東京をベースに活動しているDJ・ポッドキャスター・ジャーナリストのジェームズ・キャッチポールと彼のジャズ友であるDJ大塚広子が、キックスターターでファンドレイジングを始めた。映画業界で働いていたオーナーの吉田氏が1970年代に開店したジャズ喫茶「映画館」を購入するためだ。このバーでは素晴らしいサウンドシステムで2500枚ほどのコレクションが楽しめるが、設備のアップグレードが必要となっている。
ご興味のある方は、ぜひキックスターターの該当ページをチェックしてみてほしい。

https://www.kickstarter.com/projects/eigakanproject/eigakan-jazz-kissa-project?ref=nav_search&result=project&term=Eigakan

米国議員らが大人気アプリTikTokの売却を、オーナーのバイトダンスに迫る法案を議会で承認し、議論を呼んでいる。
米議員らが問題視しているのは、この会社が中国共産党の管理下にあり、米国ユーザーのデータを収集したり、共産党に都合の良いプロパガンダを優先的に広めるためのアルゴリズムを加えることが可能という点だ。現在すでに軍関係者の多くはTikTokの使用を禁止されている。
音楽業界でも、現在TikTokが最も影響力の強いメディアであるため、これは大きな話題となっている。
現在TikTokが売却された場合購入の意思を示しているのは、極右であるトランプ支持者のみである。

英国のサックス・フルート奏者兼作曲家のチップ・ウィッカムが最新アルバム『Cloud 10』(日本版は拡大バージョン)がP-Vineより4月2日日本でリリースされる。ウィッカムののんびりとしたオルタナ・ジャズは、ファラオ・サンダースやユーセフ・ラティーフらのスピリチュアル・ジャズスタイルを彷彿とさせつつ、京都ジャズマッシブやロバート・グラスパーを思わせる趣味の良いグルーヴも感じさせてくれる。
ウィッカムはスペイン・UK・中東それぞれに活動のベースがあり、UKではオルタナ・ジャズのセンセーションと呼ばれたゴーゴーペンギンの所属するゴンドワナレーベルからリリースする。
彼のファンは多く、現在スポティファイでは月に10万を超えるリスナーを獲得している。

全てのロック・ミュージックファンは、自らを「ロックンロールの立役者」と呼ぶ新しいリトル・リチャードのドキュメンタリー映画『Little Richard: I Am Everything』によって勇気付けられるだろう。熱狂的で、複雑で、奇抜で、素晴らしい、パン・セクシュアルなシンガー兼ピアニスト兼作曲家は、このジャンルの確立に多大な貢献をしていることがわかる。リチャードは14歳にしてプロの音楽家となり、ルイス・ジョーダンの曲をドラアグ、またはヴォードヴィルのショーで演奏した。1955年、まだバスの集合停留所で皿洗いをしている際に「Tutti Frutti」という曲がヒットした。これは、彼が書いたゾッとすると同時にユーモアに溢れた曲の洗練されたバージョンだった。この曲から続けて「Long Tall Sally」「The Girl Can’t Help It」「Lucille」など連続でヒットをとばす。彼のパワフルで鮮やかな性格も人気を後押しし、多くの曲がロックのスタンダードとなった。

2009年のアルバム『Hot Corner』が日本でも大きな成功を収めたフィンランドのオールスターバンド、ファイブ・コーナーズ・クインテットを覚えているジャズファンは多いだろう。このバンドが2010年5月に来日した際、東京ブルーノートでの3夜ライブは完売したものだった。そのプロジェクトバンドの成功の後、サックス奏者のティモ・ラッシーは数々のソロアルバムを発売、またアメリカのシンガー兼ギタリストのホセ・ジェイムズやイタリアのアシッドジャズ・スターの二コラ・コンテなどともコラボした。著名なセッション・マンであるトランペット奏者、ユッカ・エスコラは200以上のアルバムに参加、日本のSunaga Tを含む多くの国際的なアーティストとコラボレーションしている。この二人が今回再会し、2月23日にアルバム『Nordic Stew』をリリースする。このアルバムはニューオリンズでレコーディングされ、サイドにローカルミュージシャンのハーリン・ライリー(ドラム)、カーク・ジョセフ(スーザフォン)、デルフィーヨ・マルサリス(トロンボーン)らも参加している。

7月26日から28日に開催されるフジロックのアーティスト陣の、初回発表があった。ヘッドラインとしてはドイツのエレクトロニックの伝説的ミュージシャン、クラフトワークで、YMOに大きな影響を与えたグループと言われている。他にもノルウェーのシンガーソングライター兼レズビアン・アイコンのガール・イン・レッド、イギリスのエレクトロニック・アーティスト、フローティング・ポインツ(ファラオ・サンダースや宇多田ヒカル、アイルランドのポスト・パンクバンド、フォンテーンズDCや、同じくイギリスの非常にクリエイティブなアート・ロックバンドで、BBCに昨年ライジング・スターと評された、ラスト・ディナー・パーティや、「サイケデリック・ソウル・ジャズ」ドラマーとして名高いユセフ・デイズとのコラボが有名で、スポティファイでも130万人のマンスリー・リスナーを誇っている)らが参加するという。

日本でもテイラー・スウィフトの東京ドームライブは大いに話題だったが、アメリカは彼女に完全に夢中だ。テイラーのドーム最終日程は2月10日で、アメリカ最大のテレビイベント、スーパーボウルは2月11日だった。今年のスーパーボウルでは、テイラーのボーイフレンドで、カンザス・シティ・チーフスのプレイヤー、トラヴィス・ケルシーが出場していた。テイラーは彼の最近の試合には必ず出席し、メディアにも大きく取り上げられており、今回も東京のコンサート直後にプライベートジェットに飛び乗りスーパーボウルに参加。
テイラースウィフトはアメリカで最も人気のエンターテイナーとなっているが、ドナルド・トランプ(マンゴ・ムッソリーニとあだ名されている)など一部ではそれに対して不安を持つ人々もいる。今年タイム誌がテイラーを「Person of the Year(今年の人)」に選出した際、自分を差し置いてテイラーを選出したタイム誌に対して激怒したという。また、トランプは、ツイッター(現X)でテイラーの方が1000万人以上多いフォロワーがいるにも関わらず、自分の方が人気があると主張しているという。トランプにとって更に悪いことに、テイラーはバイデンを大統領として推すであろうと思われている。このため、トランプのサポーターは、彼女に対しての攻撃(バイデンがスーパーボウルを操作してチーフスが勝つようにした、テイラーは黒魔術を使う、彼女は実は国防省が開発した精神兵器だ、などの)陰謀論も飛び出し、AIを使ったポルノを作るなどのひどい有様で、それらを使って彼女に対してバイデンを推薦しないよう脅迫もしているという。

ジャズシンガーのヘイリー・ロレンがヴィクターから新アルバム『Dreams Lost and Found』を4月12日にリリース予定だ。アルバムから2つのトラックはシングルリリース済みで、最新のものはモーズ・アリソンの「Stop This World」だった。次のリリースは「上を向いて歩こう」の素晴らしい英語訳版の予定だ。また、今年後半に来日するとの噂がある。

ジャマイカのレゲエスター、ヤードコアが8日間の日本ツアーを2月22日に恵比寿ガーデンルームでキックオフする。最新アルバムの『Reggaeland』をアメリカのインディレーベル、デリシャス・ヴァイナルからリリースしている。このアルバムにはジャー・ナインやリッチー・スパイス、リー「スクラッチ」ペリーらを含むコラボレーショントラックが多く含まれている。また、トラック「Ghetto Youths」のMVは人気になっている。

ヘイリー・ロレンが4月12日、ビクターから新譜『Dreams Lost and Found』を数年ぶりにリリースする。
12月にジャズ・スタンダードのバージョンで「For All We Know」(ビリー・ホリディやロバート・フランク&ドニー・ハサウェイ他にもポピュラーバージョンのカバーをしている)、またセカンドで偉大なるモーゼ・アリソン作曲の「Stop This World」そリリース。3つ目のシングルを3月15日に、坂本九の大ヒット曲「上を向いて歩こう」の英語バージョンをリリース予定。2月10日にはニューヨークのリンカーンセンターデビューを飾った。年内の来日を期待している。