Pop GroupのMark Stewartが他界

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イギリスのポスト・パンクバンド、ザ・ポップ・グループのフロントマンだったマーク・スチュワートが62歳で他界した。死因は開示されていない。
スチュワートはブリストル育ちで、地元の友人らとザ・ポップ・グループを立ち上げた。バンドはパンクのエネルギッシュさと、ジャズにも似た複雑さを併せ持ち、ファンクのベースラインやインダストリアル音楽の要素も取り入れつつ、歌詞は噛みつくような激しさでよく政治的なメッセージを発していた、非常にユニークなグループだった。デビューアルバムの『Y』は1977年にリリースされ、1980年にはセカンドアルバム『How Much Longer Do We Tolerate Mass Murder?』がラフ・トレードから出版された。
日本でもカルト的な人気があり『Idealists in Distress From Bristol』といういわゆる海賊版まで発行されている。
バンド解散後、スチュワートはダブ系統のバンド、ニュー・エイジ・ステッパーズに参加し、エイドリアン・シャーウッドのON-Uサウンドからアルバムもリリースしている。ソロ活動ではマーク・スチュワート&マフィアとして活動し、坂本龍一、マッシブ・アタック、ダグ・ウィムビッシュ、キース・レヴィン、トレント・レズナーや、プライマル・スクリームのボビー・ギレスピーら、幅広いアーティスト達とコラボレーションしていた。本当のオリジナルと言えるアーティストだった。RIP。