名プロデューサーのテッド・マセロ他界

  /  ,

多大な尊敬を集めるレコード・プロデューサーのテッド・マセロが享年82歳で他界した。元々サックス奏者だったマセロは、ジュリアード音楽院を卒業後まも なくチャールズ・ミンガスやテディ・チャールズらと音楽活動を始める。その後はコロムビアのお抱えプロデューサーとして、J.J.ジョンソン、デイヴ・ブ ルベック、セロニアス・モンク、そしてブロードウェイ・メンバーでレコーディングされたアルバム『コーラス・ライン』のレコーディングを手がける。 1975年にコロムビアを去ってからは、ロバート・パーマー、ラウンジ・リザーズ、DJロジックなど広範囲に渡るアーティスト達と活動を行う。その中でも 彼の代表作と言えるのが、レコーディング、編集、プロデュースを手がけたジャズの巨匠マイルズ・デイヴィスの名作『ボッチズ・ブリュー』と『イン・サイレ ント・ウェイ』だ。