ドリーム・ポップ/シューゲーザーバンドのビリンダ・ブッチャーズがアジア・ツアーを開始、日本のライブは以下の通り
12月8日―ソーコアファクトリー、大阪
12月9日―デイ・トリップ、名古屋
12月10日―下北沢スリー、東京
12月11日―世田谷エラ、東京

静かに大きな注目を集めるのは、日本のシンガー・ソングライター、青葉市子だ。彼女の硬質、鮮やかでソウルフルな曲は、日本の著名アーティストのコーネリアス、坂本龍一、細野晴臣らのみならず、国際的なアーティスト、テイラー・デュプリーやマック・デマルコらをひきつけ、コラボレーションを実現させている。
今年の前半、ロンドンでライブアルバムを収録。その後も国際的な興味が高まり、今月はヒップスター・音楽サイトのピッチフォークがスポンサーのフェスティバル、ロンドンとパリに彼女を招致。スペインで予定されている5回のコンサートは事前に全部ソールドアウトとなった。スポティファイでも彼女の月間リスナーは100万を超え、トラック「Asleep Among Endives」は2千万ストリームに迫る勢いとなっている。

オルガン奏者で、パパ・グロウズ・ファンクの著名人、ジョン・グロスがこのところ、ニューオリンズのアイコンであるドクター・ジョンのトリビュート・ライブ『Papa Playes the Nite Tripper』を各地で行っている。
11月18日にはニューオリンズで一番有名なティピティーナズを会場にライブを行う予定だ。

サンフランシスコをベースに活躍する謎めいたドリーム・ポップバンド、ビリンダ・ブッチャーズが12月8日から11日、来日して大阪、名古屋、東京でライブを行う。2018年に大いに成功したアジア・ツアーを行ったバンドは、それ以降2020年のライブ・アルバム『Night and Blur』『Live at Home』やそのフォローアップEP『Night and Blur B-sides』まで完全に沈黙していた。バンドのメイン・ボーカル、元名マイケル・パルマ―は、このところ、マイケル・マーティン、またはマイケル・ケプスキーという名前も謎に使用している。

Dome’23が10月8日、代官山ユニットで開催された。ボアダムズ・フェイムのアイ、ワールズ・エンド・ガールフレンド、AUS、BBBBBBB、サイケアウツ・ゴーストやポーランド系アメリカ人のエレクトロニック・ミュージシャン、「Boku Mo Wakaran」というアルバムでデビューしたボグダン・ラチンスキーなど、オルタナティブ系の素晴らしいミュージシャンがラインナップを飾った。エイフェックス・ツインのレーベル、リフレックス・レコードが情報発信など支援をしている。

ロサンゼルスをベースに活動するシンガー・ソングライターのリトル・ルナが、新譜を発表。おそらく彼女のベストシングルと思われる『Wildflower Woman』だ。その数日後には、急にスティーブ・ミラーの前座を務めることが発表され、ロスのユーチューブ・シアター(5000人収容)にてライブを行う。また、彼女の曲がTVや映画に使われたことから急激にファン数を増やしており、デビューシングルの「Last Time」は10万ダウンロードを超えている。

ジャズ・ファンク・サックス奏者のカール・デンソンがまた驚くべきことを成し遂げた。
デンソンが最初に世に出たのは、レニー・クラヴィッツ・バンドでの演奏で、その後ジャズ・ファンクバンドのグレイボーイ・オールスターズの共同創立者となる。また、ジャズの偉人と呼ばれるジャック・ディジョネットやゴスペルシンガーのブラインド・ボーイズ・オブ・アラバマ、偉大なロッカー、スティーヴ・ウィンウッドやオールマン・ブラザーズらと共演、サンディエゴの友人スライトリー・ストゥーピッドとはツアーにも出ている。ジャズファンであれば、2001年にブルーノートから出版された彼の名盤で、日本でもツアーをした『Dance Lesson No.2』をご存知だろう。他にも、彼はローリング・ストーンズのカバーに特化したプロジェクトバンドの立ち上げなども行っている。2014年、ローリング・ストーンズが長期に渡るコラボレーターだったサックス奏者のボビー・キーズが病死した際、全ての曲を知っていたデンソンに声がかかった。最近、彼はビースティ・ボーイズのトリビュートに別のプロジェクトバンドを立ち上げ、今年中にライブを行うという。メンバーにはスライトリー・ストゥーピッドのメンバーも参加しているそうだ。

ジャズ・ファンク・ギタリストのエリック・”クラズ”・クラズノがいつも通り超多忙だ。昨年、非常に好評を博したソロアルバム『Always』をリリースしたばかりだが、今年は自分の名前を冠した『King Canyon』を、プロデューサー/マルチ・インストゥルメンタリストのオーティス・マクドナルド(Alwaysアルバムにも参加)と制作、他にもギャラクティックのマイティ―なドラマー、スタントン・ムーアとクラズノ/ムーア・プロジェクト『Book of Queens』、ゲストにはブランフォード・マルサリス、ロバート・ランドルフや、コーリー・ハートが参加している。クラズは9月にフェスにも参加する予定。これはキング・キャニオン、クラズノ/ムーア・プロジェクト両方で出演の予定だ。

イギリスのジャズ・サックス、フルート奏者のチップ・ウィッカムが4曲EP『Love & Life』を8月25日、ゴンドワナ・レコードから発売した。発売前からスポティファイで試聴可能だったタイトルトラックは素晴らしい。ウィッカムは定評のあるアルバム『Cloud 10』で世界中にファンを獲得、日本でもニュー・マスターサウンズのサイドマンとして演奏している。
ウィッカムは9月21日にロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでトランペット奏者のマシュー・ハルソールと共演予定だ。

ウクレレのスーパースター、ジェイク・シマブクロが、9月6日に日本で新アルバム『Grateful』を世界に先駆けて発売する予定だ。このアルバムにはハワイアン音楽のビッグネーム、ジョン・クルーズ、ブラザー・のーランド、ハーブ・オータ・ジュニア、ジョン・フィアリー、マーク・ヤマナカやヘンリー・カポノ(クリストファー・クロスのヒット曲「Sailin’」のカバーをリードトラックにしている)らとのコラボも含まれる。ジェイクは8月16日にマウイ・フード・バンクのためのチャリティコンサートも開催。カポノも同じくマウイの悲惨な火災の被災者をサポートするために活動をしている。