偉人Pharoah Sandersの曲が再注目

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2022年に81歳で他界したサックス・プレイヤーの偉人、ファラオ・サンダーズの曲らが再注目されている。
近年のスピリチュアル・ジャズの流行により、サンダーズ、ジョンとアリス・コルトレーン、ロニー・リストン・スミス、ドン・チェリー、ユーセフ・ラティーフ等によるルーツが再注目されているのだ。
サンダーズは、この中でも特に日本とのつながりが深い。1966年には、未だに非常に高く評価されている17のライブをコルトレーンと日本で行っている。最も人気のあるレコーディングは1967年の『Tauhid』だが、この中には瞑想的な「ジャパン」というタイトルのナンバーが、「アッパー・エジプト」と共に収録されており、この辺りはロックバンドのMC5がコピーしている。また、1969年の『Karma』には32分の曲「The Creator Has a Master Plan」(ジャズミュージシャンだけでなく、サンタナやキング・クリムゾンのようなジャズに関係ないミュージシャンにもカバーされている)など。1998年には、「カズコ」というタイトルの美しい曲を録音している。
サンダースは多くの国際的なアーティスト等とのコラボレーションをしているが、その中に2003年には日本のバンド、スリープ・ウォーカーとトラック「The Voyage」を録音している。
近年、多くの若いジャズミュージシャンが、影響を受けたアーティストとしてサンダーズの名前を挙げるが、その中にカマシ・ワシントンやチップ・ウィッカム(今年フジロックに参加の予定)がいる。また、フジロックに今年参加するイギリスのアーティスト、フローティング・ポインツは2021年に大人気を博したアルバム『Promises』をファラオ・サンダーズと録音している。