日本発のインディーズバンド、ランプが今秋、初のUSツアーに出発する。また、その反響は今のところ非常によい。ランプは2000年に結成したトリオのバンドで、今までに10枚のアルバムをリリースしている。2014年からは自レーベルであるボタニカル・ハウス・レーベルからリリース。
ランプは、サンフランシスコのシューゲーズバンド、ベリンダ・ブッチャーズとのコラボからアメリカではそこそこ知られており、最近はTikTokでも人気が出ている。彼らのツアーはもともとは全米12か所と決まっていたのだが、サンフランシスコでの開催への要望が非常に強かったことから10月1日のライブが追加された。
最終的にはサンフランシスコのライブは10月1日と2日の2日間になり、1400人収容のリージェンシー・ホールで開催される。

今年の音楽イベントの中でも期待の高いフジ・ロックフェスティバルに、ニューオリンズを象徴するバンドのトリビュート、「Celebration of the Meters」が出演する。
ザ・ミーターズは1965年に、キーボードにアート・ネヴィル(2019年没)、ベースにジョージ・ポーター・ジュニア、ギターにレオ・ノセンテッリ、ドラムにジガブー・モデリステというメンバーで創設された。メンバーは他のバンドでも共演していた。
自前の曲だけでなく、バンドはこちらの象徴的なソングライター兼プロデューサーのアラン・トゥーサンのハウスバンドとしても活躍するようになる。リー・ドーシーの「Ride Your Pony」など、他にも多くのヒットソングを演奏した。
オリジナルでも、「Cissy Strut」がR&Bチャートで4位になるなど活躍する。1969年から1970年の間に3枚のアルバムを出版し、批評家たちには高く評価されたが、セールスとしてはそこそこであった。1970年、所属していたレコードレーベル、ジョシ―・レコードが破産し、ミーターズの賃金も未払いの物が残った。同じころ、バンド内でもビジネスに係る軋轢が発生。それでもバンドとしては、アート・ネヴィルの弟、シリルを加えて1977年の解散まで何とか活動を続けた。
活動期間中、バンドとしてはポール・マッカートニー、ドクター・ジョン、ポール・サイモン、ジョー・コッカー、ラベル&ロバート・パーカーら、多くの著名なアーティストと活動している。
また、1975年ー76年にはミック・ジャガーに招かれ、ローリングストーンズ・ツアーの前座を務めた。モデリステはキース・リチャーズのツアーにも参加したが、他のメンバーもセッションへの招待が多かったという。
1989年にバンドは再結成するが、名前をたまにファンキー・ミーターズへの変更したり、メンバーを少しだけ入れ替えたりなどの調整があったようだ。変更や、全国的な成功などは無かったものの、ザ・ミーターズはファンクの歴史には金字塔を打ち立てた。
彼らの曲はパブリック・エネミー、LLクール・J、ビースティ―ボーイズ、ラン・DMCら、多くのヒップ・ホップ・アーティストがサンプリングして使用している。また、カバーも数えきれない。レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、グレイトフル・デッド、ギャラクティックやジャコ・パストリアスら、多くのアーティストに曲がカバーされている。

今回のトリビュートバンドには、オリジナルメンバーのジョージ・ポーター・ジュニア、アート・ネヴィルの息子のイアンと、アートの甥のアイヴァン・ネヴィル、さらに二人のバンド、ダンプスタファンクのメンバー、トニー・ホールやデヴィン・トラスクレアが参加する。

ビブラフォン奏者として世界に認められたマイク・ディロンだが、バラエティに富んだジャンルの曲、ブーツィー・コリンズ、ボビー・ハッチャーソンや、ジェロ・ビアフラらの曲など、様々なスタイルの曲を高いクオリティで演奏することでも知られている。もともとはクリッターズ・バギンのメンバーとして世に出たディロンは、プライマスのレス・クレイプールやリッキー・リー・ジョーンズらともツアーに出るなど、多くのグループとも共演してきた。彼自身のバンド、パンカデリックには、モンスター・ドラマーのニッキー・グラスピー(ダムスタファンク、ビヨンセバンドでも活動)、キーボード奏者のブライアン・ハースも参加している。
最近、ニューオリンズの伝説のライブハウス、ティピティーナズにてパンカデリックのライブを行ったが、スペシャルゲストとして元フィッシュボーンのノーウッド・フィッシャーと、ジェーンズ・アディクションのスティーブン・パーキンズが参加した。
ノーウッドはフィッシュボーン解散後の動向が取りざたされている。

日本発シューゲーズのベテラン、モノが5年ぶりに日本でライブを行う。このバンドはアメリカでインディーズレーベル、テンポラリー・レジデンスと契約して以来大きく成功し、世界中で100を超えるライブを行ってきた。11月20日に渋谷の0-イーストで、オーケストラ・ピトレーザと、また11月22日には大阪のヨギボー・ホーリー・マウンテンでバンドオンリーのイベントに参加する。

4月3日、イギリスのジャズ・スター、チップ・ウィッカムが最新アルバム『Cloud 10』の特装版を日本のP-ヴァインレコードからリリースする。また、彼は今年のフジロックにも参加するとスマッシュからアナウンスがあったばかりだ。ウィッカムはフルート・サックス両方を演奏するユニークなスタイルで、ユーセフ・ラティーフやファラオ・サンダーズらの「スピリチュアル・ジャズ」や、ロバート・グラスパー、京都ジャズマッシブらの影響を受けている。
以前フジロックにはUKのジャズファンクバンド、ニュー・マスターマインドのサイドマンとして参加、またロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでは同じくゴンドワナレーベルのマシュー・ハルソールと共演している。

5月24日から26日、ヘイリー・ローレンがコットンクラブでライブを行う予定だ。演目としては、4月12日にヴィクターから発売となる新アルバム『Dreams Lost and Found』からの曲がメインになると見られる。
ヘイリーはアルバムからすでに3枚のシングルをリリースしており、3枚目は英語バージョンの「上を向いて歩こう」となる(英語表記は「Sukiyaki(You Took Your Love Away From Me)」)。彼女の使用している英語歌詞は1980年にヒットしたテイスト・オブ・ハニーのバージョンだが、よりスウィングのテイストを加えたポップ・ジャズ・アレンジとなる。

7月26日から28日に開催されるフジロックのアーティスト陣の、初回発表があった。ヘッドラインとしてはドイツのエレクトロニックの伝説的ミュージシャン、クラフトワークで、YMOに大きな影響を与えたグループと言われている。他にもノルウェーのシンガーソングライター兼レズビアン・アイコンのガール・イン・レッド、イギリスのエレクトロニック・アーティスト、フローティング・ポインツ(ファラオ・サンダースや宇多田ヒカル、アイルランドのポスト・パンクバンド、フォンテーンズDCや、同じくイギリスの非常にクリエイティブなアート・ロックバンドで、BBCに昨年ライジング・スターと評された、ラスト・ディナー・パーティや、「サイケデリック・ソウル・ジャズ」ドラマーとして名高いユセフ・デイズとのコラボが有名で、スポティファイでも130万人のマンスリー・リスナーを誇っている)らが参加するという。

ジャマイカのレゲエスター、ヤードコアが8日間の日本ツアーを2月22日に恵比寿ガーデンルームでキックオフする。最新アルバムの『Reggaeland』をアメリカのインディレーベル、デリシャス・ヴァイナルからリリースしている。このアルバムにはジャー・ナインやリッチー・スパイス、リー「スクラッチ」ペリーらを含むコラボレーショントラックが多く含まれている。また、トラック「Ghetto Youths」のMVは人気になっている。

LAをベースに活躍するシンガー・ソングライターのリトル・ルナが1月11日のデビュー・ヘッドラインギグを完売した。このギグは同日に発売開始した彼女の新EP「the wildflower woman」の発売記念でもある。彼女は現在多くのツアーオファーを受けており、今春ツアーを実施すると思われる。

クリエイティブマンが3月16日・17日開催のパンク・スプリングのランナップを発表した。ヘッドラインの中には最後の来日と発表しているNOFX、解散ツアーを敢行するSum 41が含まれる。他にもUKパンクのパイオニア、ダムド、偉大なるスイシダル・テンデンシーズ、長期活動中のコミックパンクバンドのヴァンダルズ、ロサンゼルスをベースに活動するポップ・パンクバンド、ゼブラヘッドなどが日本では特に人気がある。