イギリスのバンド、レディトロンが新譜『Time’s Arrow』のツアーを今年開催することを発表した。
3月にはイギリスで、5月に北米の西海岸でのツアーを予定しているが、いくつかの日程はすでに完売しているという。夏のフェスティバル参加予定などはもうすぐ発表の予定。女性フロントの4ピースバンドがリバプールで結成されたのは1999年で、以来順調に成長。メジャー・レーベルでのリリースや、クリスティーナ・アギレラ、ギャング・オブ・フォー、ナイン・インチ・ネイルズ、ブロンディら大御所とのコラボでも成功を収めている。しかし、2011年にアルバム『Gravity the Seducer』をリリースすると、バンドは休止状態に入り、メンバーはそれぞれサウンドトラックや写真などを含む別々のプロジェクトで活動。2019年に『Ladytron』をリリース、2021年はツアー中に新型コロナで中止となったが、彼らの初期の曲「Seventeen」がティックトックで一大センセーションとなり、大きなリバイバルとなった。この曲の歌詞はモデルや芸能界のことを「彼らは17歳の私にしか興味がない、21になったらお楽しみは終わり」という歌詞がある。これがKポップやインスタグラム時代の若者に響いたのか、現在この曲はスポティファイで4千万回の再生数を誇っている。
ニューヨーク発のギタリスト、スティーブン・ウルリッヒが新アルバム『Music from This American Life』をリリースした。このアルバムは人気のアイラ・グラスがパーソナリティとして全米500以上のラジオ・ステーションで放送されているラジオ・ショウ「This American Life」のサントラともなっている。ウルリッヒと彼のバンド、ビッグ・レイジーは番組にもレギュラー出演して、雰囲気のある、ムーディかつハード・ボイルドなサウンドを披露している。
プライマスのメインマンを務めるレス・クレイプールが、サイドプロジェクトのバンド、フィアレス・フライング・フロッグとツアーを開始する。このバンドにはギターにショーン・レノン、サックスに昔からの仲間のスケーリック、パーカッションにマイク・ディロンが参加している。ライブでは、ピンクフロイドのアルバム『Animals』をフルバージョンで演奏するという。ツアー中は、ジェリー・ハリソンとエイドリアン・ブリューやフィッシュボーンなど、多くの前座バンドと組む予定。
ビリー・ジョエルは、自分が「彼は私にとってクレイジーな弟のような存在」「怖いもの無し」と呼んだウォレン・ジヴォンをロックの殿堂に入れようという活動の主導権を握った。ジヴォンとジョエルはふたりともピアニストで、1999年に同じように起訴されている。ジヴォンは1994年からRNRHOFの対象だったが、なぜかホールから見過ごされてきた。ジヴォンのヒット曲としては「Werewolves of London」「Excitable Boy」「Excitable Boy」「Lawyers, Guns and Money」などが有名だが、他にも多くの曲が多くのアーティストによりカバーされている。ボブ・ディラン、ブルース・スプリングスティーンやジャクソン・ブラザーズも彼のファンだった。
タワーレコードの元従業員、元顧客、ミュージシャンや音楽業界の有志が集まって、ロックの殿堂にタワーレコードの創業者、ラス・ソロモンを参加させたいと活動をしている。
ラス・ソロモンは1960年にカリフォルニア州サクラメントでその後チェーン展開するタワーの最初の店舗を開き、最盛期には18か国に店舗を持ち、10億ドルの年商を誇った。
タワーでは音楽マニアを雇用(このスタッフから数々のミュージシャンが生まれた)し、音楽ファンに響く深い品ぞろえと、興味を掻き立てるような画期的な店内展示方法を編み出した。2006年にアメリカや各国のストアが廃止に追い込まれても、アイルランドと日本では店舗が残った。タワーの渋谷店は多くから、世界でも一番大きく、売り上げの大きい店舗と認められている。