パパ・グロウズ・ファンクが戻ってきた!オルガン奏者のジョン・”パパ”・グロスが率いる、多くに愛されたニューオリンズのファンクバンドが、日本の素晴らしいギタリストのジューン・山岸と共に帰ってくる。それぞれ別のプロジェクトで活躍していた(ジョン・ジューン共にケンケンやドラマーのニッキー・グラスピーと共に活動していたファンク・オン・ダ・テーブルも含む)ふたりだが、5年ぶりに再結成し、5月8日、ジャズフェストの期間中にティピティーナズでライブ開催の予定だ。
スーパー・サックス・マンと評されるスケーリックがいつもに増して多忙だ。ニューオリンズのジャズフェスト(ジョン・メデスキ、アダム・ダイチ、ウィル・ブレイズも参加)での複数のギグをこなしたばかりではあるが、インストバンドのトゥルー・ラブ(タワー・オブ・パワーのファンが結成、要チェックバンドだ)と西海岸ツアーを敢行中。
4月にはブラジルのパーカッション・マスター、サイロ・バプティスタ(ジョン・ゾーンやハービー・ハンコック、ポール・サイモン、スティングを含む多くのアーティストと共演・レコーディングをしている)も参加するアメンドラvs.ブレイズのツアーに参加。
4月21日にはプロジェクトバンド、サウンド・パイパー(プライムスのティム・アレクサンダーと)がアルバム『All That Syncs Must Diverge』をリリースする。
5月には、マイク・ディロン、レス・クレイプールとフィアレス・フライング・フロッグ・ブリゲードを再結成、新ギタリストとしてショーン・レノンも参加予定。このバンドでは全米で40日程をこなす予定で、そのうちのいくつかはフィッシュボーンが前座で参加する。
エリック・クラプトンが、ジェフ・ベックのトリビュート・イベントを、5月22日、23日に開催すると発表した。コンサートの参加者としては、クラプトン本人に加え、ロッド・スチュワート、ジョニー・デップらが名を連ねる。他にも参加する可能性があるとして、ビリー・ギボンズ、ゲーリー・クラークJr.、イメルダ・メイ、デレック・トラックスやジョン・マクラフリンらの名前も挙がっている。
大阪の強力なガールズ・バンド、少年ナイフが40周年を新譜『Our Best Place』をリリース、ヨーロッパで31日間のツアーを行う。多くのライブはすでに売り切れているそうだ。今年後半にはアメリカツアーも企画されている。
オールスター・ファンクバンドのスケアリー・ポケッツが、アメリカからヨーロッパに向けて、3月20日、長期ツアーを開始する。多くのライブのチケットはすでに売り切れているらしい。ロサンゼルスをベースに活躍するバンドはライアン・ラーマンとジャック・コンテの創造物で、二人以外のサイドメンバーは常に入れ替わるという形態をとっている。ラーマンは20代をベン・フォールズとのツアー、その後はマイケル・ブーブレや音楽ディレクターのジョン・レジェンドと過ごした。ジャック・コンテは作曲、映画製作、DJなど様々な職業を経験している。バンドの初期にはナールズ・バークレイの「Crazy」やニルヴァーナの「Come As You Are」、ビリー・アイリッシュの「Happier Than. Ever」、ハリー・スタイルズの「As It Was」などカバー曲のファンクアレンジを演奏していた。彼らの人気はユーチューブから上がっていく。今回のツアーバンドには、スーパー・ベーシストで最近ニック・キャンベル・デストロイズ・プロジェクトで成功を収めたニック・キャンベルが参加、ヴァルフペックのテオ・カッツマンとのコラボレーションで作った「Sunday」も演奏するという。
イギリスのバンド、レディトロンが新譜『Time’s Arrow』のツアーを今年開催することを発表した。
3月にはイギリスで、5月に北米の西海岸でのツアーを予定しているが、いくつかの日程はすでに完売しているという。夏のフェスティバル参加予定などはもうすぐ発表の予定。女性フロントの4ピースバンドがリバプールで結成されたのは1999年で、以来順調に成長。メジャー・レーベルでのリリースや、クリスティーナ・アギレラ、ギャング・オブ・フォー、ナイン・インチ・ネイルズ、ブロンディら大御所とのコラボでも成功を収めている。しかし、2011年にアルバム『Gravity the Seducer』をリリースすると、バンドは休止状態に入り、メンバーはそれぞれサウンドトラックや写真などを含む別々のプロジェクトで活動。2019年に『Ladytron』をリリース、2021年はツアー中に新型コロナで中止となったが、彼らの初期の曲「Seventeen」がティックトックで一大センセーションとなり、大きなリバイバルとなった。この曲の歌詞はモデルや芸能界のことを「彼らは17歳の私にしか興味がない、21になったらお楽しみは終わり」という歌詞がある。これがKポップやインスタグラム時代の若者に響いたのか、現在この曲はスポティファイで4千万回の再生数を誇っている。
プライマスのメインマンを務めるレス・クレイプールが、サイドプロジェクトのバンド、フィアレス・フライング・フロッグとツアーを開始する。このバンドにはギターにショーン・レノン、サックスに昔からの仲間のスケーリック、パーカッションにマイク・ディロンが参加している。ライブでは、ピンクフロイドのアルバム『Animals』をフルバージョンで演奏するという。ツアー中は、ジェリー・ハリソンとエイドリアン・ブリューやフィッシュボーンなど、多くの前座バンドと組む予定。
90年代を代表するオルタナ・ロックバンド、ペイヴメントが再再結成し、2月15日と16日は東京ドームシティホール、18日には大阪難波ハッチでライブ開催する。
このバンドは1989年にカリフォルニア州ストックトンで結成、アメリカのインディレーベル、マタドール・レコードで成功し、大きなレーベルからのオファーがありながらもインディーズで活動を続けた。1999年から2010年の間解散時期にはシンガー兼ギタリストのスティーブン・マルクマスはソロでもそこそこの成功をおさめた。2011年に再結成してツアーを周ったが、その後また解散。2019年にも再結成すると発表したが、新型コロナウイルスのせいで少しだけライブをした後は活動が止まっていた。
シンガー・ソングライターで、パニック・アット・ザ・ディスコ!、ライアン・アダムス、レイチェル・ヤマガタ、マンディ・ムーア、ジェニー・ルイス、ヴォルフペックやシャニア・トウェインをはじめとした多くのシンガーに楽曲を提供しているマイク・ヴィオラが、無料ライブをロサンゼルスで、「Mike Viola and Everybody Else」というタイトルで開催している。1月20日のライブはオンラインライブとしても発表し、ユーチューブで見ることもできる。このライブはリハーサル無しの楽しいイベントであることが多い。最近やっていたヴォルフペックのテオ・カズマンがドラム、ファンクバンドのスケアリー・ポケッツのジェイコブ・ジェフリーズも参加した。2月には、マイクのヨーロッパツアーが予定されていて、日本にも2024年の春に来るかもしれない、とあやふやだったがコメントがあった。日本では、2020年に日本オンリーのベスト盤がソニーからリリースされている。
ニューオリンズのマスター・ファンクバンド、パパ・グロウス・ファンクが5月8日、ニューオリンズの著名なライブハウス、ティピティーナズで再結成ライブを行うと発表した。
バンドのリーダーはハモンドB3オルガン奏者のジョン・”パパ”・グロウ(現在はソロ活動や、ビル・ペインとリトル・フィーとのキーボードを務めたり、ドゥービー・ブラザーズと一緒に活動もしている)、メンバーにギターのジューン山岸(山岸潤史、70年代に日本のウェスト・ロード・ブルース・バンドで活躍)、元ギャラクティックのサックス奏者ジェイソン・ミングルドルフ。パパ・グロウズ・ファンクは日本でもファンが多い。フジロックではチャーと共演、グロウと山岸は他にもファンク・オン・ダ・テーブルのメンバーとしても日本で演奏、ライズのベーシスト、ケンケンと元ビヨンセのドラマーだったニッキー・グラスピーが共演した。