トムトムクラブと比べあれることもあるロサンゼルスをベースに活躍する女性ヴォーカルデュオのカルミックがデビューアルバム「Disco Submarine」を9月9日に発売し、ヨーロッパや北米でも多くのファンを獲得しつつ、現在3度目のヨーロッパ長期ツアーを開催している。今回は35公演の予定。このバンドはすでにスポティファイで100万回再生を超える曲「Wisdom Pie」「Little Lucille」「Higher Self」を公開している。

アンビエント音楽のクリエイター、クリストファー・ウィリッツが9月9日、新譜『Gravity』をブルックリンのレーベル、ゴーストリーから発売した。サンフランシスコをベースに活動する作曲家、兼美術家でもあるウィリッツには、インディー・レーベル12Kから最初のアルバムをリリースして以来、国際的なファンも獲得している。彼は多くのアーティストのコラボレーションでも知られており、テイラー・デュプリー、ティコ、ザック・ヒルや坂本龍一との2枚のアルバム「Ancient Future」「Ocean Fire」でも知られている。彼はまた、ワークショップなどを開催して音楽制作、空間オーディオや瞑想などを教えている。

クイーンをベースにしたミュージカル『A Night at the Kabuki』が大ヒットとなっている。このミュージカルは、日英で上演された「The Bee」や「Red Demon(赤鬼)」などで国際的に著名な野田秀樹が書き下ろしたもの。『A Night at the Kabuki』はクイーンのアルバム「A Night at the Opera」をベースとし、バンドの完全協力の元に作成された。この戯曲には「ロミオとジュリエット」の要素も含まれ、舞台は古代の日本となっている。この舞台のスターは松たか子だが、他にも多くの日本の著名俳優が参加している。舞台はロンドンで9月22日から24日に上演予定だ。

Joey DeFrancescoが他界

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B3(ハモンド)オルガン奏者、ジョーイ・デフランチェスコが51歳で他界。原因は発表されていない。音楽家としては三代目で、非常に画期的なプレイヤーだった彼の影響で、B3オルガンへの世界的な興味を再燃させた。ジョーイは10歳でプロ奏者になり、17歳で最初のメジャーアルバムを録音。大体においてジャズ奏者と思われていて、高校生の時にジャズの偉人と言われるマイルス・デイヴィスと、またクリスチャン・マクブライドとの共演ではグラミーを受賞、ファラオ・サンダーズ、デイヴィッド・サンボーンらと共演しているが、ロックシンガーのヴァン・モリソンやベット・ミドラーとも共演している。彼のあこがれだったジミー・スミスと同じくフィラデルフィアの出身で、高校時代のクラスメートにはドラマーのクエストラヴ・トンプソンやギタリストのカート・ローゼンウィンケルもいた。安らかに。

マーティン・スコセッシのドキュメンタリー『Personality Crisis: One Night Only』が公開された。ニューヨーク・ドールズのシンガー、デヴィッド・ヨハンセンが扮するヨハンセンのもう一人の自分、バスター・ポインデクスターとしてニューヨークのカフェ、カーライルで行ったライブを中心に据えたドキュメンタリー。バスター・ポインデクスター名義では80年代から90年代にかけて3枚のアルバムをリリースしている。ドールズがグラム、R&Bやパンクスタイルだったのに対しバスター・ポインデクスターはよりレトロかつコミカル、キャブ・キャロウェイやルイス・ジョーダン風で、ヨハンセンのルーツ・ミュージックに対する深い知識を表していた。この映画は9月1日から開催されたニューヨーク・フィルム・フェスティバルで公開された。

ジャムバンドの世界で特に人気の高いエレクトロニック・ロックバンドのロータスが、新譜『Bloom & Recede』を8月26日にリリースする。

ロータスはメンバーそれぞれの即興の巧みさとすばらしいライブに定評がある。バンドは日本でも6回ツアーを行っていて、その中でも2013年のフジロックでの演奏は素晴らしく、フェスの中で最も語られたライブだった。「Pacific Glow 」など、収録曲のいくつかはすでにストリーミングで聴くことが可能だ。

スペシャルなベーシスト、ニック・キャンベルが初めてのソロアルバムを、ニック・キャンベル・デストロイズという名前でリリースする。ベーシストとして常に人気で、チャーリー・プース、メーガン・トレイナー(特に「All About That Base」で有名な)、ラッパーのランチマニー・ルイス、オンラインで大人気のパンプルムースなどと共演している。彼の最初のシングルは伝染性の高いファンキーかつポップな「Fancy Jeans 」。セカンドシングルで出てくるとしたら、オルタナ・ファンクバンドのヴァルフペックと共作した「Sunday」かもしれない。

訃報:Lamont Dozier

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作曲家でプロデューサーのラモン・ドジャーが81歳で他界した。彼はデトロイトをベースに活躍したプロダクションチーム、ホランド・ドジャー・ホランドの一員で、モータウンレーベルのヒット曲の多くを手掛けた。彼が手掛けた中にはシュープリームスの10のチャート1位曲が含まれる。後に、インヴィクタスやホット・ワックスなどのレーベルも創立し、それらでフリーダ・ペイン、ハニー・コーン、チェアマン・オブ・ザ・ボードなどを手掛ける。他にも、フィル・コリンズ、ピーボ・ブライソン&レジーナ・ベル、アリソン・モイエ、ミック・ハックネルに曲を提供または共作していた。

8月20日から21日にかけて開催されるサマーソニック、いよいよ開催が近いが、今年はついに数々の海外アーティストが参加となった。一部を上げてみても、イギリスのポップ・ロックスター1975から、ヒップホップのスーパースター、ミーガン・ジ・スタリオン、ザ・リバティーンズ、ベテランパンクバンドのオフスプリング、イタリアから来た話題沸騰のグラム・ロックバンド、マネスキン、イギリスのポスト・パンクバンド、スクイッド、期待大のガール・ポップ・パンク、ザ・リンダ・リンダズ、ユニークかつクールなシンガー・ソングライター、セント・ヴィンセント、オルタナティブ・カントリーのスター、ケーシー・マスグレイヴス、日系イギリス人シンガーのリナ・サワヤマ、そしてファビュラスなパンク・ファンクバンド、フィッシュボーンなど豪華なメンバーがそろっている。

サンフランシスコで愛されているフリー・ミュージック・フェス、ハードリー・ストリクトリー・ブルーグラスが新型コロナによる2年間のブランクを経て復活する。3日間に及ぶフェスではありとあらゆるジャンルの音楽を網羅するが、ルーツミュージックへの傾倒が強い傾向だ。このフェスティバルは、ベンチャー投資家のウォレン・ヘルマンが創設。2001年に始まった際はほぼブルーグラスのみだったが、すぐに他のスタイルの音楽も聞かれるようになり、フェスのタイトルに「ハードリー」が追加されたのが2004年だ。ヘルマンが一手にフェスの費用を賄っていて、入場料やスポンサーは介入していない。ヘルマン自身は2011年に他界したが、彼はフェスを継続するための資金を残している。
今年の参加アーティストとしてすでに発表済なメンバーにはエミー・ルー・ハリス、ギャラクティック、マーカス・マムフォード、エイドリアン・ブリューとジェリー・ハリソンが含まれる。

新型コロナによってキャンセルされた間に、ハードリー・ストリクトリーは、オンラインで過去のイベントを放映し、新型コロナ蔓延時に閉店を余儀なくされた音楽べニューに寄付などを行っていた。