日本のエレクトロニック・アーティスト兼プロデューサーの aus が新譜『Everis』をイギリスのインディレーベル、ロー・レコーディングスから出版した。
このアルバムは、これ以前のausのアルバムと同様に国際的に関心を集めており、J-Wave,アメリカやイギリスではBBCなどのラジオで取り上げられている。5月26日から28日開催の、愛知県の森・道・市場フェスティバルにもボーディーズ、フジファブリック、グリム・スパンキー他と出演予定だ。
https://www.hotwirejapan.com/wp-content/uploads/2022/10/hotwire_logo.png00Hotwire Japanhttps://www.hotwirejapan.com/wp-content/uploads/2022/10/hotwire_logo.pngHotwire Japan2023-05-20 05:48:372023-05-21 20:35:49注目を集める little luna
自閉症のリサーチのためのチャリティコンサート2つが話題になっている。スティーヴン・スティルスと妻のクリステンは「Light Up the Blues」というイベントをオーガナイズ、ロサンゼルスのグリーク・シアターで開催予定だ。スティルスにはすでに成人しているが、自閉症スペクトラムの息子、ヘンリーがいる。著名な友人等のうち、ニール・ヤングも参加するが、彼は2019年以来ライブに参加するのは初めて。スティルスの二人の息子、クリスとオリヴァー、またウィリーの息子、ルーカス・ネルソンやデイヴィッド・クロスビーの息子ジェイムズ・レイモンドも演奏した。ジョー・ウォルシュも登場。
5月19日に開催されたのは、当時ロック・ライターで、現在はパティ・スミスのギタリストとして知られるレニー・ケイが作ったコンピレーションアルバム『Nuggets』の発売50周年を祝うイベントだ。参加者としては、アルバムにフィーチャーされたバンドのメンバーで、当時ラブ、ザ・チョコレート・ウォッチバンド、ザ・シーズ、ザ・リーヴスやエレクトリック・プルーンズに加え、ザ・カーズ、REM、ゴーゴーズらも参加した。
サックス奏者のスケーリックが、新アルバム『All That Syncs Must Diverge』をサウンド・サイファーの名義でリリースする。サウンド・サイファーは、スケーリックにドラマーのティム・”ハーブ”・アレクサンダー(プライマス、ア・パーフェクト・サークル、ブルー・マン・グループに参加)とやっているプロジェクトで、ティム・メイソンも「sonic manipulation」で参加する。このプロジェクトは、スケーリックとアレクサンダー両名がプライマスのチョコレート・ファクトリー・ツアーに参加していた2017年に開始した。彼らのレーベル、ロイヤル・ポテト・ファミリーは、このアルバムをキャン、クラフトヴェルク、ピーター・ガブリエルとエイフェックス・ツインの混ざったようなものだと評している。
イギリスのポスト・パンクバンド、ザ・ポップ・グループのフロントマンだったマーク・スチュワートが62歳で他界した。死因は開示されていない。
スチュワートはブリストル育ちで、地元の友人らとザ・ポップ・グループを立ち上げた。バンドはパンクのエネルギッシュさと、ジャズにも似た複雑さを併せ持ち、ファンクのベースラインやインダストリアル音楽の要素も取り入れつつ、歌詞は噛みつくような激しさでよく政治的なメッセージを発していた、非常にユニークなグループだった。デビューアルバムの『Y』は1977年にリリースされ、1980年にはセカンドアルバム『How Much Longer Do We Tolerate Mass Murder?』がラフ・トレードから出版された。
日本でもカルト的な人気があり『Idealists in Distress From Bristol』といういわゆる海賊版まで発行されている。
バンド解散後、スチュワートはダブ系統のバンド、ニュー・エイジ・ステッパーズに参加し、エイドリアン・シャーウッドのON-Uサウンドからアルバムもリリースしている。ソロ活動ではマーク・スチュワート&マフィアとして活動し、坂本龍一、マッシブ・アタック、ダグ・ウィムビッシュ、キース・レヴィン、トレント・レズナーや、プライマル・スクリームのボビー・ギレスピーら、幅広いアーティスト達とコラボレーションしていた。本当のオリジナルと言えるアーティストだった。RIP。
Aus が新譜をイギリスのインディーレーベルから出版
/ News All, ライブ, リリース日本のエレクトロニック・アーティスト兼プロデューサーの aus が新譜『Everis』をイギリスのインディレーベル、ロー・レコーディングスから出版した。
このアルバムは、これ以前のausのアルバムと同様に国際的に関心を集めており、J-Wave,アメリカやイギリスではBBCなどのラジオで取り上げられている。5月26日から28日開催の、愛知県の森・道・市場フェスティバルにもボーディーズ、フジファブリック、グリム・スパンキー他と出演予定だ。
活動家・プロデューサーのクリス・ストラックウィッツが他界
/ News All, R.I.P.著名な活動家、かつプロデューサーのクリス・ストラックウィッツが5月5日に91歳で他界した。
ドイツに生まれたストラックウィッツは、第二次世界大戦前にアメリカに逃げて来た。アメリカのルーツ・ミュージックに興味を持った彼は、1960年、サンフランシスコのベイエリアにある町、エル・セリートにアーフーリーレコードというレーベルを立ち上げる。ライトニン・ホプキンズ、アール・フッカー、マンス・リプスコムやミシシッピ・フレッド・マクドウェルら、数々のブルースやフォークのアーティストを録音。アーフーリーは他にも、ビッグ・ジョー・ターナーやローウェル・フルサムなどのR&Bの偉人のリ・イシュー盤なども手掛けている。他にもルーツミュージック、ザディコの偉人と呼ばれるクリフトン・シェニエのヒットも手掛けている。
音楽マニアからは賞賛されるこれらの音楽は、着実に売れてはいたが、少額、また売れ行きもしっかりとあったものの、動きはゆるやかだった。レーベルのを保つためには2つの手法が取られていた。ストラックウィッツは地域のバンドだったカントリー・ジョーやザ・フィッシュの録音や発行を手掛け、それが確実な利益となったこと。また、彼はローリング・ストーンズのブルーストラック「You Gotta Move」にフレッド・マクドウェルの部分権利を認めさせる ことができた。彼の膨大なコレクションを散逸させないため、2016年にはアメリカ政府の博物館兼教育組織であるスミソニアン協会がコレクションを取得したと発表した。
レコード・レーベル以外にも、ストラックウィッツはダウン・ホーム・ミュージックというレコードショップを経営。こちらはまだ営業を続けている。偉大なる音楽人、クリス・ストラックウィッツ、安らかに。
注目を集める little luna
/ News Allホットワイヤ・KKが誇る、ロサンゼルスをベースに活躍するオルト・ロックシンガー・ソングライター、リトル・ルナを紹介したい。
彼女は月と強い結びつきを感じており、そこからステージネームを取っている。強く影響を受けているのは70年代の音楽とカルチャー。よくフリートウッド・マック、スティービー・ニックス、ボン・イヴェールやジェームズ・ブレイクらを影響を受けたアーティストとして挙げている。7年以上もヨガのインストラクターをしており、瞑想にも着想を得ているそうだ。音楽を作り始めたのはわずか2年前ということだが、彼女の曲「Touch & Go」「Last Time」や、オルタナ・ロックグループのジャガー・ツインや、プラチナムセールスを誇るファイブ・セカンズ・オブ・サマーとの共演からも注目を集めている。
自閉症のためのチャリティコンサート2つが話題
/ News All, ライブ自閉症のリサーチのためのチャリティコンサート2つが話題になっている。スティーヴン・スティルスと妻のクリステンは「Light Up the Blues」というイベントをオーガナイズ、ロサンゼルスのグリーク・シアターで開催予定だ。スティルスにはすでに成人しているが、自閉症スペクトラムの息子、ヘンリーがいる。著名な友人等のうち、ニール・ヤングも参加するが、彼は2019年以来ライブに参加するのは初めて。スティルスの二人の息子、クリスとオリヴァー、またウィリーの息子、ルーカス・ネルソンやデイヴィッド・クロスビーの息子ジェイムズ・レイモンドも演奏した。ジョー・ウォルシュも登場。
5月19日に開催されたのは、当時ロック・ライターで、現在はパティ・スミスのギタリストとして知られるレニー・ケイが作ったコンピレーションアルバム『Nuggets』の発売50周年を祝うイベントだ。参加者としては、アルバムにフィーチャーされたバンドのメンバーで、当時ラブ、ザ・チョコレート・ウォッチバンド、ザ・シーズ、ザ・リーヴスやエレクトリック・プルーンズに加え、ザ・カーズ、REM、ゴーゴーズらも参加した。
韓国発アイドルNewJeansが爆発的な人気に
/ News Allビッグ・ヒット・エンターテイメント社により育成された韓国の女性アイドルグループ、ニュージーンズが2022年7月のデビュー以来、爆発的な人気を博している。「Ditto」「Hype Boy」などのヒット曲がある他、ファッション大使としても活躍しており、ディオールはへリン、グッチとアマニ・ビューティはハンニ、シャネルはミンジ、ルイ・ヴィトンとバーバリーはHyeinを起用。グループとしてもLevi’s やコカ・コーラ、LGとの契約が発表されている。メンバーは全員18歳くらいだ。
Aroe Phoenixの「Space+Space」が話題に
/ News Allカリフォルニア生まれでメキシコ育ち、メキシコ人として活動する若い黒人シンガー、アロエ・フェニックスは英語とスペイン語両方で歌う。彼女のユニークなサウンドは、エイミー・ワインハウスやポーティスヘッドと並び称される。彼女のトラック「Space + Space」は日本でもすでに話題になっている。
Mosswood Meltdown festivalがラインアップを発表
/ News Allカルト・映画製作者のジョン・ウォーターズがMCを務める、カリフォルニア州オークランドで毎年開催されるモスウッド・メルトダウン・フェスティバルが7月2日~3日のラインアップを発表。ル・ティグラ、ブラットモバイル、J.J.ファド、ESGと日本の5678他が出場の予定。
SkerikがSound Cipherとして新アルバムをリリース
/ News All, リリースサックス奏者のスケーリックが、新アルバム『All That Syncs Must Diverge』をサウンド・サイファーの名義でリリースする。サウンド・サイファーは、スケーリックにドラマーのティム・”ハーブ”・アレクサンダー(プライマス、ア・パーフェクト・サークル、ブルー・マン・グループに参加)とやっているプロジェクトで、ティム・メイソンも「sonic manipulation」で参加する。このプロジェクトは、スケーリックとアレクサンダー両名がプライマスのチョコレート・ファクトリー・ツアーに参加していた2017年に開始した。彼らのレーベル、ロイヤル・ポテト・ファミリーは、このアルバムをキャン、クラフトヴェルク、ピーター・ガブリエルとエイフェックス・ツインの混ざったようなものだと評している。
Papa Grows Funkが復活
/ News All, ライブパパ・グロウズ・ファンクが戻ってきた!オルガン奏者のジョン・”パパ”・グロスが率いる、多くに愛されたニューオリンズのファンクバンドが、日本の素晴らしいギタリストのジューン・山岸と共に帰ってくる。それぞれ別のプロジェクトで活躍していた(ジョン・ジューン共にケンケンやドラマーのニッキー・グラスピーと共に活動していたファンク・オン・ダ・テーブルも含む)ふたりだが、5年ぶりに再結成し、5月8日、ジャズフェストの期間中にティピティーナズでライブ開催の予定だ。
Pop GroupのMark Stewartが他界
/ News All, R.I.P.イギリスのポスト・パンクバンド、ザ・ポップ・グループのフロントマンだったマーク・スチュワートが62歳で他界した。死因は開示されていない。
スチュワートはブリストル育ちで、地元の友人らとザ・ポップ・グループを立ち上げた。バンドはパンクのエネルギッシュさと、ジャズにも似た複雑さを併せ持ち、ファンクのベースラインやインダストリアル音楽の要素も取り入れつつ、歌詞は噛みつくような激しさでよく政治的なメッセージを発していた、非常にユニークなグループだった。デビューアルバムの『Y』は1977年にリリースされ、1980年にはセカンドアルバム『How Much Longer Do We Tolerate Mass Murder?』がラフ・トレードから出版された。
日本でもカルト的な人気があり『Idealists in Distress From Bristol』といういわゆる海賊版まで発行されている。
バンド解散後、スチュワートはダブ系統のバンド、ニュー・エイジ・ステッパーズに参加し、エイドリアン・シャーウッドのON-Uサウンドからアルバムもリリースしている。ソロ活動ではマーク・スチュワート&マフィアとして活動し、坂本龍一、マッシブ・アタック、ダグ・ウィムビッシュ、キース・レヴィン、トレント・レズナーや、プライマル・スクリームのボビー・ギレスピーら、幅広いアーティスト達とコラボレーションしていた。本当のオリジナルと言えるアーティストだった。RIP。