8月20日から21日にかけて開催されるサマーソニック、いよいよ開催が近いが、今年はついに数々の海外アーティストが参加となった。一部を上げてみても、イギリスのポップ・ロックスター1975から、ヒップホップのスーパースター、ミーガン・ジ・スタリオン、ザ・リバティーンズ、ベテランパンクバンドのオフスプリング、イタリアから来た話題沸騰のグラム・ロックバンド、マネスキン、イギリスのポスト・パンクバンド、スクイッド、期待大のガール・ポップ・パンク、ザ・リンダ・リンダズ、ユニークかつクールなシンガー・ソングライター、セント・ヴィンセント、オルタナティブ・カントリーのスター、ケーシー・マスグレイヴス、日系イギリス人シンガーのリナ・サワヤマ、そしてファビュラスなパンク・ファンクバンド、フィッシュボーンなど豪華なメンバーがそろっている。
サンフランシスコで愛されているフリー・ミュージック・フェス、ハードリー・ストリクトリー・ブルーグラスが新型コロナによる2年間のブランクを経て復活する。3日間に及ぶフェスではありとあらゆるジャンルの音楽を網羅するが、ルーツミュージックへの傾倒が強い傾向だ。このフェスティバルは、ベンチャー投資家のウォレン・ヘルマンが創設。2001年に始まった際はほぼブルーグラスのみだったが、すぐに他のスタイルの音楽も聞かれるようになり、フェスのタイトルに「ハードリー」が追加されたのが2004年だ。ヘルマンが一手にフェスの費用を賄っていて、入場料やスポンサーは介入していない。ヘルマン自身は2011年に他界したが、彼はフェスを継続するための資金を残している。
今年の参加アーティストとしてすでに発表済なメンバーにはエミー・ルー・ハリス、ギャラクティック、マーカス・マムフォード、エイドリアン・ブリューとジェリー・ハリソンが含まれる。
新型コロナによってキャンセルされた間に、ハードリー・ストリクトリーは、オンラインで過去のイベントを放映し、新型コロナ蔓延時に閉店を余儀なくされた音楽べニューに寄付などを行っていた。
パンクについていくつもの映画を作成して知られているダニー・ガルシアが要チェックの新作ドキュメンタリー映画『Nightclubbing: The Birth of Punk Rock NYC』をリリースする。この映画では1965年に開店し1981年に閉店したニューヨークのナイトクラブ、マクシズ・カンザス・シティがいかにアンダーグラウンドのセレブ達御用達だったかを紹介している。常連とされるアーティストには、NYドールズのシルヴェイン・シルヴェイン、デッド・ボーイズのジミー・ゼロ、エリオット・マーフィー、レニー・ケイ、写真家のボブ・グルーエン、アリス・クーパーやジェイン・カントリーなどがいた。