伝説的なファンク・ロック・スカバンド、フィッシュボーンが、45年を経て正式に分離をアナウンスした。
1978年の結成後、多くのメンバーの変遷を経た。一部のメンバーは離れては再度参加、また離れ、ギタリストのケンデル・ジョーンズは宗教団体に参加するために脱退した。しかし、最初の結成以来、ドラマティックなシンガー、アンジェロ・ムーアと、熟練のベースプレイヤー、ノーウッド・フィッシャーは変わらずいた。
最近のファン向けの発表によると、ノーウッド・フィッシャーと、長期間バンドのトランペット奏者だった「ダーティ・ウォルト」キビーがバンドを離れるという。
アンジェロ、キーボードのクリス・ダウド(1994年に一度バンドを離れて2018年に再度参加)、2019年にバンドに参加したギタリストのマーク・フィリップスは残留する。発表では、フィッシュボーンはすでに予定されているライブについては実施をするが、新ラインナップは不明という。また、多くのファンがノーウッドのいないフィッシュボーンはフィッシュボーンではない、と感じているという。
ノーウッドの今後のプランについては未発表だが、The Familyhood Nextsperienceというバンドのメンバーとして新シングル「To the Hilt」をリリース。このバンドには、フィッシュボーンとスイシダル・テンデンシーズのロッキー・ジョージ、それからソーシャル・ディストーションやイングリッシュ・ビートのメンバーが参加している。また、今週、ニューヨークでバッド・ブレインズのシンガーHRのためのチャリティにリビング・カラーのメンバーと参加するという。
フィッシュボーンは1985年のデビューシングル「Party at Ground Zero」以来日本では人気が続いている。彼らの初海外ライブは1986年7月の渋谷公会堂で、その後も印象的だったフジロックを含め、何度も日本に戻ってきている。

2022年に81歳で他界したサックス・プレイヤーの偉人、ファラオ・サンダーズの曲らが再注目されている。
近年のスピリチュアル・ジャズの流行により、サンダーズ、ジョンとアリス・コルトレーン、ロニー・リストン・スミス、ドン・チェリー、ユーセフ・ラティーフ等によるルーツが再注目されているのだ。
サンダーズは、この中でも特に日本とのつながりが深い。1966年には、未だに非常に高く評価されている17のライブをコルトレーンと日本で行っている。最も人気のあるレコーディングは1967年の『Tauhid』だが、この中には瞑想的な「ジャパン」というタイトルのナンバーが、「アッパー・エジプト」と共に収録されており、この辺りはロックバンドのMC5がコピーしている。また、1969年の『Karma』には32分の曲「The Creator Has a Master Plan」(ジャズミュージシャンだけでなく、サンタナやキング・クリムゾンのようなジャズに関係ないミュージシャンにもカバーされている)など。1998年には、「カズコ」というタイトルの美しい曲を録音している。
サンダースは多くの国際的なアーティスト等とのコラボレーションをしているが、その中に2003年には日本のバンド、スリープ・ウォーカーとトラック「The Voyage」を録音している。
近年、多くの若いジャズミュージシャンが、影響を受けたアーティストとしてサンダーズの名前を挙げるが、その中にカマシ・ワシントンやチップ・ウィッカム(今年フジロックに参加の予定)がいる。また、フジロックに今年参加するイギリスのアーティスト、フローティング・ポインツは2021年に大人気を博したアルバム『Promises』をファラオ・サンダーズと録音している。

待望だったヘイリー・ローレンの新譜『Dreams Lost and Found』が発売された。
中には、レオナルド・コーエンの「Dance Me to the End of Love」のカバー(すでにスポティファイ・プレイリストにて注目されている)、ビートルズの「The Fool on the Hill」、英語版の坂本九「上を向いて歩こう/Sukiyaki」や、素晴らしいオリジナル曲「Under the Same Moon」「More」他も収録されている。

日本発シューゲーズのベテラン、モノが5年ぶりに日本でライブを行う。このバンドはアメリカでインディーズレーベル、テンポラリー・レジデンスと契約して以来大きく成功し、世界中で100を超えるライブを行ってきた。11月20日に渋谷の0-イーストで、オーケストラ・ピトレーザと、また11月22日には大阪のヨギボー・ホーリー・マウンテンでバンドオンリーのイベントに参加する。

イギリスのインダストリアル・アーティスト、PIGが5月17日に新譜『Red Room』を発売する。
PIGは本名レイモンド・ワッツで、早くからインダストリアルミュージック(他にもパンク・ダンスミュージックとも呼ばれる)の旗手として活躍してきた。彼はシカゴのワックス・トラックス・レーベルと契約しており、ナイン・インチ・ネイルズともツアーをしている。後にドイツのバンドKMFDMの一員としても活躍。また、日本のバンドBuck TickともプロジェクトバンドであるSchaft and Scweinとして一時期活動していた。2001年、ワッツは櫻井敦司、今井寿とScweinとしてツアー実施。また、日本ではビクターと契約し、アンダーワールドのカール・ハイドとファッションデザイナーのアレクサンダー・マックイーンとコラボ。しばらく放蕩の限りを尽くした後、より強くなって戻ってきた。現在は、アメリカ・ヨーロッパにて積極的にツアーを敢行している。2024年は来日もあるかも?