ベーシスト/作曲家のアダム・ドーンが、モーシャン・ワーカー名義の新作アルバム『モーシャン・ワーカー』を8月18日にリリースした。通算7枚目のスタジオ・アルバムとなる今作は、いつもの彼らしいスウィングやレトロなテイストがつまったファンキーなサウンドに仕上がっている。グラミー賞受賞歴を持つプロデューサーのジョエル・ドーン(ロベルタ・フラック、ネヴィル・ブラザーズ、ラサーン・ローランド・カーク)の息子であるドーンは15歳から3年間、偉大なジャズ・ミュージシャンのマーカス・ミラーの元でインターンとして働いていた。これまでにアメリカやヨーロッパで精力的にツアーをしてきたドーンだが、最近ではあまりライブ活動を行なっていない。その一方で、映画『プラダを着た悪魔』の挿入曲「トレス・トレス・シック」をはじめ、映画やテレビに多数の楽曲を提供している。日本では、日本企画盤『イッツ・プロナウンスド・モーション』をリリースするなど、ヴィレッジヴァンガードを通して人気に火がついた。新作には、スウィート・ピー・アトキンソンが1曲にフィーチャーされている他、英雄的ベーシストのマーカス・ミラー、パーカッショニストのジェームズ・エムトゥーメ、ラルフ・マクドナルドらがゲスト参加している。