モーシャン・ワーカーが10月27日にファンクでいっぱいのアルバム『Boombox』をリリースした。モーシャン・ワーカーは、作曲家兼ベーシストのアダム・ドーンのステージネームだ。ドーンの父はロベルタ・フラックをプロデュースしたり、アトランティック・ジャズのプロデュースを務め、ユセフ・ラティーフやエディ・ハリス、モース・アリソンやラシャーン・ローランド・カークらと仕事をしていたグラミー受賞プロデューサーのジョエル・ドーンで、アダムはまさに音楽業界育ちといえる。アダム・ドーンは15歳から18歳の間マーカス・ミラーと仕事をしていたため、2005年には日本ツアーで来日もしている。また、彼はフランスのポップスターのベーシストとして演奏、またジョニー・キャッシュやニーナ・シモーンのリミックス制作、テレビや映画(特に有名なのは「プラダを着た悪魔」)の音楽制作、友人のギタリスト、チャーリー・ハンターとのポッドキャスト・シリーズなど幅広く活動している。

ルイジアナ出身のシンガー・ソングライター、ディラン・ルブランが新譜『Coyote』をATOレコードから出版、よい評価を受けている。彼の雰囲気のある、どろっとしたサウンドはすぐに多くの人にインパクトを与え、アメリカの全国ラジオ局NPRのプレイリストを含む多くのプレイリストに曲が追加されている。

オルガン奏者で、パパ・グロウズ・ファンクの著名人、ジョン・グロスがこのところ、ニューオリンズのアイコンであるドクター・ジョンのトリビュート・ライブ『Papa Playes the Nite Tripper』を各地で行っている。
11月18日にはニューオリンズで一番有名なティピティーナズを会場にライブを行う予定だ。

サンフランシスコをベースに活躍する謎めいたドリーム・ポップバンド、ビリンダ・ブッチャーズが12月8日から11日、来日して大阪、名古屋、東京でライブを行う。2018年に大いに成功したアジア・ツアーを行ったバンドは、それ以降2020年のライブ・アルバム『Night and Blur』『Live at Home』やそのフォローアップEP『Night and Blur B-sides』まで完全に沈黙していた。バンドのメイン・ボーカル、元名マイケル・パルマ―は、このところ、マイケル・マーティン、またはマイケル・ケプスキーという名前も謎に使用している。

Dome’23が10月8日、代官山ユニットで開催された。ボアダムズ・フェイムのアイ、ワールズ・エンド・ガールフレンド、AUS、BBBBBBB、サイケアウツ・ゴーストやポーランド系アメリカ人のエレクトロニック・ミュージシャン、「Boku Mo Wakaran」というアルバムでデビューしたボグダン・ラチンスキーなど、オルタナティブ系の素晴らしいミュージシャンがラインナップを飾った。エイフェックス・ツインのレーベル、リフレックス・レコードが情報発信など支援をしている。

ニューオリンズの伝説のドラマー、ラッセル・バティスト・ジュニアが57歳にして心臓発作で他界した。彼はザ・ミーターズのドラマーとして最も知られているが(オリジナルのドラマー、ジガブー・モデリストの代わりに参入)、後にバンドはザ・ファンキー・ミーターズに改名。彼は音楽一家の出身で、父親も音楽家、いとこにはグラミー賞を受賞したピアニストのジョン・バティストがいる。ラッセルはドラマーとして高い評価を受けつつも、ニューオリンズでメインに活動し、ダムスタファンク、ボネラマ、パパ・グロウズ・ファンクやワイルド・マグノリアズらとコラボを行い、スーパー・グループと呼び名も高いヴィダ・ブルーもフィッシュのキーボード奏者、ペイジ・マッコーネルやオールマンブラザーズのベーシスト、オテイル・バーブリッジと結成していた。

ハワイアンのギタリスト兼シンガー、エリック・リーが自らの作品のコンピレーション『Anthology 1994-2014』をリリースした。
彼は音楽コンペで優勝してからキャリアをスタートし、ソロ活動と、カニレズ・コレクションやナ・カマ、カ・アラ・ボーイズやマカナ・サンズのメンバーとして活動をしている。彼はUS、アジアで多くのツアーを敢行しており、日本にも何度もソロとフライベントの両方で訪問している。

ロサンゼルスをベースに活動するシンガー・ソングライターのリトル・ルナが、新譜を発表。おそらく彼女のベストシングルと思われる『Wildflower Woman』だ。その数日後には、急にスティーブ・ミラーの前座を務めることが発表され、ロスのユーチューブ・シアター(5000人収容)にてライブを行う。また、彼女の曲がTVや映画に使われたことから急激にファン数を増やしており、デビューシングルの「Last Time」は10万ダウンロードを超えている。