中国政府、若者文化の統制開始の半面、世界のエンタメ業界に影響強める

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中国政府がこのところ、若者文化の統制に乗り出している。子供たちのオンラインゲーム可能時間を週に3時間と定め、「アメリカン・アイドル」スタイルのタレント発掘番組を中止させ、ラップの歌詞を検閲し、化粧やイヤリングを付け、ブランド物を持ってタトゥーなどを施す女性的な男子を批判。韓流アイドルのBTSはSNSでの発信を60日間禁止され、ブラックピンクやEXOらも30日禁止を言い渡されている。また、中国政府はK-ポップファンの22のSNSアカウントを「不合理なアイドル追っかけ行動だから」と、一時凍結した。これは、中国が自国外で行っている経済活動と大きく違う。中国企業のバイトダンスは海外で大人気のTikTokを運営したり(こちらは中国ではアプリが手に入らないが、世界では10億人のユーザーがいる)中国企業のテンセントは世界最大のレコードレーベルであるユニバーサル・ミュージック・グループの株式を20%、またスポティファイの株式を7.5%保有している(さらにユニバーサルはスポティファイの株式の推測3.5%を保有している)。