90年代を代表するオルタナ・ロックバンド、ペイヴメントが再再結成し、2月15日と16日は東京ドームシティホール、18日には大阪難波ハッチでライブ開催する。
このバンドは1989年にカリフォルニア州ストックトンで結成、アメリカのインディレーベル、マタドール・レコードで成功し、大きなレーベルからのオファーがありながらもインディーズで活動を続けた。1999年から2010年の間解散時期にはシンガー兼ギタリストのスティーブン・マルクマスはソロでもそこそこの成功をおさめた。2011年に再結成してツアーを周ったが、その後また解散。2019年にも再結成すると発表したが、新型コロナウイルスのせいで少しだけライブをした後は活動が止まっていた。

シンガー・ソングライターで、パニック・アット・ザ・ディスコ!、ライアン・アダムス、レイチェル・ヤマガタ、マンディ・ムーア、ジェニー・ルイス、ヴォルフペックやシャニア・トウェインをはじめとした多くのシンガーに楽曲を提供しているマイク・ヴィオラが、無料ライブをロサンゼルスで、「Mike Viola and Everybody Else」というタイトルで開催している。1月20日のライブはオンラインライブとしても発表し、ユーチューブで見ることもできる。このライブはリハーサル無しの楽しいイベントであることが多い。最近やっていたヴォルフペックのテオ・カズマンがドラム、ファンクバンドのスケアリー・ポケッツのジェイコブ・ジェフリーズも参加した。2月には、マイクのヨーロッパツアーが予定されていて、日本にも2024年の春に来るかもしれない、とあやふやだったがコメントがあった。日本では、2020年に日本オンリーのベスト盤がソニーからリリースされている。

ニューオリンズのマスター・ファンクバンド、パパ・グロウス・ファンクが5月8日、ニューオリンズの著名なライブハウス、ティピティーナズで再結成ライブを行うと発表した。
バンドのリーダーはハモンドB3オルガン奏者のジョン・”パパ”・グロウ(現在はソロ活動や、ビル・ペインとリトル・フィーとのキーボードを務めたり、ドゥービー・ブラザーズと一緒に活動もしている)、メンバーにギターのジューン山岸(山岸潤史、70年代に日本のウェスト・ロード・ブルース・バンドで活躍)、元ギャラクティックのサックス奏者ジェイソン・ミングルドルフ。パパ・グロウズ・ファンクは日本でもファンが多い。フジロックではチャーと共演、グロウと山岸は他にもファンク・オン・ダ・テーブルのメンバーとしても日本で演奏、ライズのベーシスト、ケンケンと元ビヨンセのドラマーだったニッキー・グラスピーが共演した。

コーチェラ・フェスティバルが4月14日から16日と21日から23日に開催する例年のイベントのラインナップを発表した。ブラックピンク、バッド・バニー、フランク・オーシャンが参加予定。
ブラックピンクはコーチェラ初参加ではないが、初のヘッドライナーとしての参加となる。また、韓国アーティストがヘッドラインになるのは初めて。プエルトリコのラッパー、バッド・バニーもラテンアメリカ出身アーティストとして初のヘッドライナーとなる。主流な音楽ファンにはあまり知名度が高くないバッド・バニーだが、カルディ・BやJ・バルヴィン、ドレークらラップスターとの共演で世界的に知名度を上げ、2020年から2023年のスポティファイでの最もストリーミング数が多いアーティストとなっている。プラチナセールスを誇るR&Bシンガー・ソングライター兼ラッパーのフランク・オーシャンは2020年にヘッドライナーになる予定だったはずが新型コロナによりキャンセルになったため、今回は満を持して迎えられた。

ギャラクティックがニューオリンズなら、プライマスのリーダー、レス・クレイプールはプロジェクトバンド、バスタード・ジャズを率いてカリフォルニア州ナパで大晦日ライブを行う。メンバーはサックス奏者のスケーリック、パーカッショニストのマイク・ディロンと、ドラマーは通常ギャラクティックのスタントン・ムーアが務めるところを代理で怪物ドラマーと呼ばれるヴィニー・カリウタ(フランク・ザッパ、スティングやジョニ・ミッチェルらのレコーディングに参加)が務める。ナパはカリフォルニア州の中心にあるワイン産地で、クレイプールは自らもワイナリー、クレイプール・セラーズを保有するワイン好きだ。

アバンギャルド・メタルのグループ、カヨ・ドットが、ジョン・ゾーンのザディック・レーベルからリリースした彼らのデビューアルバム『Choirs of the Eye』のリリース20周年記念のヨーロッパツアーを来年行うと発表した。その後発表された2008年のアルバム『Blue Lambency Downward』、2014年の『Humbardo』は日本のデイメア・レーベルから発売されている。このバンドはマルチ・インストゥルメント奏者のトビー・ドライバーが創立、ほとんどの作曲と唯一続いてるメンバーでもある。このツアーは2023年2月24日にロンドンでスタートする予定だ。

ベーシストの象徴、伝説のファンク・ロックバンドプライマスのリーダーのレス・クレイプールが、サイド・プロジェクトとして参加しているバスタード・ジャズでツアーを開催中。クレイプールは、ビブラフォン奏者兼パーカッショニストのマイク・ディロン(リッキー・リー・ジョーンズバンドのリーダーでもある)、サキソフォンの巨人スケーリック、ギャラクティックのドラマー、スタントン・ムーアと、以前から幾度かこの名前で演奏をしている。ムーアが他で演奏する予定の12月は、フランク・ザッパの元ドラマー、ヴィニー・カリウタが参加の予定。
音楽活動だけでなく、クレイプールはカリフォルニアのセバストポリで、評価の高いワインメーカーの Purple Pachyderm を経営している。

11月5日、ザ・ワイルド・ハニー・ファンデーションがロサンゼルスでパワー・ポップの伝説、ビッグ・スターのトリビュートを開催する。バンドのドラマーで、唯一生き残っているメンバーのジョディ・ステファンズも参加の予定。他にもREMのマイク・ミルズやバングルズのスザンナ・ホフス、dBズのクリス・ステイミー、ウィルコのパット・サンソム、ポージーズのジョン・オウアらが参加の予定だ。ザ・ワイルド・ハニー・ファンデーションは1994年の自閉症の研究のために多くのミュージシャンが賛同して設立。彼らのイベントは非常に評価が高く、今回も1400席の会場がすぐに満席になること間違いなしだ。

トミー・ゲレロが、2021年11月にリリースしたアルバム「Sunshine Raido」のツアーで日本に再来日、14公演を予定している。元スケート・ボーダーのミュージシャンのツアーは9月29日に開始、日程には10月15日の鹿児島、グッド・ネイバー・ジャンボリーなどが含まれ、ツアーファイナルは10月17日、東京のデュオ・ミュージック・エクスチェンジの予定だ。

追記:トミー・ゲレロの日本ツアーは、ビザの問題が発生したため来日ができず、全日キャンセルとなった。

サンフランシスコで愛されているフリー・ミュージック・フェス、ハードリー・ストリクトリー・ブルーグラスが新型コロナによる2年間のブランクを経て復活する。3日間に及ぶフェスではありとあらゆるジャンルの音楽を網羅するが、ルーツミュージックへの傾倒が強い傾向だ。このフェスティバルは、ベンチャー投資家のウォレン・ヘルマンが創設。2001年に始まった際はほぼブルーグラスのみだったが、すぐに他のスタイルの音楽も聞かれるようになり、フェスのタイトルに「ハードリー」が追加されたのが2004年だ。ヘルマンが一手にフェスの費用を賄っていて、入場料やスポンサーは介入していない。ヘルマン自身は2011年に他界したが、彼はフェスを継続するための資金を残している。
今年の参加アーティストとしてすでに発表済なメンバーにはエミー・ルー・ハリス、ギャラクティック、マーカス・マムフォード、エイドリアン・ブリューとジェリー・ハリソンが含まれる。

新型コロナによってキャンセルされた間に、ハードリー・ストリクトリーは、オンラインで過去のイベントを放映し、新型コロナ蔓延時に閉店を余儀なくされた音楽べニューに寄付などを行っていた。