、コーチェラ・フェスティバルでは期待しないように。この有名なフェスティバルはホームページに質疑応答ページを設定し、大麻についての質問に「Sorry Bro(兄弟、悪いね)」と答えている。理由については様々取りざたされているが、一番有力な説は、未だ大麻を大っぴらに許可するにはリスクがあるということではないかということだ。現在アメリカでは13の州で大麻を合法化したが、司法長官のジェフ・セッションズはマリファナを違法だとし、違反者への罰則をさらに厳しくしようとしている。またこのフェスティバルは、億万長者でアンシュッツ・エンターテイメント・グループのフィリップ・アンシュッツに開催権があるが、彼はLGBT、妊娠中絶への反対運動や、銃賛成派へ多くの資金提供をしていることで知られていて、オバマがケニヤ生まれだという噂の後ろにもいたという。コーチェラについてはラインナップが貧弱だと批判も出ていて、金曜日のヘッドライナーはエレクトロニックのバンドが多く、ロックは少ない。それでもフェスティバルのチケットはいち早く完売している。

Jan 16 2018

Her Space Holidayが7年ぶりに新譜を発表

ベッドルーム・ポップ・アーティストと呼ばれるマーク・ビアンキによるハー・スペース・ホリディは、No Good Ideasから2011年以来初のアルバム『Gravity』を1月26日に発売する。ビアンキはアルバムを自分で録音し、ダミアン・テイラー(ビヨーク、アーケード・ファイア、アンクル、ザ・キラーズも担当)がミックスした。アルバムタイトル『Gravity(重力)』に相応しく、ファーストシングル「Wounded」は音楽的には重目の曲だ。その後キラキラしたインディポップの「The Manic Expressive」「The Young Machines」が続く。彼のヴォーカルスタイルや、内省的な歌詞は特徴的で、ハー・スペース・ホリディのファンにはたまらないだろう。

Jan 09 2018

They Might Be Giantsが新アルバムを発売

ゼイ・マイト・ビー・ジャイアンツが1月19日に新譜『I Like Fun』を発売し、北米アルバム発売ツアーを開始する。ツアーは3月分まで完売済み。9月にはヨーロッパ・ツアーにも出る予定。

このバンドは今までに2つのグラミー賞を受賞している。1つはテレビのテーマ曲として使われた「Boss of Me」で、もう1つはディズニーのために作られた、大人気の子供のためのレコードだ。彼らは他にも40万枚以上のアルバムを売り上げ、「オースティン・パワーズ」を始めとする多くの映画にも楽曲を提供している。

Jan 09 2018

RadioheadがLana Del Reyと和解交渉

レディオヘッドがラナ・デル・レイの曲「Get Free」が彼らの「Creep」の盗作であるとして和解交渉中だ。ラナ・デル・レイは盗作を否定している。

ラナ・デル・レイによると、彼女は似通った部分があることを認め、レディオヘッドに権利の40%をオファーしたところ、100%でなければ無理だと断られたという。

この話のねじれた所は、以前レディオヘッド自身も「Creep」とホリーズの1972年のヒット「the Air That I Breathe」との似通っているとして法的な問題に直面していたという所だろう。ホリーズの作詞/作曲を担当したジョン・ハモンドとマイク・ヘイゼルウッドは、この件については法廷外で和解し(和解条件については公表されていない)たが、彼らは現在共同作詞・作曲家として「Creep」にクレジットされている。

Jan 09 2018

Hanson兄弟のその後はMMMHops

1997年に「MMMBop(邦題はキラメキ⭐︎MMMBOP(ンー・バップ)」でメガヒットを飛ばした10代の兄弟バンド、ハンソンがその後どうしているのか気にならないだろうか。彼らはまだ音楽活動を続けているのだが、そのかたわら、故郷オクラホマ州タルサでハンソン兄弟ビール会社を作り成功している。彼らのブランドのベストセラー商品はペールエールの「MMMHops」だという。

Jan 04 2018

アラバマの伝説的プロデューサーRick Hallが他界

アラバマの眠たげな小さな町、マッスル・ショールズを伝説的な音楽の町と変えたプロデューサーで、スタジオ・オーナーのリック・ホールが85歳で死亡した。ホールは若くして結婚したが、すぐに妻を事故で亡くし、酒に溺れて車上生活者になる。しかし、ある時一念発起して悲劇を乗り越えた。金や名誉は持たなかったが、彼はヒットする曲というものを知っている、ヒットする曲を作ることができるという自信を持っていた。1959年に音楽制作会社を共同設立し、ビリー・シェリル、ダン・ペン、クラレンス・カーターや、彼自身など偉大な才能に溢れる作曲/作詞家を抱えることになる。地域のミュージシャンの中からスタジオで演奏するプレイヤーを選び、カントリーでもR&Bでも、ロックにも通じる男らしくファンキーで、素朴なテイストの曲をレコーディングしていく。このセッション・ミュージシャン達はその後スワンパーズとして知られるようになり、レーナード・スキナードの「Sweet Home Alabama」の歌詞で音楽史に名前が残った。オリジナルの中心グループはキーボードのバリー・ベケット、ドラムのロジャー・ホーキンス、ベースのデイビッド・フッドや、ギターのジミー・ジョンソンの他にも多くのメンバーがローテーションで参加した。リスナーのほとんどがバンドは黒人で編成されていると思っていたが、このメンバーは白人で、黒人のシンガーのバックバンドとして活動することが多かった。1960年代のディープ・サウスと呼ばれる南部ではこのような人種の交わりはほとんど例を見なかったが、ホールと彼のミュージシャン達はそのような前例に惑わされることなく、偉大な音楽を目指した。ホールは情熱家だったためか、彼とは仕事がしづらいという人間もいて、特に有名なのはアレサ・フランクリンの夫で、よくケンカをしていたという。オリジナルのスワンパーズもフェイムを離れて自分たちのスタジオを設立、しばらくは険悪な時期が続いたがやがて仲直りした。

ホールについては、2013年のドキュメンタリー『Muscle Shoals』に詳しい。

 

以下には、フェイム・スタジオによる数多くの名曲を少し紹介したい。

アーサー・アレキサンダーの「You Better Move On」(フェイム・パブリッシングからの最初のヒット曲で、この曲の印税がスタジオの資金になった。ローリング・ストーンズが気に入ってカバーし、後にマッスル・ショールズでレコーディングも行っている)。

パーシー・スレッジの「When A Man Loves A Woman」(厳密に言うと、この曲は近所のスタジオで録音されているが、フェイムのミュージシャンが演奏し、リック・ホールがアトランティックに使用許諾を出している。この曲はチャート1位になり、マッスル・ショールズの評判を高めた)。

ジミー・ヒューズの「Steal Away」(ヒューズはパーシー・スレッジの従兄弟で、スレッジが書き直したゴスペル曲を歌っている。このレコーディングはヴィージェイ・レコードの目に留まり、後に偉大な作曲チームとなるダン・ペンとスプーナー・オールダムが初めて一緒に作ったアルバムに収録されている)。

エタ・ジェイムズの「Tell Mama」(ジャニス・ジョプリンなどにカバーされているこの曲は、フェイムのクラレンス・カーターが書いたもの。彼は自分でも「Patches」などのヒットを飛ばしている)。

ウィルソン・ピケットの「Mustang Sally」「Land of A Thousand Dances」「Funky Broadway」「Hey Jude」(デュアン・オールマンが「Hey Jude」の素晴らしいソロを弾いたものが多くのギタリストを触発した。エリック・クラプトンはオールマンに傾倒して探し出し、彼とプロジェクトバンドのデレク・アンド・ザ・ドミノスを結成)。

オーティス・レディングの「You Left The Water Running」(所属作曲家のダン・ペンとリック・ホール、オスカー・フレイザーによって書かれ、ホールのためにオーティスがデモを歌ったもの。その後、フェイムではウィルソン・ピケットが録音した。ユニークなフレージングを含むレディングのバージョンは何年も経ってから発見され、1987年まできちんとリリースされなかったが、それ以前に海賊版がストーン・レコードから出されていてコレクターズアイテムとなっている)。

アーサー・コンリーの「Sweet Soul Music」(サム・クックの曲を元にオーティス・レディングとコンリーによって作曲され、アメリカでミリオンセラー、国際的にもスマッシュ・ヒットとなった)。

アレサ・フランクリンの「I Never Loved A Man」「Do Right Woman, Do Right Man」(両サイドともミリオン・ヒットとなったスマッシュアルバム。グラミーでアルバム・オブ・ザ・イヤー賞を受賞)。

ボビー・ジェントリーの「Fancy」(彼女はメガヒットとなった「愛のかけ橋-ビリー・ジョーに捧げる歌」でよく知られているが、この曲も地に足のついた、ミステリアスな曲でチャート40位につけている。その後多くのアーティストにカバーされた)。

マック・デイヴィスの「Baby Don’t Get Hooked On Me」(オスモンズなどのポップ・スターがスタジオを利用するようになり、マック・デイヴィスもヒットを何曲もフェイムでレコーディングしている)

Jan 04 2018

日本人の古い曲がアメリカで再販されていることについて

アメリカ人が古い日本のレコードを再販するのがトレンドになっているのか。

以前にも日本のパーカッショニスト、ペッカーがアルバムをジャマイカで現地のトッププレイヤー達と録音し、それが後にニューヨークのROIRレコードからリリースされて「20世紀のダブ」と呼ばれ一世を風靡した。1990年には矢野顕子の初期トラックが集められたものが、アメリカのNonesuchレーベルから彼女の名前を冠したサンプラーとしてリリースされ、国際的なファン層を広げることに一役買っている(一部の人々には、これ以前から彼女のデビューアルバムにロックバンドのリトル・フィートが参加していたことで知られていた)。昨年も1983年リリースの高田みどり『Through the Looking Glass』がアメリカとヨーロッパで再販され高い評価を受けたことで、高田は国際ツアーに出ることになった。

もっとも最近のケースでは、1982年に故・吉村弘がアフリカで学んだこととアンビエントを組み合わせたアルバム『Music For Nine Postcards』の再版がピッチフォークなどの音楽批評サイトで高評価を受けている。

Jan 04 2018

Rivieraが新譜『Endymion』を発表

兄妹デュオのリヴィエラが新譜『Endymion』をリリースした。このアルバムタイトルはギリシャ神話の神の名で、「美しいものは永遠の喜びである」で始まるジョン・キーツの詩でも有名である。ジュリアとローランド・ウルフの兄妹はドイツで育ち、そこでヒップなアレンジメントと器楽編成法による、洗練された、ピュアなポップサウンドを作り上げていく。近年、ジュリアは夫のプロビン・グレゴリー(ブライアン・ウィルソンのバンドで活動中)と住むロサンゼルスをベースに活動している。このアルバムのリード・シングルは「California Solace」という。

Dec 20 2017

Fishbone が創設メンバーと新たなステージへ

フィッシュボーンは、1979年にロサンゼルスで結成されたパンク・ファンク・バンドだが、多くの変遷を経験している。初期の彼らは他のロサンゼルス発バンドよりも飛び抜けた存在で、レッド・ホット・チリ・ペッパーやノー・ダウトなどよりも活躍していた。初めはソニーと、のちにハリウッドと契約したが、メンバーが1人ずつ抜けていき、契約解除になる(その後戻ったメンバーもいる)。最悪の時期にはメンバーがカルト宗教に参加したため他のメンバーが奪い返しに行ったところ、誘拐罪に問われたこともあった。

様々な変化を乗り越えつつも、彼らのライブは常に騒々しいほど生気にあふれ、定期的に世界ツアーも行っていた。

現在、バンドはオリジナルメンバーから大きく変化し、創立メンバーのアンジェロ・ムーア(ヴォーカル)とジョン・ノーウッド・フィッシャー(ベース)、ダーティ・ウォルト・キビー(トランペット)が固定メンバーとして参加、またドラマーのフィリップ・『フィッシュ』・フィッシャー、ギターのジョン・ビンガムが長期不在ののち復活している。このバンドは毎年カリフォルニア州でクリスマスツアーを行っている。